Ep.3// Who’s to blame?
観測者
[ざまぁ]
Ep.3// Who’s to blame?
微かに聞こえる男性の笑い声。
アカネ
「うっ…うぅ…」
そっと瞳が開く。
スゥ
【目が覚めましたか?KITE6】
体を起こす。
ん?なんかスースーする…
ゆっくり体を見た。
・・・・・・。
正面へ視線を戻す。
・・・・・・。
アカネ
「ギヤァァァ!!!」
隣の部屋にも響く叫び声。
――バンッ!!
扉が勢い良く開く。
KITE3
「どうした!!何があった!?」
アカネ
「来るなあぁぁぁ!!!」
アカネは毛布で体を隠す。
アカネ
「来たら殺すっ!」
呼吸は荒く、目が血迷っている。
隊長
「ん?どうした?」
隊長はアカネを見て微笑む。
隊長
「おやおや、女神のお目覚めだぁ」
不敵に笑む。
アカネ
「スゥ、コイツらの誰だ!」
スゥ
【KITE1 隊長です。】
だろうと思った!!
アカネ
「テメェ!!」
毛布を体へ巻き付け隊長へ歩み寄った。
アカネ
「変態野郎!!」
KITE3
「隊長…バレてますよ」
アカネを宥めるように隊長の間に入る。
KITE3
「だから言ったのに……」
「アカネさん…落ち着いて…」
アカネ
「これの何処が落ち着けと!?」
「レ■■だろが!!」
金切り声で怒鳴る。
KITE2
「隊長…流石にやりすぎです」
隊長の後ろに立つ副隊長。
隊長
「ごめんね〜」
――プッツン
アカネは感情を失くす様に床を見つめた。
アカネ
「スゥ…殺せ…」
スゥ
【申し訳ございません。それはできません。】
アカネ
「なら…懲らしめろ…」
スゥ
【幸運度下がりますがよろしいですか?】
アカネ
「何でもいい…ヤれ」
スゥ
【承知しました。】
――何も起きない。
……で?
スゥ
【実行しましたよ。】
何したの…?
スゥ
【食中毒。】
アカネ
「ぶっ!!…ハハハッ」
突然、笑い吹き出した。
アカネ
「知らん!知らん!私は知らんよ!」
「なあ!?隊長――ここで吐くなよ」
不敵に笑む。
隊長
「何の話だ…ぁ…ぁ……うっ!」
隊長が突然苦しみだす。
アカネ
「早くトイレへ連れ込め」
「こいつ吐くぞ」
KITE2
「え?」
隊長
「うぷっ!」
KITE3
「マジかよ!」
二人係で隊長を介助しながら外へ出て行った。
外で激しく嘔吐する音が聞こえてきた。
アカネ
「食中毒だぞー」
小さく呟いてあげた。
アカネ
「聞こえないかぁ」
「スゥ、ナイス!すっきりした〜」
スゥ
【本当に良かったのですか?幸運度、下がっていきますよ?】
アカネ
「別に…」
真顔で言った。
アカネにとって、幸運はそこまで重要ではない様子だった。
アカネ
「銃で撃っておきながら、最終的に■■プで歓迎か…ざけんな!!」
「ざまーみろ!!」
大きな声で叫んだ。
そこへ女性隊員が現れる。
KITE5
「酷い人かもしれませんが…言い過ぎですよ」
「因みに…私も……隊長にされました…」
アカネ
「ぁ……」
アカネは言葉を失った。
KITE5は静かに扉を閉めた。
二人きりになる。
KITE5
「あの……アカネさんは何を犠牲にするのですか?」
アカネ
「え……」
「…こ…幸運」
KITE5
「これ…」
薬を手渡された。
KITE5
「彼…■■しないので」
アカネ
「あのクソ死ね」
目を見開き、感情なく呟く。
アカネ
「まぁ…今糞してるがな!ガハハハッ…」
瞳から涙が溢れ出てきた。
アカネ
「ここ…どこだよ…」
床に座り込む。
KITE5
「薬飲んで下さい」
水筒を渡された。
アカネは水筒を受け取り薬を飲んだ。
アカネ
「クソッ!…」
KITE5の腕の中で泣いた。
胸の宝石に涙が触れ美しく煌めいた。
スゥ
【自分の身は自分で護って下さい。私はサポートしかできません。】
ああ…わかってる。
悔しんだ…。
すべてが憎いんだ。
男も…弱い私も…。
この世の中も…。
――反吐が出るほど腐ってる。
Next time
――???
観測者
[最後まで、読んで頂き、ありがとうございます。]




