第2話
梓side
ガチャ
部屋に戻ると柚にソファに座らされた
そして...
手錠を掛けられた
「柚!?なにしてんだよ!」
「何?梓。」
俺が声をかけると柚はふんわりと笑いながら 軽く首をかしげて聞いてきた
......可愛いn、
さっき教室で危ない発言をしたとは思えない くらい普段通りだ
...手錠をかけてきた以外は
「梓?どうしたの?」
はっ!そうだった
どういうつもりか聞いてみないと!
「さっき教室で言ってたこと本気かよ。
俺は監禁なんかいやだからな。」
俺がそう言うと柚は困ったように頬に手を当 てて考え始めた
「うーん...
僕は梓にずーっとここにいて欲しいんだけ ど。」
「絶対ヤダ。」
「そんな事言わないで、梓。」
そう言うと俺の膝の上に乗って
俺の制服の袖 を引っ張りながらお願いしてきた。
身長差のせいで上目使いになっていてあざと可愛い
だがここで諦めてはいけない
諦めたら監禁生活の始まりだ
さすがにいくら可愛い恋人のお願いとはいえ 監禁生活は嫌だ
「柚、頼むから監禁だけはやめてくれ。
あと手錠も外してくれ。」
俺がもう一度そう頼むと
「仕方がないな。」 とつぶやきながら柚は自分の部屋に入っていった
数分後
「はい、鍵持ってきたよ。」
柚が銀色の小さい鍵をもって部屋から出てき た
そして俺の前に座ってこういった
「ただし手錠を外すには条件があるんだ。」
......やっぱりそうか
やけに素直に鍵を取りに行ったとは思ったん だ
まあ、どんな条件でも監禁よりはマシだろ
よしっ!
「分かった。 その条件を呑むから手錠を外してくれ。」
そう言うと柚が近づいてきて手錠を外してく れた
「はい、外れたよ。」
よかった 普通に外してくれた
「で、条件ってなんだ?」
すると柚はふふふと可愛らしく笑って
「梓は何色がいい? 選んでいいよ。」
色??
「何の色だ?」
「もうこれからは誰も梓に手を出させないた めに
梓が僕の物だってわかるように
首輪を付けて貰おうと思ったんだ!」
「ちょっと待て!
俺に首輪を付けって外に出ろってこと か!」
「何?嫌なの?
でも約束したよね。
梓が条件を呑むって行ったんだから。
それとも監禁の方がよかった?
さあ、何色がいい?
そのくらいは梓に選ばせてあげるよ。」
End
第2話はこれで終わりですとりあえずこれで完結とさせていただきます
気が向いたら続きも書くかもしれません