Re: 6 // Good intentions can drive a person mad
観測者
[更新速度上げます。]
カルディ
「ねぇ、どういう状況?」
一人の白衣の男性が階段を降りてきた。
大佐へ歩み寄る。
ラファルサ大佐
「……」
カルディ
「ん?」
アカネとジョウへ視線を向ける。
カルディ
「…呼びつけておいて説明無しはちょっと…ねぇ……」
アカネ
「え…男の人?女性…じゃない?」
アカネは首を傾げた。
直樹はカルディへ手招きする。
直樹
「カルディちょっと来て」
カルディ
「はーい」
直樹はゆっくり階段を上がって行った。
カルディはその後を追いかけるように軽やかに階段を駆け上がった。
アカネ
「何あれ…可愛い……」
ジョウ
「えっ」
ジョウはアカネの顔を二度見した。
Re: 6 // Good intentions can drive a person mad
ラファルサ大佐
「……申し訳ないが…テントを片付けてもらえないだろうか」
ジョウ
「すみません!すぐ片付けます!」
「アカネ手伝って」
アカネ
「わかった」
二人は駆け寄りテントをたたみ始めた。
大佐は二人に近づき片付けを手伝い出す。
ジョウ
「ああっ…大佐殿にお手を取らせません!」
ラファルサ大佐
「気にするな…効率を考えろ」
ジョウ
「……っ!」
アカネ
「ありがとうございます」
アカネは大佐へ小さくお辞儀。
ラファルサ大佐
「……いや、別に」
アカネから視線を逸らしたまま、作業を止めなかった。
演習場の端に荷物を置いた。
再び大佐は二人の前に立った。
ラファルサ大佐
「では、始める」
じっと二人を見つめる。
アカネ
「……なっなにを」
大佐の視線が鋭くアカネは焦りだす。
(殺られる?)
アカネ
「待って…嫌な予感しかしない!」
「ジョウど…どうすればいいの!」
アカネ・ジョウ
「「…っ!」」
二人は同時に俯いた。
――静寂。
ラン&スゥ
【【侵入を許しません。】】
【【我らに触れる者。排除する者。】】
Naparnik
【異常なデータを検出。通信を遮断。排除を実行します。】
ラファルサ大佐
「ほう…それだけか?」
ラン&スゥ
【【我らにできないものはない。】】
【【抵抗する者。天秤に反する者。】】
Naparnik
【相棒…これはかなり…キツイ】
ラファルサ大佐
「わかっている」
大佐は深呼吸した。
気を集中する。
ラファルサ大佐
「では…」
オーラが大佐の体を纏う。
Naparnik
【ハハッ…そう来なくっちゃ…】
ラン&スゥ
【【異常な出力を検知】】
【【警戒を怠るな。あの者を排除せよ】】
Naparnik
【来る!】
- 一方、階段上の観覧室 -
カルディ
「あの二人操られてない?」
Guiar
【操られてますよ。】
直樹
「やっぱ?」
「あれAIなのかな?なんか構造がおかしい」
Guiar
【ウイルスを仕込まないAIとは……。】
カルディ
「何この異常な数値…」
直樹
「兄貴大丈夫かな…?」
突然、背後からため息が聞こえてきた。
二人は後ろを振り返る。
直樹
「父さん!?何でここに?」
チャーリー少将
「いや…だって……」
朱雀准尉
「だって…じゃない!!」
「緊急の仕事を直樹に押し付けるなんて!!」
直樹
「母さん…」
Ratio
【よそ見は禁物ですよ!】
Guiar
【私だけでどうにかなる問題じゃないんだが…。】
Dovira
【キャー!!先輩っ格好いい!!】
Naparnik
【Shut Up!!】
Guiar
【……ヤル気なくなる。】
Ratio
【援護します。】
【ほら、しっかりしなさい!】
チャーリー少将
「はいはい…」
視界全体にUIを展開。
チャーリー少将
「Naparnikに接続しろ」
- 下の演習場 -
Naparnik
【キタキタキタァァ!!】
ラファルサ大佐
「!!大地かっ」
アカネとジョウの視線は観覧室へ向いた。
その瞳は赤く光る。
「「殲滅」」
Naparnik
【Dovira!!!】
ラファルサ大佐
「朱雀っ!!!」
叫び声と共に姿を消した。
チャーリー少将
「直樹援護しろ!!!」
直樹
「わかってる!!!」
カルディ
「隕石…?」
言葉を失った。
ビビィー ビビィー ビビィー
[緊急警報。緊急警報。]
[全職員へ通達します。]
[隕石が接近中…]
カルディ
「軌道が…嘘でしょ?この基地を狙ってる?」
Ratio
【これは…我々にどうにか出来る問題ではありません。】
Guiar
【彼らを…】
Naparnik
【招き入れたのが…】
直樹
「――間違っていた」
◇◆◇
観測者
「お前たちは一体何をやっている…」
「なぜ、自滅してまでこの世界を滅ぼした…」
「ハハッ…笑えない……」
怒りを露わにする。
「幸運を全て使い果たすとはね…」
「何の為に異世界への扉を開けたのだか…」
ため息をついた。
「――聞こえていないか…」
巻キ戻ル――
――時ヲ超エテ
〝天秤トイウ名ノ地獄ヘ〟
観測者
[最後まで、読んで頂き、ありがとうございます。]




