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Re: 5 // The Price of Happiness

観測者

[クロスオーバー楽しい。]

直樹

「え!?ちょっと待ってよ!父さん!?」


Guiar

【通信終了。】


フェル

「ん?どったの?」


直樹

「母さんとデートしてるから邪魔すんな!だって…」


フェル

「流石!少将らしいわ!」


南戸中将

「仕方ないね。ラファルサ大佐殿ここは任せた」


中将は大佐の肩を叩いた。


ラファルサ大佐

「はい。…ん?え?」


大佐は返事の後に中将を二度見した。


南戸中将

「私は会議に戻る」

「何かあったら、駆けつける」


そう言い階段を登って演習場から去って行った。

直樹とフェルたちは中将の後ろ姿を見送った。


大佐はゆっくり、アカネとジョウへ視線を向けた。


ラファルサ大佐

「ダック・スワン状況を説明しろ。他の者は持ち場に戻れ」


隊員

「はっ!」


隊員は階段を駆け上がって行った。

大佐は怯えるアカネへ歩み寄った。



Re: 5 // The Price of Happiness


アカネ

「…怖い」

「さっき大佐って言ってなかった?」


「ジョウは曹長だっけ…?」


アカネはジョウの服をギュッと掴んだまま離さない。

落ち着かせる様に静かにアカネの背中を擦る。


ジョウ

「ジャンより偉い人だってことは確かだね」


アカネ

「ジャンって…誰?」


不思議そうに小首を傾げた。


ジョウ

「え…ああ」

「KITE1…元だから名前で言っただけ」


アカネへ小首を傾げ返した。


アカネ

「ジャンって言うの?あの変態が?」

「うわぁ…似合わねぇぇ」


アカネの不快そうな表情を見てジョウは苦笑いする。


ラファルサ大佐

「ん゙ん゙っ!」


咳払いが聞こえてくる。


フェル

「いいなぁ」


フェルが微かに呟いた。

直樹と大佐の視線が刺さった。


フェル

「……えっなに!?」


直樹

「どんまい」


フェル

「ちょ!人のこと言えないですよね!?」


フェルは大佐へ向かって指を差した。

青年が大佐に反抗する姿を目の当たりにし、顔を青ざめるアカネとジョウ。


フェル

「何の自慢!?」


ラファルサ大佐

「全部声に漏れてるぞ」


フェル

「うるさいな!」


アカネとジョウは硬直したまま動かない。


直樹

「フェル…落ち着け」


直樹はポンポンとフェル肩を叩いて手招きした。

渋々、直樹に近づくフェル。


フェル

「…すみませんでした」


フェルは大佐へ頭を下げた。

大佐はため息をついた。


ラファルサ大佐

「質問していいか?」


ジョウの前へ屈んだ。


ジョウ

「はい」


ジョウは視線を鋭くし大佐へ敬礼した。

大佐は反射的に敬礼を返す。


ラファルサ大佐

「っ!!」

「…ここへはどうやって?」


ジョウ

「……」


大佐から視線を逸らした。


ラン

【私から説明してもよろしいでしょうか?】


ラファルサ大佐

「……AI?」


直樹

「あ。二人には天然石のAI持ってるんだった」

「伝え忘れてた!」


大佐は立ち上がった。

数秒の無言。


直樹

「えっ……それは…。別にいいけど」


ラファルサ大佐

「は?…ふーん」


気まずい雰囲気。


フェル

「何?え?何??」


大佐の咳払い。


ラファルサ大佐

「相棒、代わりに聞き出せ」


Naparnik

【やっぱそうなると思った。】


ラファルサ大佐

「ダック。カルディを呼び出せ」


直樹

「了解」


---


Naparnik

【How did you get here?】

(どうやってここへ?)


ラン

【I have opened the gateway to another world】

(異界の門を開けてきました)


Naparnik

【…Well… I suppose so.】

(…それは…そうだろうな)


ラン

【I’m looking for a way for them to live happily without having to return from death.】

(死に戻りしない幸せの方法を探しています)


Naparnik

【Back from the dead??】

(死に戻り??)

【I can’t quite follow.】

(理解が追いつきません)


ラン

【Could you please teach them how to live a happy life?】

(彼らに幸せに生き抜く方法を教えていただけませんか?)


Naparnik

【Pardon?】

(はい?)


数秒の静寂。


Naparnik

【だってよ。】


大佐は二人に背を向け、直樹へ手招きした。

直樹は大佐へ駆け寄る。

大佐に強く肩を掴まれ抱き寄せられる。


肩をポンポンと叩かれ。


ラファルサ大佐

「お前ならやれる!」


直樹

「はぁあ!?」


ジョウは大佐の後ろ姿を真顔で見つめ続ける。

アカネは直樹の反応に首を傾げた。


スゥ

【彼らから異常は感知しませんでした。】


ラン

【何かあればこちらから攻撃可能です。】


アカネ

「え…」


ジョウ

「ラン、彼らが悪い奴らだとは決まったわけではないだろ」


ラン

【警戒しすぎました。申し訳ございませんでした。】


アカネ

「こわ…」


ジョウ

「立とう、脚が痺れてきた…」


アカネ

「うん」


二人は支え合いながら立ち上がった。

直樹はため息と共にしゃがみ込んだ。

数秒頭を抱える。

意を決しジョウへ歩み寄った。


直樹

「…自分が担当します」


直樹はジョウたちから視線を逸らしたままだった。


スゥ

【機嫌が悪そうですね。】


Guiar

【…誰のせいだと思ってるんだよ。】


スゥ

【私ですか?】


Guiar

【他に誰がいるんだよ。】


ラン

【構わないで結構ですよ。】

【私たちは私たちで任務を遂行するだけです。】


Guiar

【待て!同じ声だから気付かなかった!さっきのどっちだ!】


ラン&スゥ

【【さて、どちらでしょう】】


Guiar

【腹立つ!】


直樹

「Guiar遊ぶな」


Guiar

【遊んでねーよ!】


直樹

「テント等こちらで預かってもいいでしょうか?」


ジョウ

「ああ…」


アカネ

「だ…大丈夫なの」


ジョウ

「武器だけ貴重品なので持参してもよろしいでしょうか?」


直樹

「要らないと思うけど…」

「……形見とか?」


ジョウ

「まぁ…そんなところです」


(というのは表向きだが)


直樹

「スワン。今日は中止だ下がってよし」


フェル

「ああ…」


急に態度が変わった直樹の姿に驚きつつ、フェルはその場を後にした。

四人になったのを確認し、口を開いた。


直樹

「指揮官のダック副将。これからお二人を監視・サポートさせていただきます」


二人へ敬礼した。


ジョウ

「はっ!」


ジョウは直樹へ敬礼した。

アカネは慌てて直樹へ敬礼する。


アカネ

「よろしくお願いします!」


アカネは上目遣いで直樹を覗き見た。


アカネ

「ねぇ…なんでアヒルなの?」


小さく呟いた。


直樹

「名付け親に聞いてください!」


直樹の背後で肩を跳ねらせる男がいた。

アカネとジョウの視線が大佐へ向いた。

観測者

[最後まで、読んで頂き、ありがとうございます。]

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