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三十路女との出会い。〜獣族???version〜2
見た目はごく普通の顔立ちだった。
俺を見下ろし、戻る途中に面倒事に巻き込まれ、その際に付いた相手の血をケガと間違えて心配そうな顔をしている。
ほっといてくれ、この病が移るかもしれない。そんな気持ちで威嚇したが、抱き上げようとしたので、無意識に彼女の手に牙をたてていた。
身体が、、、病が原因で理性を保つのがやっとだ、、、
しかし、口の中に彼女の血液が流れて込んできた瞬間。
全身にくまなく、温かい熱を感じた。隅々まで広がった熱は徐々に身体の中の悪いものを包み込むようにして最後には爽快感が全身を支配した。
これは、、、、
頭の中が温かい熱の事でいっぱいで、いつの間にか自分が風呂に入れられている事に気が付いたのは、後ろ脚を持たれている時だった。
生まれて初めて、羞恥心というものを感じた。
それから、風呂に入りスッキリしたのと、あの温かい熱のおかげで怠さも無くなり、旅の疲れが出てきた。自然に彼女の温もりを求めて足下にもたれ掛かった。
優しい声でベッドに抱き上げられ、
優しい声でねぎらいの声をかけられ、
優しい口付けが額に降ってきた。
普段なら、あり得ない事ばかりなのに、、、
温もりが気持ちよすぎて、たまらない。




