Re: 1 // The Hunter and the Hunted
観測者
[Season2へようこそ]
ラン&スゥ
【【KITE部隊名:彼岸花】】
誕生石: サファイア《ラン パオ スー》
【コールサイン:KITE3 周 凱 曹長】
誕生石: トルコ石《チーン リューィ スゥ パオ スー》
【コールサイン:KITE6 森野 明香音 二等兵】
ラン
【本部からの通達後の二人の様子をお見せしましょうか?】
スゥ
【見せる意味はあるのでしょうか?】
ラン
【あなたは任務放棄するつもりですか?】
ジョウ
「ラン。さっきからうるさい!」
アカネ
「スゥもだからね!」
スゥ
【起こしてしまいましたか。】
ラン&スゥ
【【大変、申し訳ございません。】】
Re: 1 // The Hunter and the Hunted
朝日が寝室を照らす。
布団から元気よく飛び出るアカネ。
アカネ
「今日も一日進んだ〜」
大きなあくびと共に体を伸ばす。
ジョウ
「ドローン爆撃で正解だった」
アカネを抱き寄せた。
ジョウ
「で…よかったな」
ジョウが擦り寄ってくる。
アカネ
「触れんな」
アカネは小さく口元を上げた。
アカネ
「不運は上がらなかった」
ジョウ
「能力を使ったわけじゃないからな」
アカネ
「嘸かし綺麗な爆発だったんだろうなぁ」
ジョウ
「テロは防げた」
アカネ
「………過去は繰り返さない」
ジョウ
「繰り返してたまるか!」
ジョウに強く抱きしめられる。
アカネ
「だから、触れんなって!」
ジョウ
「嫌だ〜」
擦り寄ってくる。
アカネ
「不快…」
「ねぇ…お腹減った!」
ジョウ
「食料なら要請した」
アカネ
「そうじゃねーし…」
ジョウ
「ん?…ああ」
布団へ連れ込まれる。
強くアカネを抱き寄せる。
ジョウ
「そういうこと?」
アカネ
「ちげー!ん〜っ!」
ジョウの腕の中でもがく。
アカネ
「ええい!!離せっ!!」
「肉食いたい!!狩りに行くぞ!!」
ジョウ
「狩られてるのそっちだよね?」
二人の視線が重なる。
頬が熱くなった。
アカネ
「うっさい!!」
◇◆◇
ジョウ
「何処へ狩りに行く?」
アカネ
「私に聞かれても…」
銃の手入れをする二人。
ジョウ
「敵に遭遇する想定で弾多めに持ってけよ?」
アカネ
「ん」
脳内通信
[KITE3 KITE3 こちら本部 KITE3 応答せよ OVER]
ジョウ
「こちらKITE3 要件をどうぞ OVER」
脳内通信
[おい!彼奴等 生きてるぞ!KITE3 元気か!?]
ジョウ
「その声は…KITE1?」
脳内通信
[あん?嫌だったかぁ!?]
ジョウ
「いいえ!元気な声が聞けて嬉しいです!」
脳内通信
[あの馬鹿と仲良ししてるか??]
アカネ
「…ああ!?やんのか!?」
通信先から笑い声が聞こえてくる。
脳内通信
[幸せにしてるか〜?]
ジョウ
「KITE4…」
脳内通信
[アカネさ〜ん!元気〜?]
アカネ
「ナオ……うん!元気だよ〜!そっちは??」
脳内通信
[元気!みんなも元気ですよ!]
また、笑い声が聞こえてくる。
アカネ
「幸せそうでよかった…」
脳内通信
[我らはFALCON部隊と共に任務遂行する事になった]
ジョウ
「それって…」
脳内通信
[配属先が変わった]
アカネ
「………助けた意味…」
脳内通信
[気を病むな!生き延びればいいだけだ…]
ジョウ
「天秤から逃れられないのか…」
脳内通信
[この世界は腐ってる。じゃ!健闘を祈る! OUT]
ジョウ
「KITE1!!」
ジョウは拳を握り締め、机へ激しく叩きつけた。
――バンッ!
ジョウ
「クソッ!!クソクソクソ!!」
――バン!!バンッ!バンッ!…
アカネ
「やめて!!」
アカネは赤く染まった、彼の拳を優しく包みこんだ。
アカネ
「落ち着いて…」
アカネはジョウの正面へ立ち直す。
そっと包み込むように抱き寄せた。
アカネ
「手当しないとね…」
アカネは血が滲む掌へ口づけした。
ジョウ
「ごめん……」
アカネ
「部隊名聞けなかったね」
ジョウ
「ああ…くっ……」
ジョウはアカネを優しく抱き返した。
俯く瞳から流れる雫は、アカネの肩を濡らした。
【明日は我が身。】
【彼らに狩られるかもしれない。】
【我らが彼らを狩ることになるかもしれない。】
【逃れられぬ天秤。】
【どうか、彼らに救いがあらんことを…。】
観測者
[最後まで、読んで頂き、ありがとうございます。]




