38.小さな文字盤の時計
「あっ」
思わず声が出る。
白いTシャツには隠しきれないまぉまぁのおっぱい。
白い肌に金髪。これ、俗に言う白ギャル?
俺のアパートの隣人、夏美さんが現れた。
「ここでバイトしてんの?」
「あっ、はい」
白くて細い腕に、
二度見しなければ分からないぐらいの小さな文字盤の時計。
「ここさ、バイトでよく通るんだ〜。これから贔屓にするねー」
「えっ?」
振り返ると、長い金色の髪が揺れる。
「ごめーん、トイレだけ借りるー」
そう言って夏美さんはトイレに行った。
あんなすらりとしたボディから
その・・・出るものなどあるというのだろうか?
脇腹を小突かれる。ユキちゃんが冷めた目で見ている。
「大学の知り合いですかぁ?」
「う、うん」
「ふーん、あんな可愛い人、知り合いなんですねぇ?」
「ま、まぁね、ほら、アパートの隣人なんだよ」
「へぇ〜」
な、なんだこれ!
ユキちゃん!その態度は何!?
もしかして、俺に嫉妬してるの!?
バイビーのポーズをして、夏美さんが去っていく。
「・・・私、あの人、なんか嫌いだなぁ」
えっ?
ここに来て腹黒な夜ユキちゃんが出て来た。
やはり、俺に嫉妬しているのか!?
確かに夏美さんは可愛いと思うが、
けどユキちゃんもまた別の良さがある。
俺の採点では確か昼のユキちゃんが7点で、
夏美さんが8点で、
夜のユキちゃんが9点だ!負けてないぞ!
夜のユキちゃん!
ぼうっとしていると、トイレ掃除を忘れていた。
「トイレ掃除行ってきまーす」
俺はユキちゃんにそう伝えるとユキちゃんが渋い顔をした。
「変態!」
しまった!
夏美さんがトイレを出たばかりだった!
違うって!ユキちゃん!




