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数字の神が支配する世界  作者: 葉月 優奈
二話:神を作りし若人
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025

夕方、俺はマート庁に来ていた。

打越教授から、ディスクをもらってマート庁に来ていた。

研究室で眠らされた、恋はこのマート庁には来ていない。

上司と会話をして、アメミットの使用許可を認可してもらった。


そのまま俺はタイツに着替えて、アメミットの中に入っていた。

VRゴーグルをつけて、カプセルの中に入った俺の意識はドローンと連動していた。

俺のそばにある白いカプセル(アメミット)のそばでは、開発部の廻沢と堀合がいた。

打越教授は、マート庁に顔が利くようでこれらもあっという間に準備が進んでいく。


そして、俺はVRの世界にダイブした。

見えているのは黒いドローンから見た景色、見える景色はここマート庁の廊下だ。


「まっすぐ行けば、セントラルタワーに着くわ。だけど、ここから先」

ナビゲーターをする廻沢の声が、聞こえた。

ゴーグル越しから、彼女の声が聞こえていた。


俺はアメミットの中で、ドローンを操作した。

アメミットの中にいれば、ドローンは思い通りに操作できた。

ドローンを動かして、前を進むと……廊下に赤外線がいっぱい見えた。

網のように張り巡らされていて、行く手を阻む。

だけどそんな赤外線を、ドローンを上手く操縦してかわしながら進む。

途中アームが一カ所触れそうな場面もあったけど、それでも赤外線エリアを抜けた。


「ここから敷地内はセントラルタワーか?」

「ええ、エレベーターを目指せばいいけど」

「出迎えてくれるドローンがいるみたいだ」

防衛システムのドローンが、既に姿を見せていた。

俺のドローンと同じようなドローンだけど、色は白いドローン。

横に黒い一本縞が見えるドローンが三機、姿を見せていた。無論、口もある。


「さて、これを回避しながら」

防衛システムのドローンは、容赦なく俺を攻撃してきた。

黒い光線で、出迎えたが俺は冷静に回避をしていく。

それと同時に、俺は反撃で黒い光線を打ち返した。


「おー、やるね」

三機のドローンを全て消滅させた俺。

そのまま、俺はドローンを前を急いでいた。


「これでも俺は、エースパイロットだからな」

「仕事後、吐くことさえ無ければね」

「余計なことを言うな!」

それでもドローンは、快調に進んでいく。


「にしても、少し敵の動きが鈍いな」

「防衛システムを、ある程度無力化しているからね。あたしの妨害電波は役に立っている?

まあ、堀合君も少しは頑張っているけど」

「そうか、アシスト感謝する」

俺は素直に、サポート役の廻沢に感謝を伝えた。

彼女たちのアシストも、難攻不落のセントラルタワーへの道に繋がっている。

それに俺には、やる気がみなぎっていた。


(あんなことを言われたら、断る理由もない)

俺は打越教授に言われたことを、はっきりと覚えていた。

間違える神は、この世界に存在してはいけない。


もしかしたら、蓮は間違えた神の裁定なのかもしれない。

だとすれば、マートを治すことで蓮の死に意味があるのだ。

それはもう一人の恋が結んだ、打越教授との結びつき。

俺には、アップデートをする力がありそれをする義務だと思えた。


ドローンを動かして、砲台を見つけた。

当然これも、防衛システムの一つ。

それでも砲台から放たれる黒い光線を、俺は次々と避けていった。

攻撃は少し遅れているが、砲台の数が多い。


(攻撃は激しい……フルで撃たれたらやばいな)

それでも攻撃が遅れている分、なんとか砲台群を乗り越えた。

間もなく見える、エレベーターの入り口。


「ここが……セントラルタワーの最奥に向かう高速エレベーターか」

「凄いね。本当に、辿り着いたんだ」

「まだまだ行くぞ!

アバターは、セントラルタワーの頂上で起動しているんだよな」

「うん、アバターもドローンと同じようにあなたと同じようにリンクする。

ちゃんと『マートン』でアバターを作ったんだよね」

「ああ、たいした物じゃ無いけど」

俺は、エレベーター内にドローンを飛ばした。

ドローンがエレベーターの中に入ると、そのままエレベーターが閉まってエレベーターが上昇した。

一気にエレベーターが凄い早さで上に向かって上がっていくのが、ドローンに乗っていても感じられた。


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