表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/26

21:24

「ご乗車ありがとうございます。お足元にお気をつけて車内へどうぞ。」


 改札を進め、車内は8割ほど埋まっただろうか。

出発まであと6分、車内空調の確認がてら巡視に入る。


 7列目では、大きなぬいぐるみを抱えた若いお客様が大口を開けて既に深い眠りについていた。

トランク預かりに備えてポケットに用意したビニール袋の出番は無さそうだ。


 プレミアム会員のおじさまは、いつものようにノートパソコンを広げて、おそらく社外秘であろうPDFを睨みつけていた。結構見えちゃってますよ。


 気掛かりなのは最後方、10列目の一人旅のお客様である。やや顔色が悪く見受けられる。

エチケット袋を差し出し、「ゴミ袋としてもお使い頂けますがいかがですか?」と様子を伺ってみる。

小さく頷いたお客様は、エチケット袋を握ると、そっとブランケットに顔を埋めた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ