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39.林檎が揺れ動く


今日が夏休み前の最後の講義だった。


アルバイトで貯めた金が増えたり減ったりしながら、

ついに自動車学校へ通う金へとなった。

俺は大学に特設されている自動車学校のブースで

茂木と一緒に夏合宿を申し込む。

いちいち書くのが面倒な情報を何度も入れ、手続きが完了した。


そして、サークルへ向かう。


うんうん、

なんだかちょっと盛り上がって来たじゃないか、

我が大学生活。




「待ってたよ」




遥さんが胸部に林檎を2つ入れたような、

そんなおっぱいがいっぱいな格好で雀卓の前に座っている。


「いやぁ〜、夏休みですね〜」


手の平をパタパタとし、団扇のように顔に風を送る遥さん。

その度、林檎が揺れ動く。

ほんと、天国のようなサークルだ。俺は頬の筋肉が緩みまくる。


「あのさー」

遥さんが役満ボディーをチラつかせながら語り出す。

「はい?」

「疑問に思わないわけ?」

「えっ?」



「どうしてこのサークル、私とあなたしかいないのか?とか」




痺れを切らしたのか、遥さんがそんな事を言ってきた。

そう。実はずっと不思議だったのだ。

俺が来た時から、俺は遥さん以外の部員を見たことがない。



「気になってましたけど、なんかやばい理由だったらどうしようとか、考えて聞けませんでした」



「ま、あれだよ。あれ」



そして遥さんがさらっと発言する。





「男女問題ってやつ?」





「なぁっ!?」

「ま、気にしないでよ」

「気にしますよ!」

「ところでさー、夏休み中のサークルどうする?」

「あっ、ごめんなさい。実は8月は自動車学校の合宿があって、行けません」

「えーーーー!えーえーえー!!!」



か、かわいい!

駄々をこねる役満おっぱいガール!



「なので9月からかなぁ、なんて」

「分かったー。でもせっかく夏なんだから、暇な時遊ぼうよ」





い、いま、

いま、なんて言いました!?

遥さん、それはデートのお誘いですか?




「分かりましたー」







その日の夜、

俺は遥さんとのあらぬ妄想に耽って寝た。

というか、男女問題なの?

2人しかいないサークルって?

なんか違う理由があるんじゃ無いかな・・・

例えば俺と2人っきりになりたい理由があるとか

うへへへへへ・・・・




そして夜が明けて、夏休みがやってきた。

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