59.認識
問題
2人しかいないサークルの男女が
サークル活動と称して、映画館で
映画を観に行きました。
ジャンケンで決まりましたが、
その男女は恋愛映画を観ました。
そこで予期せぬ出来事が起こりました。
その男女は、手を繋いだのです。
気が付けば手を繋いでいました。
手を繋いだというか、男の手の上に
女の手が乗っかり、女はその手を
優しく握った程度です。
それが手を握った、
という認識であるのは、
男女共にありました。
さて、では、何故男女は
手を繋いだのでしょうか?
女性から、問われています。
そんな問題文が俺の頭の中に出現した。
ヒントをくれ、恋愛の神様よ。
いやまてよ、これは遥さんの手が俺の上にあるというのが最大なヒントだ!
これは遥さんから手を握ってきた事に違いない!
では、何故?
それだ!それを知りたい!
俺の事を好きなのか?
いや、そんな短絡的な理由が答えなのだろうか?
手繋いだからって、好き同士なのか?
デートなら手を繋ぐものなのかもしれない。
というか、これはデートなのか?
もしかして、遥さんは俺を試しているのか?
俺の反応を・・・
いつしか俺が胸をじっと見たことをからかったように・・・
分からない。
女性に点数をつけているような俺だが、こんな恋愛の経験など皆無なのだ。
とにかく、何か返さなければ!
そうだ、冗談っぽく、言おう!
「もしかして、遥さん、俺の事好きとか?」
「正解はね・・・
【chapter.04】 おわり。
そうして、ひとつの正解が導かれていく【chapter.05】
引き続き、お楽しみ下さい。




