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第二十九話:ナイトティータイム②

「ミルキーさん、まず、いつも通りに紅茶を入れてみて下さい。もし私が見てて気になったところや、おかしな所作があればその都度するので」


 そう言われた私は、いつも通りの動きで紅茶の準備をしようとしていたところ


「あっ!言い忘れてましたが、最初は、まずティーバックの入れ方から教えます。なのでティーバックのを使って見て下さい!」


「ティーバックか〜それじゃあシュラちゃんが好きって言ってた店の使おうかな?」


「エルコロンですね♪美味しくのみたいので張り切って教えますね!」


 えっと、まず今日は3人分だから…


「ミルキーさん、待って下さい!」


「どうしたの?3パックじゃダメだった?」


「えっとですね、ティーポットでですね、ティーバックを入れるときは、いえ、カップに直接でも変わりませんが…先にお湯を入れてから、ゆっくりと入れるんです。やってみて下さい」


 そうだったんだ…でもなんでだろ?


()()!なんでですか?」


「先生?!まぁ…今まで先にお湯を入れたら浮いてきましたよね?逆に後入れなら、ゆっくりと空気が抜けるのでしっかり沈んで抽出が上手くいくんです。それと、お湯を入れる時に水力で茶葉が動けるスペースが潰れてしまったりするからです」


「へぇ〜初めて知ったなぁ…」


 それじゃあ…お湯を入れ…


「ミルキーさん、網がついてるとパックがぎゅうぎゅうになってしまいますので取りましょう」


「確かに…じゃあ、外して…」


 お湯をしっかり注ぎ、ゆっくりパックを入れる…


「じゃあ2分待とうかな?」


「いえ、このエルコロンは1分30秒ですよ、私が作っていて、この時間がこの茶葉にしっくり来ました」


「そうなんだ……()()!ところで抽出時間の違いはなんですか?」


「また先生呼び…まぁいいですが…細い茶葉だと1~2分程度、大きな茶葉だと3~5分程度ですね。この違いはまず、細い茶葉は、抽出されやすく、逆に大きな茶葉は、広がるのに時間がかかり、抽出時間に時間がかかるためです…ストレートとミルクティーでまた抽出時間が違うのですが…紅茶ができたらまたお教えしますね?ちょうど、時間ですし」


「あっ!ホントだ」


 じゃあ、コップに注いで…


「ミルキーさん…まずパック出しましょうね?」


「そうなんだ、初めて知った…」


 じゃあ、折角出し絞って…


「それと絞らず、2.3回上下にそっと揺らして、お湯を切ったら、蓋をしてカップに注いでくださいね?」


「あっぶない…普通に絞ろうししてたよ…」


「ですよね?私も最初は絞ってたんですが、実は母に絞ると渋みが出るって教わったんです…」


 私が注い出る時にそんなことを教えてくれた。


「これでいいかな?あっ、シュラちゃんは教えてくれたし、最後のゴールデンドロップが入ったの渡すね」


「ミルキーさん!ありがとうございます♪」


「こちらこそ、教えてくれてありがとうね?私、今まで素人に毛が生えた程度の知識しかなかったからさ…」


「いや…素人に毛が生えた程度って…普通に一人でなんちゃってですけど、茶葉加工できてたじゃないですか…」


「確かに…」


「じゃあ、できたの飲んでみて下さい」


「わぁ…凄い!今までで一番良いの出来てる…!」


「すごいの…!シュラには敵わないけど、ミルキーが入れた紅茶でダントツなの…!」


「改めて、シュラちゃんありがとうね」


「いえいえ、私も美味しく飲めたからいいですよ、それで、飲み方による抽出時間の違いは、ストレートで1~2分、ミルクティーで3~5分っとなっています。」


「じゃあ、後でティルにも入れてあげなきゃね」


「確かにそうですね()この話ししたら言ってきそうですし…」


 そんな、話をしながら私たちは、ナイトティータイムを楽しんだのだった…

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