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24 街角の小さな「戦争」

誤字や不自然な表現などがありましたら、教えていただけると助かります。

ヴェルニス郊外の通りはますます閑散としていた。両側の店の大半はシャッターを下ろしており、たまに営業している店があっても、客の姿はほとんど見当たらない。

風が人影のない通りを吹き抜け、枯れ葉を数枚舞い上げた。


エマは角を曲がったところで、ふと足を止めた。

目の前の少し先、シャッターを下ろした雑貨店の外で、一匹の狐獣が隅にうずくまっている。

彼は地面に膝をついて、古い木の根元の穴の中に手を突っ込み、何かを引っかき回していた。白いTシャツは地面の埃で汚れており、オレンジ色の大きな尾がイライラしたように揺れていた。

傷跡だらけの顔は日差しを浴びて汗ばみ、地面についた腕の上に押し付けられ、少し歪んで見えた。

彼は何をしているのだろう?

エマは遠くに立ち、近づかなかった。

その狐獣はしばらくかき回したが、何も見つからず、少し腹を立てた様子で立ち上がった。

エマは彼が立ち去ると思ったが、彼はふさふさした大きな尻尾の中からキャットスティックを取り出した。

エマは思わず目を瞬かせた。


狐獣はそのキャットスティックを開け、根元の穴の縁に置き、さらに息を吹きかけた。

それから数歩下がってしゃがみ込み、静かに待った。


しばらくすると、手のひらサイズの小さな子猫が、おずおずと頭をのぞかせた。子猫はキャットスティックのそばに近づいてひと舐めすると、狐獣が近づいてくるのを見て、素早くキャットスティックを根元の穴の中に引きずり込んだ。


子猫を捕まえられなかった狐獣……

狐獣はしばらくその場に呆然と立ち尽くした後、再び尻尾から猫用缶詰を取り出し、根元の穴の脇に置いた。


えっ……この狐獣の大きな尻尾の中に袋でも入っているの?


今度は中の子猫は出てこなかった。むしろ、再び壁の隙間から差し出された手に、思い切り爪を立てた。


血が一気に滲み出し、狐獣の白い肌の上でひときわ目立っていた。


エマは遠くからでもはっきりと見えた。


狐獣は腹を立ててくるりと一回転したが、どうすることもできなかった。


エマは思わず笑ってしまった。


狐獣と子猫の間に繰り広げられたこの「戦争」は、三十分以上も続いた。

壁の隙間の中に隠れていて、人が来るたびに丸くなっていたその小さな生き物は、最初は抵抗し恐れていたが、やがてこっそりと頭を突き出し、狐獣を斜めに見つめた。狐獣が手を伸ばせば、それは引っ掻いた。

狐獣の手の傷はどんどん増えていった。


ドーン――

一日中晴れていた空が、突然曇り始めた。厚い雲の間から、うなるような雷鳴がかすかに聞こえてくる。


狐獣は急に焦りを感じた。

その壁の隙間はかなり低い位置にあり、ヴェルニスの雨は一度降り始めると一時間は止まない。雨はあの子猫の隠れ家を完全に水浸しにしてしまうだろう。


しかし子猫はあまりに怖がっていて、捕まえようとした手から逃れた後は、壁の隙間の奥深くに縮こまり、絶えず息を吹きかけたり引っかいたりして、どうしても出てこようとしなかった。


空からはすでに細い雨粒が降り始めていた。

あと数分もすれば、土砂降りの雨が降り注ぐだろう。


狐獣は地面に伏せて様子をうかがうと、そのまま横になった。片手で地面を支え、無理やり自分の肩の半分以上をその狭い隙間へと押し込んだ。皮膚が擦れて血が出ても、彼は手を止めなかった。


エマにははっきりと見えた。後ろ足を掴まれて引きずり出されたその小さな生き物は、口の中で狐獣の指を必死に噛みしめていたのだ。

とても力強く噛みついてはいたが、口を開けた時、歯型が残ったその指からは血は出ておらず、ただ唾液で濡れていて、どんよりとした空の下で光っていた。


狐獣は片手で、もう抵抗を諦めた子猫の首筋の皮をつまみ、もう片方の手を上げて、叩こうとしているようだった。

しかし途中で、その手は方向を変えた。

彼はその小さな体をそっと支え、そして顔を近づけ、鼻先で子猫に優しく触れた。

彼の目は、ほんのり笑みを浮かべているようだった。


時折通りかかる人々が彼の顔を見ると、嫌悪の表情を浮かべたが、彼は全く気にしていないようだった。

その瞳は輝き、まるで星の光を宿しているかのようだった。


エマはその場に立ち尽くし、心臓が何かによって鋭く突き抜かれたような気がした。


狐獣は子猫を、雨の当たらない軒下に置いた。そこには、その場しのぎでつくられた小さな巣があった。

去る前に、彼はしゃがみ込み、巣の中の子猫に向かって少し嫌そうな口調で言った。

「……死んじゃうなよ」


そう言うと、彼は慌てて背を向けて歩き出した。二、三歩進むと、また心配そうに振り返った。


子猫は大人しく巣の中にいて、温かいボールのように丸くなっていた。


彼はようやく安心し、早足に去っていった。


エマは彼の背中が街角に消えていくのを見つめていた。

彼女は深く息を吸い込み、召喚獣福祉院の方へと歩き続けた。

二本通りを曲がったところで、彼女は足を止めた。


一匹のオレンジ色の狐獣のしっぽが鉄の門の中に消えていくのが見えた。

門の横には古い看板が立っており、そう書かれていた。

【ヴェルニス召喚獣福祉院】


狐獣:「子猫、いいから、恩知らずな真似はするな!」

子猫:「ニャー~」


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