19.夜ユキ
さて、早送りボタンを押そう。
ズーマーをぶっ飛ばし、バイト先にたどり着き
ユキちゃんと夕方まで働き
バレないように時間差で繁華街に集合した。
そういえばここは先日、遥さんに連れて行って貰った
居酒屋もあったな。
この街の中心部と言っていいだろう。
色んなお店がある。
「お待たせ〜」
目の前に現れた女性が、ユキちゃんだと
気付くのに時間がかかった。
(べ!別人だ!髪を下ろして、気のせいか黒目が大きくなっていて!艶めくメイクは、濃すぎず大人だ!しかしおっぱいが無い!格好はなんつーかちょっとダサい田舎のギャルみたいなそんな感じだけど!ロリ大人可愛い!おっぱいだけが残念だ!9点!!!!!)
俺は見違える姿のユキちゃんに点数をつけた。
これは本人曰くの夜スタイルか。
夜ユキと名付けよう。バイト上は昼ユキだ。
「分かりませんでした、パッと見」
「昼と夜、どっちが良い?」
「う〜ん、どちらも捨てがたい」
「ふふ。ありがとう」
夜ユキは大人だなぁ。
夜ユキちゃんが働くキャバクラの開店まで2時間ちょっとあり、俺たちは時間つぶしにカフェに行く事にした。
・・・同伴とは言え、女の子とカフェ。
これって、デートなのでは?
・・・ってゆーか、これ、同伴なんだろうけど
ユキちゃんは俺に助けを求めて来たわけで
普通キャバ嬢と同伴って客と慣れ親しんだ間柄の
二人がするものでは?
・・・つまりこれは同伴ではあらず、
・・・デートであろう。いや、デートに違いない。
向かい合って、洒落たカフェで時間を潰す。
俺は飲めないはずのブラックコーヒーを、
夜ユキちゃんは甘い何かを頼んでいた。
ついでにチーズケーキと、よく分からない名前の
甘いお菓子を頼んだ。
デートだよね?これ?




