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ある宇宙空間で機体が飛ぶ。
「もう少し速く出来ないかね?私には遅く見えるのだが」
「所長もシステムの補正を受けているからって何で見えるんですかね?私にはこれが限界ですよ」
「うむ、システムにまだ改善の余地があるな、兵士を平等にするにはまだまだか」
謎の機体がこうしてチェックをされていく。
「ソレイユから旧式だろうが盗み出した機体だ、設計図から製作したがまだまだのようだな」
あるコロニー内においてバードリー・バーンは呟く。
「戦争なんて無くなればいいのに」
バードリー・バーンはコロニー内を歩き回る。
特に目的地も無い。
「世界はサイコ派の世界連邦と魔術派の世界連合に別れたけど互いに認めればいいのに」
バードリーはさらに呟く、愚かだと。
そしてある少女に目を引かれる。
「ん?あの子からオーラが見える…。何かを探しているのか?」
バードリーは特別に目を奪われた。
「君、何か探し物?」
「そうですが…。あなたニューヒューマンですか?」
「いやただの一般人だよ。根元に遡るなんて無理だからね。できる人とできない人に別れているけど争いは起きてないから平和だよね」
「そうですね、この平和が続けばいいですね…。!!あの急いでいるので失礼!」
少女は急いでどこかに行く。
バードリーは自分こそ引き留めて悪かったと謝る。
そして、
「アニス様ここにいらっしゃいましたか、どうかお戻りください、魔術王がソレイユに敗れ、次期魔術王はあなたです。どうかお戻りを」
「父は単に神の元に戻ることを選んだだけです、あなたたちに見切りを付けて。科学魔術は選ばれた技術ではありません。サイコシステムこそが選ばれた技術なのです。人類は繋り一つになるべきなのです」
「魔術王が何と嘆かわしい。力ではあなたが上だが魔術王を神は認めた、科学魔術も間違ってはいないのですよアニス様」
「いえ、科学も魔術も違いはありません。私たちが勝手に区切りを付けただけです、どちらも同じ根元の超常の力です、根元が同じなら違いはありません。それとも私と争いますか?」
世界連合の彼らは動揺する。
力では勝てないのだ。
どれだけ技術が進もうが王には勝てない。
「王は絶対の強者です。だがそれも民有っての王です、アニス様忘れないで下さい…。」
彼らはどこかに去っていく。
「魔術王も絶対ではありません…。いつまでこの脅迫が続けられるのでしょうか…。」
アニスは呟く。
一方バードリーに父親からメールが届く。
「今すぐ来い…?ワープアドレスが送られている。ここは軍研究所だ、許可が無くては行けない施設になんで呼ばれたんだ?」
バードリーは不信に思いながらもワープする。
そして…。
「よく来たバードリー、時間が無い、急な未来の変動だ、お前を軍英雄階級にする、G4に乗れ。戦争が起きる、ガーディアンを探せ、彼がラプラスの契約を知っている。ラプラスの契約はこの戦争を終わらせる鍵だ、我々も詳しくは知らない。時間が無い、機体に乗れ」
「まて親父俺は民間人だ、軍の人じゃない、何でこの機体に乗らなきゃ行けないんだ」
「すでに我々は死んでいる、私だけが助かる気もない時間が無い乗れ命令だ」
銃を突き付けれバードリーはG4に乗る。
「バードリー、お前がどんな存在で有ろうとも愛していた。さよならだ、生きろ!」
G4に乗った瞬間、巨大な爆発が起り、コロニーが破壊される。
バードリーだけが機体の性能で生き残る。
「なんだよこれ一体なんで、機体が教えてくれる?命を代償に使ったスキル能力者の自爆テロ?スキルってなんだよ、あれは軍のオカルトだって言われていたじゃないか何なんだよこれは…!!」
「謎の機体を確認、機体名G4、パイロット、軍機密計画の英雄階級所属バードリー・バーン。怪しいですがどうしますか?」
「軍からさっき緊急要請で何も知らない子供を英雄階級にしたそうだ、保護をしろと機密命令で飛んできている。機密計画だ、あの機体はバードリー・バーンだけに起動できるようにセットされたらしい。あの機体の確保とパイロットの保護を丁重にしろ、軍の機密を何か知っているかも知れん、計画自体は打ち明けられなかった。ただ噂されていたラプラスの契約の研究所だ。軍の噂だ、真の神の前で世界連合と世界連邦が秘密の契約をしたと、暗殺された議員がその証拠だと。口封じだ。ラプラスの契約は神の契約だと言われている、公になれば戦争の行く末を決めるだろう」
コロニーの異変を把握し、ワープしてきた戦艦が一つ。
他は軍命令で待機させられている。
あらかじめコロニーに異変が有ってもG4を表に出さないためだ。
危険だと命令を取り決め発した。
「ガードルだ、災難だったな、いきなり英雄階級に命令されて、これで俺達は階級的には命令に逆らえなくなった、バードリー英雄殿!ご命令を!ってね」
「茶化さないで下さい。僕だけが生き延びたんだ、罪悪感で一杯ですよ」
「それも生きるってことだ。軍の命令なんだろ?生きてるだけで奇跡だ、お前に避難するヤツは居ない。軍に向けてだろ?」
ガードルなりの気づかいなのだろう。
罪悪感を感じる必要が無いと言う。
「しかしガーディアンを探せね…。人名なのかそのままの意味なのか分からないな…。どこの誰なんだそいつは?」
「G4の未来予測によればあるコロニーに居るハズなんですが…。とっくの昔に調べたと記録が出てくるんですよね」
「じゃあ行ってみるしかないか、お前じゃないと分からないかも知れないからな」
「そんな都合よく行きますかね…。手掛かりがそこにしか無いのは事実ですが…」
バードリー達は一度調べるためにそのコロニーに行ってみる。
「これは俺達の戦争だ、逃げてもいいんだぞクリス?」
「お父さん、これは私の戦争でもあるの。逃げるわけには行かないわ」
「軍としては失格だが親としても失格だな…。子供を戦争に駆り出すなんて」
「お父さんは悪くない、悪いのは私だ。私の能力を知っているでしょ?支配のスキル、お父さんは怖がらず接してくれた。負けるわけ無い、この戦争勝つよ」
バードリー達の艦はワープできず攻撃を受けていると悟った。
ワープを塞ぐのは次元断層だ。
つまり断層まで近付きそれがスキルなら同じスキル保有者が破壊しなければならない。
「スキルによるワープ阻害か!スキルは近づかないと力が落ちる、前もって準備をしていたな!広範囲の次元断層を何層にも積み重ねて今発動したはずだ!」
「あそこにソレイユの機体があるか分からない、だけど念のため出撃するぞ!」
敵機が近付きセンサーに反応する。
「何で俺みたいな民間人まで…」
ガードルに救援が来ない、新型を使えるのはお前だけだ。生き残りたいなら手伝えと行ってきたのだ。
「バードリー・バーン出ます!」
そして敵が現れる。
「気を付けろ!スキル保有者だ!スキルで対抗しろ!物質創造して機体を増やそうにももうすでにアンチ型スキルは発動している!」
「甘い!私の支配を受けろ!」
敵の一体がスキルを発動させる。
が、
「アンチシステム作動…?対スキル保有者フィールドの展開?なんだこれは…?」
G4の機体から光を吸い込む黒い粒子が発生する。
「機体が勝手に敵を殲滅しようとする…。やめるんだG4!」
明後日の方向に撃つG4。
「なんだ?あいつ変な方向に撃って?機体がバグったか?」
ガードルは心配する。
「撤退だ!クリス!スキルを無効化された!作戦失敗だ!」
「くそ!私のスキルが通用しないとは!」
「G4が盗聴している、あのクリスとか言う子あの時のオーラの子と同じだ、あの子なのか?」
バードリーは疑問に思う。
あの時の子なのかと?
「撤退する!」
ワープをして消えていった。
ガードル達はホッと息をつく。
一部の機体が動けなくなったからだ。
抵抗できるものが少なく混乱を招いた。
こうしてバードリー達は目的のコロニーにワープする。




