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【連載完結】それ、あなた達の勘違いです  作者: 逆立ちハムスター


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6/7

主君の傷薬と、初めての収穫

アイゼングラード城へ帰る馬車の中で、私はいつの間にか深い眠りに落ちていたらしい。

ガタガタという車輪の音が不意に止まり、ふっと体が浮遊するような感覚に目を覚ました。


「……ん……あれ?」


重い瞼を開けると、すぐ目の前に、見慣れた黒衣ではなく、上質な銀糸の刺繍が施された軍服の胸元があった。

ふわりと香る、冷たい雪と、清潔な石鹸の匂い。


「目が覚めたか、セレスティア」

「えっ……!? へ、辺境伯様!?」


驚いて顔を上げると、私を両腕で抱き上げているルキウス様と至近距離で視線がぶつかった。

城の中庭に到着した馬車から、私を下ろしてくれようとしていたらしい。慌てて周囲を見回すと、馬車の傍らでギルが「俺は起こそうとしたんだが、閣下がそのまま寝かせておけと」と、どこか呆れたような顔で肩をすくめていた。


「も、申し訳ありません! 私、いつの間にか寝入ってしまって……! すぐに下ります!」

「暴れるな。怪我をするぞ」


私がジタバタと身をよじると、ルキウス様は逆に腕の力を強め、私をしっかりと抱え直した。


「それに、その泥だらけの靴で城の大理石を歩くつもりか? 疲労困憊の君を歩かせるほど、私は悪魔ではないつもりだが」

「ですが、私の服も泥だらけで……辺境伯様の立派なお召し物が汚れてしまいます!」


私のネイビーブルーのドレスは、第十三開拓村の畑で文字通り泥にまみれ、所々白っぽい木灰の汚れまでこびりついている。ルキウス様の黒を基調とした軍服に、その泥がべったりと移ってしまっていた。


「服など、洗えば済むことだ。それよりも、君が我が領地に蒔いてくれた希望の種の方が、何万倍も価値がある」


ルキウス様は全く気にする素振りも見せず、私を抱え上げたまま、城の廊下を大股で歩き始めた。

すれ違う騎士や使用人たちが、目を見開いて立ち止まり、慌てて道を開けて最敬礼をしていく。無理もない。冷酷無比と噂される北の辺境伯が、泥だらけの小娘を大事そうに抱き抱えて歩いているのだから。

恥ずかしさで顔から火が出そうになり、私はルキウス様の胸元に顔を埋めるようにして小さく縮こまった。


「ギルから大体の報告は聞いた。自ら畑に入り、あの重い鍬を振るったそうだな」

「は、はい……。言葉で説明するより、実際にやって見せた方が早いと思いまして」

「……君は、本当に王都の温室で育った『聖女』なのか? 歴戦の農夫も顔負けの行動力だと、あのギルが感心していたぞ」


ルキウス様の胸の奥で、低い笑い声が響いた。その心地よい振動が私にまで伝わってきて、胸の奥がキュッと締め付けられる。


「私なんて、まだまだです。ギルさんの人間離れした耕作スピードがなければ、日が暮れるまでに終わりませんでしたから」

「ふっ、我が軍最強の暗殺者に畑を耕させたのか。それは見物だったな」


和やかな会話を交わしながら、ルキウス様は私を自室の前まで送り届けてくれた。

部屋の前には、お湯の入った桶とタオルを持ったニナが待機していた。


「今日はゆっくり休むといい。詳しい報告は明日、君の疲れが取れてから聞こう」

「はい。ありがとうございます、ルキウス様」


そっと床に下ろされ、私が深く頭を下げると、彼は私の泥だらけの頭を、大きな手でポンポンと優しく二度、撫でた。

ただそれだけの労い。なのに、その温もりがひどく嬉しくて、私はドアが閉まるまで彼の手の感触を反芻していた。


────


「セレスティア様、お疲れ様でした! さあ、すぐにお風呂に入りましょう。お湯が冷めないうちに!」


部屋に入るなり、ニナが甲斐甲斐しく世話を焼いてくれた。

領主の城とはいえ、各部屋に専用の浴室があるわけではない。しかし、ニナは私のために、大きな金属製のたらいにたっぷりとお湯を張り、香り高い薬草を浮かべてくれていた。


泥だらけのドレスを脱ぎ、温かいお湯に身を沈める。

「はぁ〜……」

思わず、だらしない声が漏れてしまった。

お湯の熱が、酷使した筋肉の強張りをゆっくりと解きほぐしていく。王都の地下牢で凍えていた時のことを思えば、ここはまるで天国だ。


ニナが石鹸を泡立て、私の背中や髪を丁寧に洗ってくれる。

「村の方々も、大層驚かれたでしょう? セレスティア様が自ら泥に飛び込むなんて」

「ふふ、最初は呆れられていたわ。でも、最後はみんな笑顔になってくれたの。それが一番嬉しかった」

「セレスティア様は、本当に不思議な方ですね。王都の貴族様は、泥なんて汚いと忌み嫌うものだとばかり思っておりました」


「泥は、命を育むゆりかごよ。少しも汚いなんて思わないわ」


綺麗に洗い流され、ふかふかのタオルで体を拭いてもらう。

用意されていたのは、真っ白な綿のナイトガウンだった。肌触りが良く、とても温かい。

髪を乾かし終えると、ニナは「ゆっくりお休みくださいませ」と一礼して退出していった。


ベッドに潜り込もうとしたが、不思議と目は冴えていた。

体の疲労とは裏腹に、心が妙に高揚しているのだ。村人たちの笑顔、土の匂い、そして、私を抱き上げてくれたルキウス様の温もりが、頭の中で何度も再生される。


「少し、お水を飲もうかな……」


私はベッドから抜け出し、ナイトガウンの上に毛糸のショールを羽織って、そっと部屋を出た。

城の廊下は静まり返り、壁の魔石灯だけが淡い光を放っている。厨房へ向かおうと廊下を歩いていると、ふと、中庭に面した広いバルコニーの扉が開いているのに気がついた。


冷たい夜風が入り込んでいる。誰かいるのだろうか?

そっと覗き込むと、月明かりの下、バルコニーの手すりに寄りかかる大きな背中が見えた。

ルキウス様だった。


彼は軍服の上着を脱ぎ、白いシャツ姿で、夜空を見上げながら片手でワイングラスを揺らしていた。その横顔は、昼間の力強い領主の顔とは違い、どこか物憂げで、深い孤独を湛えているように見えた。


立ち去るべきか迷ったが、私のわずかな衣擦れの音に気づいた彼が振り返った。


「セレスティアか。どうした、眠れないのか」

「あ……はい。少し喉が渇いてしまって。ルキウス様こそ、こんな夜更けに……寒くありませんか?」

「北の夜風は、頭を冷やすのにちょうどいい。……君も、少し風に当たるか?」


彼が手招きする。私は誘われるままにバルコニーへ出た。

アイゼングラードの冷たい空気が頬を撫でる。眼下には、静まり返った街の灯りが、まるで星屑のようにポツポツと瞬いていた。


「美しい街ですね」

私が呟くと、ルキウス様はグラスを小さく傾けた。


「……そう見えるか? 私は時折、自分がこの街を、領民たちを雪の牢獄に閉じ込めているだけなのではないかと不安になることがある」

「牢獄、ですか?」

「そうだ。ここはオルディス王国の最前線。王都の連中は、我々を『北の野蛮人』と嘲笑いながら、魔獣の防波堤として使い捨てにしている。冬になれば雪に閉ざされ、食糧は常に不足し、魔獣の脅威に怯える日々。私は領主として、彼らに血を流せと命じ続けている。それが正しいことなのか、時折分からなくなるのだ」


彼の吐露に、私は胸が痛んだ。

これほどまでに強く、気高い人が、誰にも見せない重圧に一人で耐えていたのだ。彼が常に厳しい顔をしているのは、領民の命という重すぎる責任を両肩に背負っているからだ。


「ルキウス様」

私は一歩、彼に近づいた。


「王都の神殿は、金と大理石で飾られた壮麗な場所でした。でも、そこにいる人々は皆、自分の保身と権力のことしか考えていませんでした。誰かが飢えていても、神の試練だと見捨てるような場所です」

私はバルコニーから見える、街の灯りを指差した。


「でも、ここには『生きようとする力』があります。バルトロ様も、トーマス村長も、皆さんが必死に土にしがみつき、未来を信じています。それは、ルキウス様が彼らを決して見捨てず、共に戦っているからです。この街は牢獄なんかじゃありません。国で一番温かい、希望の砦です」


私の言葉に、ルキウス様はわずかに目を見開いた。

そして、フッと自嘲するように笑った後、とても穏やかな表情になった。


「……王都を追われた君に、励まされるとはな。情けない領主だ」

「そんなことありません。私は、この砦の一部になれたことを誇りに思っています」


私が微笑むと、ルキウス様はワイングラスを傍らのテーブルに置き、私の手をとった。

ビクッと肩が揺れる。彼の手は少し冷たかったが、その感触はとても優しい。


「……ひどい手だ」

彼は、月明かりの下で私の両手を見つめた。

今日一日、重い鍬を振り続けた代償は大きく、手のひらには新しいマメがいくつもでき、皮が破れて血が滲んでいる部分もあった。お湯で洗ったため、赤く腫れ上がって痛々しい。


「あ、見ないでください。少し休めばすぐに治りますから……」

恥ずかしくて手を引っ込めようとしたが、彼は離してくれなかった。


「動くな」

ルキウス様は懐から小さな丸い缶を取り出すと、蓋を開けた。中からは、微かにミントのような清涼な香りがする軟膏が現れた。


「これは、北の騎士たちが凍傷や剣ダコを癒すために使う特製の傷薬だ。少し染みるぞ」

そう言って、彼は指先に軟膏をたっぷり取ると、私の手のひらに優しく塗り込み始めた。


「あっ……」

ヒンヤリとした軟膏が傷口に触れると、ピリッとした痛みの後に、スーッと痛みが引いていく心地よい感覚が広がった。


それ以上に、彼が私の泥にまみれた手を、まるで壊れ物を扱うかのように愛おしげに撫でてくれる事実が、私の心を激しく揺さぶった。

王都では、誰も私の手当てなどしてくれなかった。聖女の祈りで治せと言われるだけだった。でも、ここには私の痛みを知り、癒そうとしてくれる人がいる。


「……ルキウス様」

「君は、無理をしすぎる。領民を救いたいという君の情熱は素晴らしいが、君自身が倒れてしまっては元も子もない。もっと、私や周囲の者を頼りなさい」


彼の指先が、私の指の付け根から手のひらへ、丁寧に薬をすり込んでいく。その体温が、軟膏を通して私の芯まで染み込んでくるようだった。


「はい……。でも、早く安心させたかったんです。もう、誰も飢えなくていいんだって」

「ああ、分かっている。君のその真っ直ぐな心に、私も、領民たちも救われているのだから」


ルキウス様は薬を塗り終えると、私の両手をそっと包み込むように握りしめ、そして——。


ちゅ、と。

私の手の甲に、彼が静かに唇を落とした。


「えっ……!?」

カァッと全身の血が沸騰したように熱くなる。心臓が早鐘を打ち、息が止まりそうになった。


「辺境伯としての、最大の敬意と感謝だ。……おやすみ、私の魔女殿。明日も頼むぞ」

彼は悪戯っぽく微笑むと、私の手を離し、背を向けて立ち去っていった。


取り残された私は、火が出そうに熱い自分の顔を両手で覆い、バルコニーにしゃがみこんでしまった。

「……あんなの、ずるいです……」

手の甲に残る微かな唇の感触と、薬の清涼な香り。

私はその夜、どうやってベッドに戻ったのか、ほとんど覚えていなかった。


────


それから瞬く間に三週間が過ぎた。

北の大地には本格的な冬の足音が近づき、朝晩は霜が降りるようになった。木々は葉を落とし、空はどんよりとした鉛色に覆われる日が多くなった。


だが、アルジェント辺境領の空気は、以前のような絶望感に包まれてはいなかった。

私はギルを伴い、領内のあらゆる村を飛び回った。土壌改良の指示を出し、木灰の作り方を教え、種芋を分け与えた。

最初は私の若さと素性に難色を示していた古参の農家たちも、第十三開拓村での私の『働きっぷり』が噂として広まっていたため、すぐに私を受け入れ、指示に従ってくれた。


そして、運命の日が訪れた。


「セレスティア様ーーーッ!!」

執務室でルキウス様と書類仕事の確認をしていた私の元に、バルトロ様が息を切りながら飛び込んできた。彼は王都の教会も顔負けの勢いで、両手を高く突き上げている。


「出ましたぞ! 第十三開拓村から報告が! あの『聖女の林檎』が……! 芽を出し、土の中で立派に育っていると!!」


「本当ですか!?」

私はガタッと椅子から立ち上がった。ルキウス様も、手にしていた羽ペンを置き、目を輝かせている。


「すぐに行こう。馬車を出せ」

ルキウス様の鶴の一声で、私たちは慌ただしく城を出発した。


第十三開拓村に到着すると、村の広場はお祭り騒ぎになっていた。

私たちが馬車から降りるなり、村長のトーマスが涙と泥でぐしゃぐしゃになった顔で駆け寄ってきた。その手には、大きな籠が抱えられている。


「閣下! セレスティア様! 見てください、これを!!」


籠の中には、私の顔の半分ほどもある、丸々と太った立派な『大地の林檎』が山のように積まれていた。

土の匂いをぷんぷんと漂わせる、生命力に満ちたその姿。


「素晴らしい……! 木灰のカリウムが十分に効いて、ここまで立派に育ったんですね!」

私が歓声を上げると、トーマス村長はその場に崩れ落ちるようにして泣き出した。


「たった三週間ですよ……! あの忌々しい黒カビの恐怖もなく、雪が降る前に、こんなに立派な食べ物が収穫できるなんて……! これで、これで村の子供たちが飢えずに冬を越せます!!」


村人たちも次々と集まり、私とルキウス様に向かって深く頭を下げ、祈るように手を組んでいる。


「セレスティア様、万歳!」

「聖女の林檎、万歳!!」

「ルキウス閣下、万歳!!」


その歓声は、王都の神殿で「奇跡」を見せた時に浴びたものとは、全く違う熱を持っていた。

盲目的な信仰ではなく、共に土にまみれ、現実の困難を乗り越えた者同士の、魂からの叫びだった。


バルトロ様も、籠から芋を一つ取り出し、その重みを確かめながら、ボロボロと大粒の涙を流していた。

「なんと見事な……。これを領地全土で栽培できれば、我がアルジェント領はもう二度と食糧難に苦しむことはない。セレスティア様、貴女は真の、北の救世主ですじゃ……!」


「私はただ、知識を伝えただけです。皆さんが信じて、一生懸命に土を耕してくれたからこそ、この芋は育ったんです」


私は村人たちに向かって、満面の笑みで答えた。

ルキウス様は一歩前に出ると、村人たちに向かって力強く宣言した。


「よくやった、領民たちよ! 今日は祝宴だ! この『聖女の林檎』を早速調理し、皆で腹一杯食おう! 城からも肉と酒の手配をさせる!」

「おおおおぉぉぉっ!!」

村人たちの歓喜の咆哮が、どんよりとした冬の空を突き抜けていった。


────


その日の夕方。

広場には巨大な焚き火が焚かれ、掘り出したばかりの芋が次々と灰の中へ放り込まれていった。

焼けるのを待つ間も、村人たちの笑顔は絶えない。子供たちは焚き火の周りを走り回り、大人たちは城から運ばれてきたエール(麦酒)で乾杯している。もちろん、エールの原料である麦は、厳重に検査された安全なものだけだ。


「焼けましたよ!」

ニナと村の女性たちが、灰の中から真っ黒に焦げた芋を取り出し、布で包んで熱そうに割った。

パカッ、という音と共に、中から黄金色に輝くホクホクの身が顔を出し、甘く香ばしい湯気が立ち上る。

たっぷりとバターを乗せ、塩を振って、まずはルキウス様と私に手渡された。


「熱いから気をつけてくださいね」

私が声をかけるより先に、ルキウス様は大きく口を開け、豪快に芋に齧り付いた。


「ハフッ……アツ……」

普段の冷静沈着な辺境伯が、熱さに顔をしかめながらも咀嚼し、やがてゴクンと喉を鳴らして飲み込んだ。

その瞬間、彼の氷河の瞳が、驚きに見開かれた。


「美味い……! なんだこれは。麦とは違う、濃厚な甘みと、腹の底から温まるような満腹感。いくらでも食えそうだ」

「本当ですか!? 良かったです!」


私も自分の分を一口食べた。

「ん〜っ!」

口いっぱいに広がる、素朴で優しい甘さ。バターの塩気がそれをさらに引き立てる。王都の高級な焼き菓子なんかよりも、ずっと、ずっと美味しい。

自分で土を耕し、皆で育てたという最高のスパイスが効いているからだ。


「美味いぞ、これは!」

「腹にたまる! これなら冬を越せる!!」

村のあちこちから、芋を頬張る幸せそうな声が弾けた。


ルキウス様はあっという間に一つを平らげると、焚き火の炎に照らされた私の顔を見つめた。


「セレスティア」

「はい」

「君は、我が領地に真の奇跡をもたらしてくれた。王都の教会がなんと言おうと、君は我々にとって、誰よりも尊い存在だ。……本当に、北へ来てくれてありがとう」


炎のゆらめきの中で、彼の横顔はどこまでも優しかった。

私は手元の芋を両手でギュッと握りしめ、言葉を返した。


「私の方こそ、ありがとうございます。私の知識を信じてくれて、居場所をくれて。……私、ここに来られて、本当に幸せです」


夜空からは、チラホラと初雪が舞い降りてきた。

冷たい雪は、焚き火の熱気と私たちの笑顔に溶け、決して積もることはなかった。


第一の危機である『食糧難の回避』は、大地の林檎の成功によって確かな一歩を踏み出した。

だが、この北の地には、まだ解決すべき問題が山積している。長くて過酷な冬の到来、そして、春になれば活発化する魔獣の脅威。さらには、私たちの成功を良く思わないであろう王都の教会の影。


けれど、今の私には恐れはない。

荒れた手を誇りに思い、泥まみれで笑い合える仲間がいる。そして何より、隣にはこの頼もしい氷雪の辺境伯がいるのだから。


呪われた魔女と呼ばれた私の、北の大地での本当の戦いと、少しずつ色づき始めた恋の予感は、この初雪と共に、静かに、そして力強く幕を開けたのだった。

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