91.ソラサイ
「なぁ〜お前ら〜出会いが欲しくないか〜?」
茂木と狩屋と俺。茂木の家。
狩屋が唐突に喋りだす。
「そりゃあ欲しいぜ」
茂木が即座に反応する。
「俺さ〜、実は〝ソラサイ〟の実行委員なんだよね〜」
〝ソラサイ〟って何処かで聞いた事あるな。
・・・40話ぐらい前に聞いた事がある。
あ、そうだ。
絵空大学の学園祭の事だ。空祭。
狩屋、抜け目のないやつだ。
「空祭は11月の終わり頃にやるんだけどさぁ〜ボランティア募集してるんだよね〜。君たちも出会いを求めて、参加してくれないかな〜?」
「もちろん!お前もだよな?」
茂木が俺をみて言う。
「いやぁ・・・めんどくさそうだなー。バイトもあるし」
「スカした事言うなよぉ〜。バイトのシフトなんて事前に言っておけばどうにかなるだろ〜?」
「ま、まぁ、そうだけど・・・別に出会いとか求めてねーし」
これは本心だった。
「あれ、そういえばお前!麻雀のサークルの人とはあの後デートしたのか!?」
茂木、どうしてそれを!?
って確か前に、俺から話をしてたな。
「タァ、タイミングが合わなくてさー。まだデートしてねーわ」
「ちんこついてんのか〜?」
「女の子を待たせちゃダメなんだぞ!」
狩屋と茂木。明らかにモテなさそうな2人に言われるのは腹が立つ。
でも確かに遥さんを待たせているのかもしれないぞ、俺。
「近々誘うつもりだよ」
「今誘え!今!」
「男見せろ〜」
「なっ、自分のタイミングでやるよ!」
「今だぁーっ!今やれ!」
「男見せろ〜」
的な押し問答が続き、
遂に俺は遥さんをデートに誘った。
誘ってしまった!!!!!!!




