Ep.2// Cherish your good fortune
観測者
[キャラ設定どうなってるんだ…って自分にツッコミたい。]
Ep.2// Cherish your good fortune
アカネは小屋へ走って行く。
闇夜に光り輝く鎖に繋がれたまま。
【危険地帯。危険地帯。今すぐ伏せよ。】
頭の中でシステム音声が流れた。
アカネは音を立てずに止まる。
指示の通りに地面へ伏せた。
AKを構えスコープで小屋を覗き見た。
アカネは息を呑む。
敵らしき人物が銃を構えて見回りをしていたのだ。
脳内無線
[KITE6 KITE6 こちらKITE1 何か見つかったか?OVER]
…頭の中が、マジうるさい。
こっちは身動き取れないんだが?
てか、どうやって会話すればいいのさ…
【相手に向かって考えてみてください。きっと届きますよ。】
……それよりも、このシステム音声どこから鳴ってるわけ?
【あなたの|トルコ石《チーン リューィ スゥ パオ スー》からですよ。】
脳内無線
[KITE6 KITE6 こちらKITE1 応答せよ]
アカネは隊長へ向けて言葉を考えてみた。
KITE6
『煩い。黙れ。以上』
これでいい?
【届きました。成功です。おめでとうございます。】
ねぇ…キミは誰?
【私は|トルコ石《チーン リューィ スゥ パオ スー》。「スゥ」と呼んで下さい。】
ねぇ、スゥ。敵が…
脳内無線
[KITE6 テメェ…いい度胸してんな…あぁ?]
背後に気配。
音を立てずに振り向く。
鎖と繋がる――隊長の姿。
見なかったことにした。
――敵陣へ視線を向ける。
なぁ、スゥ。
スゥ
【何でしょうか?】
こいつ消してくんね?
スゥ
【こいつとは、どの方でしょうか?】
私のこと睨みつけてる男のことだよ。
スゥ
【隊長のことですね。大変申し訳ございません。この方は敵ではないので不可能です。】
そうか、残念だ。
……って、今なんて言った?
スゥ
【復唱します。隊長のことですね。大変申し訳ございません。この方は敵ではないので不可能です。】
敵なら可能なの?
スゥ
【はい、可能です。ただし条件があります。】
条件とは?
スゥ
【あなたの幸運度が下がります。】
・・・・・。
はい?幸運度?
べ…別に…構わないけど…捕虜が助かるならやってよ。
スゥ
【本当によろしいのですか?】
はい…。
スゥ
【再確認します。本当にそれでよろしいのですか?】
早く殺ってよ。
スゥ
【承知しました。】
KITE6はKITE1に肩を掴まれた。
次の瞬間――
上空が一瞬、ターコイズ色に光った。
――シュッ!(風切る)
――トンッ!(何かを貫く)
ドサッ―― (倒れる音)
計4回
「ギャァァァ」
小屋から叫び声。
スゥ
【頭部貫通、心肺停止確認。敵全滅完了しました。】
アカネはスゥの衝撃な言葉にショックのあまり気を失った。
Next time
――Welcome -歓迎-
観測者
[最後まで、読んで頂き、ありがとうございます。]




