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負けず嫌いな優等生のVRMMO  作者: ふぐちゃ
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15/21

強くなるために

一と別れた俺はレッドウルフを見つけてはひたすら狩っていた。


だいたい200匹あたり狩っただろうかという頃から変化があった。


日が暮れてあまり辺りが見えなくなっていたのだが急に視界が良くなり辺りが日中と変わらず見えるようになったのだ。


スキルでも発現したのか?と思いステータスボードを確認してみた。


すると案の定スキルの欄に【夜目】というスキルがあった。


このゲームで初めて手に入れたスキルだ。嬉しくない訳がない。


このスキルはレッドウルフ200匹討伐したぐらいで発現したから。条件は200匹討伐なのだろう。


このスキル発現によりモンスターを一定数討伐するとスキルが獲得できる。

ということを知ることができた。


つまりレッドウルフの炎の玉なども獲得できるという可能性がより一層高くなった。


討伐すればするほど新しい能力を得ることができるなんて知ってしまったら今以上にモチベーションが上がってしまう。


俺の目標は他のプレイヤーよりも強くなってそしてその力でゲームを楽しむことが目標だ。


その目標に近づくためには努力を惜しまない。


なぜ俺がこんな目標を掲げているのかというと


アレは確かfpsゲームだったか?


~~~~~~~~~~


俺がまだ初心者だった頃、興味本意でオンライン対戦に参加してみた。


すると俺は敵を見つけて攻撃していたのだが、全く上手く当てれず、敵が俺の近くまで来て訳の分からないダンスや1発1発弾を俺の玉目掛けて撃ってきたり、そして最後にはキレイにヘッドショットを決められ俺は死んでしまった。

その後にもデスカメラから俺の死体を撃っている所を見た。


その後でも何度かやってみたのだが上手くいかず

俺は悔しさのあまりそのゲームを止めた。

気分転換に動画配信サイトで動画でも見ようと思い動画を選んでいると

[初心者ざこすぎてワロタ]という動画が上がっていて、その動画を見てみると初心者らしい人が俺がオンライン対戦でされたような事をその動画投稿者にされていた。変なダンスとか玉狙って弾撃ったりとか。

ってまんま俺じゃねぇーか!


その動画を見ている視聴者達のコメントでも「こいつダサすぎwww」とか「どこ狙って撃ってんだよw」とか俺を煽るようなコメントで溢れていた。

少数ではあったが俺を可哀想と思った視聴者は投稿者を批判していたりした。


俺はその動画やコメントを見た日は悔しくて悔しくて夜も眠れなかった。


その夜に出した結論が

[絶対に強くなって投稿者に復讐してやる]というものだった。


その次の日からというもの時間が空いてはfpsゲームをひたすらやったし世界ランカー達の動画等も参考にしてとにかく強くなろうと必死にゲームに明け暮れた。






ある時、俺を動画のネタにした投稿者が生放送をしていて俺はソイツと同じ部屋に入ってやった。


そしていよいよ俺の復讐劇は始まる。


既に試合が始まっていたその部屋は得点に大きな差がついていて投稿者が順調に俺たちの側を倒しているようだった。


そのスコアを見ると更に俺の復讐心は焚き付けられた。


復讐心に駆られた俺は最強だった。


順調にキル数を稼いでいる投稿者を見つけるなり一瞬でヘッドを撃ち抜いてやった。


投稿者の動画を見返した時、倒された投稿者は最初は紛れ当たりだろうと言っていた。


しかし、また投稿者を見つけては瞬殺。


何度も何度も見つけては瞬殺見つけては瞬殺を繰り返してやった。


そして、怒り狂った投稿者は必死になって俺をキルしようとしていた。


だが、俺は1度もキルされることなくただひたすらにソイツをキルしまくった。


死体撃ちもしてやろうかと思ったが俺はあえてしなかった。


大差があったその試合は俺の活躍によって勝利することができた。


その試合が終わった後この投稿者と視聴者は俺のことチートだの何だの言い合っていた。


その光景を見て俺はざまぁ見ろと思った。


その投稿者はランカーだったらしくそんなランカーをポンポン倒せるなんてチートだと思われたらしい。


全く滑稽な話だ。自分達のいいように勝手に解釈して現実を見ようとしない。


その試合の動画を俺は撮っていて動画投稿サイトに[こいつランカーの癖にざこすぎワロタ]という動画を投稿してやった。


そしてその動画は瞬く間に視聴回数が増加しそのランカーの視聴者たちも動画を見て俺の動画のコメント欄に「チート使うな」や「たまたまだろ?」などなんとも負け犬らしいことをコメントしていった。


負け犬のコメントを見た中立な人達から正論を言われまくりコメントを消していた。


負け犬達がランカーに、こんな動画を上げられてるぞと報告したらしく。顔を真っ赤にしたランカーはfpsゲーム内の個人チャットで「タイマンしろ!」と俺にチャットを送って来ていた。


そのゲームはランカーをタイマンで倒すと新たなランカーになれるというシステムがあった。他にも俺を罵倒するチャットや褒めるチャットなども来ていた。

動画から俺のIDを検索したんだろう。



俺はタイマンを受けることにした。

タイマンではこのゲームで一番弱い武器を使って戦ってやった。








結果は俺の圧勝25-0で終わった。






勿論この動画も撮っていたので投稿してやった。

チート疑惑をできる限り晴らすように手元の動画付きでだ。


男か女かも特定されないように手袋を着けながらだ。


炎上も炎上、大炎上。


「ランカーの癖にマジで雑魚すぎ」や「0はウケる」といったランカーの心を更にズタズタにするコメントで埋め尽くされた。

炎上したのは当然俺が初心者だった頃に散々煽ってきたランカーの方だ。


当時ランカーの視聴者は一気に減り視聴者が俺の方に流れてきた。

そしてランカーに変わり俺が新たなランカーになった。

元ランカーの名前は何だったか、もう昔の事で忘れてしまったな。

俺はそれ以来動画は投稿していないし今も元ランカーが動画を投稿しているのかも知らない。


~~~~~~~~~~~


こんなことがあり、他のゲームでも誰よりも強くなりたいと思うようになった。

なんの話だったか?

スキルの話か。

モンスターを一定数討伐すればそのモンスターのスキルを獲得できる可能性が高まったならこれからもレッドウルフを狩るまでだ。










そして零はただ己が強くなるためにレッドウルフを狩り続けた。





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