新たな町
《新たな町が発見されました》
《新たな町発見報酬2万円が発見プレイヤーに支払われます》
《発見パーティー名【最強〆hayuri】》
《発見プレイヤー名【hayato】》
《発見プレイヤー名【雪風】》
《発見プレイヤー名【Rin】》
と零の頭上に浮かんでいた。
「新たな町だと?ふむ、これはあとで調べる必要があるな、とりあえず一に連絡をしておくか」
零はフレンド欄から一の名前をタップしメッセージを送った。そして零は森の奥にいるレッドウルフに意識を戻した。
~南の土道~ボレス道での出来事
ボレスがは先の見えない土道が地平線まで続いており、その土の道以外はただの荒野で生き物の気配が全く感じられない。
そんな土道を若き3人が横1列に肩を並べ歩いていた。
1人目は騎士風の鎧を纏い腰に剣を携えた少年
2人目は革の胸当てをつけ腰に短刀を携えた少年
3人目はつばの広い三角帽子を被った少女
「ねぇどこまで歩いたらいいの~」
つばの広い三角帽子を被った少女が気だるげにふと呟いた。
「町が見つかるまでだ!」
少女の呟きに答えたのは革の胸当てをつけた少年だ。
「しかし、本当に町なんて見つかるのか?もう1時間は歩いてるぞ」
騎士風の鎧を纏った少年がそう口を開いた。
「俺の勘はよく当たるから大丈夫だ!こんな地平線まで続いている道があるのならその先にはきっと何かがある!勘だけど!」
革の胸当てをつけた少年はそう自信満々に言葉を発した
「やっぱ着いてくるんじゃなかった」
「同意」
「もうボスを倒したヤツがいるんだ、負けてたまるか!」
「そんなの知らないわよ」
「ボスを倒した人ってどんな人なんだろうな?」
「どんな人なのかは別にどうでもいいのよ!それよりも報酬よ!報酬!私も7万欲しいわ」
「7万って2万円と5万だから別人かも知れないぞ?」
「俺よりも先にボスを討伐するなんて何かズルしたに決まってるぜ」
革の胸当てをつけた少年がそう毒を吐いた。
「はやとはそうやっていつも自分が一番と思ってるのね、一体どこからそんな自信が湧いてくるのかしら」
「俺たちは3人で一匹のウルフを倒すのがやっとだと言うのに」
2人がそう嘆いていると
「お!きたきたきたぁ!何か見えてきたぞ!」
「え?ほんとに?」
「なんだあれは?小さくてよく分からないな」
「よぉーし!ここからはダッシュするぞ!」
そう言うと革の胸当てをつけた少年はやとは走り出した。
「ヤダー」
「はぁ、はやとのテンションにはついていけない」
取り残された少女と少年は大きく肩を落としながらどんどん小さくなっていく背中を見つめていた。
「お前ら遅いぞ」
「なんであんたのペースに合わせたいといけないのよ」
「全くだ」
「まぁ遅いのは許すとして、見てみろ!俺の言った通り町があっただろ!」
「確かに、だが出発してから2時間だぞ?さすがにこんなに歩かされては文句しか出てこない」
「も~疲れた~」
「なんだよ~感じ悪いなぁ、まぁいいや!はやく町に入ろうぜ!」
そしえ3人が大きな門を通ったその時
《新たな町が発見されました》
「おお!?なんだぁ?」
「ビックリした~」
「運営からのアナウンスだな」
《新たな町発見報酬2万円が発見プレイヤーに支払われます》
《名前を公開しますか?》
【はい】 【いいえ】
というアナウンスが3人に来た。
「よっしゃぁ!!!やっぱ俺最強だぁ!」
「え!2万円?」
「俺もか?」
「名前は公開しますっと」
革の胸当てをつけた少年がそう呟きながら【はい】をタップしたその時
《発見パーティー名【最強〆hayuri】》
《発見プレイヤー名【hayato】》
《発見プレイヤー名【雪風】》
《発見プレイヤー名【Rin】》
とアナウンスされた。
「ちょっと!はやと!何してんのよ!」
「え?名前は公開するだろ!普通」
「はぁ全くこれからのことを考えて行動しろ」
「まぁいいじゃん!さっさと町の探検しようぜ!」
「「はぁ」」
そうして新たな町を発見した3人は町の中に入っていった。




