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「私のせいではなかったがこれはいよいよまずいぞウェーバー」
「神からソレイユの企みだと啓示を頂いたものね、ガーダー。神が居ると信じれば信じるほど神秘派は多くなるみたいだよ?」
地球では神秘派と科学派に別れていた。
ゴッドホーリードラゴンとの戦闘が万能の力から広がり、ゴッドにまで人も進化するべきだと論調が生まれた。
つまり万能の力無しで神の領域にまで到達すべきだと言われたのだ。
ニューヒューマンが魔法の領域まで踏み込んだもので神の領域が完成形だと言われたのだ。
そこに神秘派が現れ魔法の原点に帰るべきだと言ってきたのだ。
科学派はサイコ的な手法で対抗論を出し、割れてしまった。
今では万能の力で神に至ろうとする神秘派と科学的手法で神に届かせようとする科学派に別れ、宗教戦争の冷戦状態に陥っている。
素の力を神に届かせようとするのだ。
万能の力でもそこまで便利ではない。
万能の力は万能の力を邪魔できる。
つまり、万能の力で上げても万能の力を持つものには通じないのだ。
上げた力をキャンセルされる。
ガーダーは特別に力が強いが王に専用で対抗できるだけで数を揃えれば万能の力を邪魔できる。
つまり、素の力が必要となるのだ。
軍でもテロ対策でニューヒューマン計画に賛同している。
「神秘派も過去を覗けば万能の力での変化を科学で再現する計画に切り替えたようだな、科学が神秘を暴いたから超常を扱えるのだと発言して」
「ラプラスコンピュータも過去を覗けるよう改良したけどこの世界は無限分岐平行世界だから絶対ではないよ?それも相手が対策してるはずなのにどうやって見てるの?」
「万能の力で同じ世界だが対策していない世界を覗いてる、ソレイユのプランと比べて稚拙だな、王に意見できる俺だからソレイユも覗けるらしい、念話で送ろう」
「うわ、もう完成しているんだ。ニューヒューマン計画。世界の未来予測さえ魂の質から現在のラプラスコンピュータよりも正確に未来予測できるなんて僕たちのことも見張られているんじゃない?ガーダー」
「ああ、その通りだとラプラスコンピュータで言われたよ、平行世界でさえ技術を渡すのが目的で対策をあえてしてなかったみたいだ。ラプラスコンピュータだけ対策をしてないらしい。王の力で邪魔できたが進化はさせるべきだと意見を纏めたらしい。過去をさらに覗けばそう意見を纏めている」
「ソレイユの位置も分かったことになるけどそこには何もなかったから王の力で対策をしているのかな?」
「渡す技術の範囲を決めているな…。平行世界では片落ちした技術を渡すことに決めて邪魔をしているらしい。これが全てではないと言う訳だな」
「分岐過去に根元まで正確に遡って神に精神エレベーター無しで接触して無限にして無、無にして無限、全にして一、一にして全の存在になる理論よりも進んでるの?うわ、恐いな」
ウェーバーはソレイユの理論に恐怖する。
どこまで進んでいるのかと。
世界全体になってもまだソレイユに勝てない相手らしい。
いや対等と言うべきか?
「神の権能自体を手に入れるみたいだな。ダメだ、方法が分からん。神に認められれば良いことは分かるが手法が分からん、魂の質を上げれば良いことは分かるがそれが権能とどう結び付いているのか分からんな。渇望こそが原初の荘厳だと言うがヒントはそれだけらしい。あえてヒントを渡すか…。世界を塗りつぶすほど渇望を高めれば言いと言っているな。機械的に行っている…。ダメだ、システムの構造が分からん。万能の力で高めても万能の力で打ち消されるから科学的処置らしいがシステムまでは存在できることしか見せてくれないらしい、その先が見えん。」
「充分なヒント何じゃないかな?渇望を高めることは抽象的だけどたぶん魂の質と同じはずだよ。渇望を万能の力で上げてみて、後で感覚的に上げてみたら?」
「そうだな、まずは根元から始めなくてはな。神に到達することから始めなくては。神秘派にもいずれソレイユの技術が漏れるはずだ。ソレイユから他の人にバレれば軍を盗聴して同じ手法でラプラスコンピュータを使用して判明するはずだ。ただでさえ無限の情報から意味のある理論を産み出すシステムがあるんだ。同じ理論を手に入れる可能性がある」
ウェーバーは同意し、軍は秘匿にすべきではないと大きく決断、一般にソレイユの理論を公開した。
渇望とは何なのか?
議論が巻き起こった。
ソレイユの技術はこうだ。旧式の技術も使うが渇望を無限に高める。渇望とは法である。一種の心象ルールである。つまり心のルールである。神がそれを認め、スキルに昇華したとき、権能となる。つまり心の有り様が権能となる。根元へとたどり着いたソレイユは地球の世界の無のゆらぎを新生させ、権能を作った。いま現在ではソレイユ自身が権能を運営している。座と言う権能を作り神の代わりをしているからだ。神が勝手に認めることもあるが可能性が低い。そこでソレイユが下位の権能を運営する権能を作ったのだ。同じく神直々に権能にまで認められないと逆らえないシステムだ。ソレイユに運営できるのは下位の権能だけである。下位の権能でも脅威だ。世界のルールを変更するほどに。そこでソレイユに味方する軍勢を簡単に量産できるシステムを作った。渇望を高めるシステムは魂の変化から観測して導いた。後は機械ではなく天然の渇望を高めることを念頭に置いてルールを作り、法を作った。王が特にどんな法にすべきか悩んだ。色々付け足し、光があり闇がある、善が居て、悪が居る、不幸があり幸福がある、幸福を見せるから幸福を見せてくれと法を作った。現実を壊さず幾つもの幸福、法を見せるルールである。もちろん無限の平行世界を一人ずつ運営する法である。ソレイユとはバラバラにならないようにしている。この法は現実を壊すルールである。だから現実を壊さないように悪も闇も不幸も有ると宣言した。発展を促すためである。一人ずつ魂を増やしてから世界ごと魂を分裂させ子孫ごとに平行世界を運営するが無限の神からすれば有限である。この法は認められ権能となった。戦闘向きではないようだが幸福を見せるから幸福を見せてくれ、滅相滅尽、敵よ居なくなれ、と宣言している。王にとっての不都合な最悪なシナリオは起きないはずである。なぜなら下位の権能で満足するからだ。神が認めるまで幸福の中に居ると気付かない。さらに王である。法に我はあらゆる王であると宣言している。アルスたちはあらゆる英雄であると法で宣言してある。王になったのか?と聞かれたらNOである。権能で王になると決めただけである。神にも分かっていたが念のために聞かれ権能であらゆる王になるだけだと宣言した。強制力は低い。それでも権能である、王に反乱する英雄以外には負けない権能である。つまり英雄だと神に認められなければ勝てないのだ。さらにあらゆるだから英雄王でもある。強い渇望がないと勝ったと錯覚させる幸福の渇望に負ける算段である。幸福の渇望に勝っても滅相滅尽である。戦闘能力は常に上げている。不刹を目的にしているが戦闘能力も作成した。アルスたちの権能も王に反乱できるほど高い。味方も心強い。ソレイユは後は王権をどうするか悩んでいる。最悪のシナリオも有り得る。王とその貴族として王権を神から貰うべきでは?と未来予測している。神が試練をどうも与える気なのだ。王にするために。理由は王ではなくソレイユが死ぬ可能性が有るからだ。王の万能の力は特別だ。だがソレイユの万能の力はそうではない。与えればいいのだがどうもソレイユの組織が善良過ぎるのだ。王に意見できる配下として側に置けば安泰である。これはソレイユ達が王と貴族になる世界が欲しい。だから揺さぶりを掛けているのだ。最悪の戦争を起こして。
つまり、このままでは全滅しないが常に高い頻度で不幸が起きる。ソレイユは悩み、もし死んだときに王と貴族になると神に宣言した。これで全滅して審判をくぐり抜ければ全人類の王と貴族になる契約である。ソレイユは安泰を選んだ。
ガーダーは悪寒を覚えた。
「ソレイユから嫌な予感を感じるな…。何かへまをしたのか?」
「君が言うと本気でソレイユでも相手にならない敵が現れたみたいじゃないか、恐いよ」
ガーダーたちは悪い予感からすでに根元には至っていたので渇望を高めていった。
ガーダーには王に意見できる存在であると権利を与えてある。
ソレイユと同じ世界にガーダーと関連者は居る。
ガーダー達は同じ世界に居ると確認を王の万能の力でするソレイユ。
戦争は起きるだろう。
神秘派にも魔術王として神が認めた存在を確認した。
ガーダーは恐らく英雄として権能を認められるだろう。
そのとき法に気付くだろう。
そのときは自由な法を作るであろう。
すでに渇望が世界を塗りつぶしルールを変えると気付いている。
後は権能になるだけだ。
自由が一番だと渇望を高めているらしいと座が干渉して知れている。
このまま平和に過ごせる可能性もある。
未来は不幸も受け入れているため完全予測はできない。
神から権能を手に入れる者がどれだけ現れるかが問題である。
予測では超常存在を信じている人類であり、民度が高まっている。
多いと出ている。
火種は選民意識から来る魔法か?科学か?の選民運動だろう。
一部の神秘派が権能を手に入れて選民思想に目覚めるのだ。
地球を魔法に変えようとして。
忘れているようだが魔法も科学に成り下がっている。
最初から魔素が無かったのだ。
神は科学よりである。
最初から敗北は決まっている神秘派である。
ただ科学魔道を掲げ始めた神秘派。
これは神が科学よりだと上の連中が気付いたからである。
神秘派は科学魔道を掲げ、選民思想に染まる。
冷戦だがいつ戦争が起きても可笑しくない。
魔術王も科学魔道を掲げている。
これで勝てる可能性が上がった。
現実は不穏さを増すばかりである。




