第二十四話:承諾
ー〈箱庭〉にてー
「お父さん…きっと許可出してくれますよね…?」
「私もあの後少し話をしたからきっと許可出してくれるよ!」
そう言いつつ実は私も不安であった…
なぜなら…シュラちゃんと旅をしたいけど…もし断られたら、また寂しく次の街で過ごす羽目になるから…
だから、どうしても不安が勝ってしまっている…
「そう言いながら、ミルキーさんも不安そうな顔してるじゃないですか…」
バレてた…
「私も、シュラちゃんと旅したいし、不安にもなるよ…」
そんな会話をしながら、夜が開けていったのだった…
ー朝ー
師匠の姿はなく、代わりに宿屋の店主さんことシュラちゃんのお母さんが待っていた。
「おはよう、シュラ。…そして、冒険者ミルキーさんと一緒なら冒険者になっていいですが、ミルキーさんの言うことはしっかり聞くこと、それが守れるなら、旅の準備でもしてきなさい」
「はい!…はい?お父さんは?」
「私が昨夜子離れしなさいと叱ったら拗ねちゃってねぇ…シュラ、ところで守れるの?守れないの?」
「は、はい!準備してきます!」
そんなやり取りを聞いていて、良かった…っと思っていたら急に手を掴まれてしまったけど、多分準備手伝って欲しいのかな?特に用事ないし、私も準備があるから、ついて行くことにした。
準備をしている最中シュラちゃんは鼻歌を歌いながらルンルンに準備をしていて、可愛いなぁと思いつつ、支度が終わった私は、ただ眺めていた、時々飛んでくる質問に答えつつ…
「ミルキーさん、これでいいですか?」
「多分大丈夫だと思うけど…」
「じゃあ…一緒に冒険者ギルドへ行ってカードを作りに行きましょ!」
にっこり微笑む彼女を見ながら私は、思ったのだけど、冒険者登録って簡単にできるの?
ー冒険者ギルドー
「では、登録を行います、Dランク冒険者ミルキー様ご紹介の”シュラ様”で宜しかったですか?」
「はい!」
「では、こちらに手をかざして下さい、」
シュラちゃんが私が持っているカードと似たカードに手をかざすと…
え?!、燃えた!文字が浮き出て来た?!すごい!私もやってみたかったなぁ…
「では登録完了いたしました、Dランク冒険者の紹介ということで、Fランク冒険者からのスタートとなります、是非頑張ってください!」
私が紹介するだけで、ランク変わるんだ…
「ミルキーさん!ありがとうございます!私…やっと念願の冒険者カード手に入れれました!」
目をキラキラさせているシュラちゃんを見て、私も実感が湧いてきたのだった…
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