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47.ストーカー

【chapter.04】 どうして君なんだ (全13話)


寒い。寒すぎる。

真夏の気温は日々上がっているのに

このバイト先のコンビニはガンガンに

クーラーを効かせている。

もはや冷蔵庫だ。

制服も半袖なので、余計に寒い。



「久しぶりだね」

熊のような猫背の店長が語りかけてくる。



「おかげさまで、学校を卒業出来ました!」

「それじゃあ、夏休みだしシフト入れ放題だね!あはははは!」

店長は疲れた顔で狂気の笑顔を見せてきた。


「大変だったんですからねぇ!」

隣のユキちゃんが頬を膨らませている。

当たり前だが、俺の不在の2週間

ただでさえ里山さんが消えたバイトの人数で回すのは大変だったのかもしれない。


「ご、ごめん」と謝る俺に対しユキちゃんが耳打ちする。

(・・・今日、付き合ってよね)


なっ!?またキャバクラ!?


(ちょっと・・・お金が・・・)

(違うわ、私のことで)

(えっ?どうしたんですか?)

(最近、怪しい人がウロついてるのよ)

(まさか?ストーカーとか?)

(分からないけど、ほら、夜の商売ってそういうヤバい人いるから)


「ま、任せて!」


何の根拠があるか分からないが

俺はユキちゃんに任せてくれと話をする。

・・・とにかくこの子を守らなければ

そういった感情が膨らむ。


そうだ、この子は身寄りなく、ひとりで生きている。

何かの縁だから、俺が助けないと。


(頼もしぃ〜!それじゃあバイトが終わったら!)


俺は思考を巡らせる。

いわゆるストーカーという奴か。

キャバ嬢と客のトラブルというのはよく聞く。

そもそもユキちゃんは可愛いから、コンビニの客もありえるぞ。


店長が先に帰り、交代のアルバイトが来た。

俺は来客の様子を観察しながら、バイトを終える。



冷蔵庫コンビニを出ると、暑い。



体調を崩しそうだ。



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