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18.同伴出勤


今日は土曜日。

昼から夕方のバイトが入っていて

今日もユキちゃんと一緒である事が

正直嬉しい。


そんな日の目覚めと共に、知らない番号から

電話がかかってきた。


「もしもし」

ー〝あっ、ユキです〟


ユキちゃんだ!


「あ、おはようございます」

ー〝今日、バイト一緒だね〟

「あー・・・そうでしたね!」

何故か、スカす俺。



ー〝今日、夜暇?〟



「えっ・・・」

急にドキドキする俺。


ー〝同伴出勤して欲しくて〟


な、なにーっ!!!!!!!!!


「ド!ドウハンシュッキンですか!?」

ー〝うん。お金は貴方持ちだけど〟

「い、いくらあれば!?」

ー〝う〜ん、2万あれば間違いない〟


2万。。。

安くない。高い!

でも色々考える。

ユキちゃんは、何かしらの理由でお金が欲しくて

キャバクラの仕事でも金が欲しいんだ。

これは、ユキちゃんが俺を頼って

くれているのではないだろうか?


「わ!分かりました!」

ー〝詳しくはバイトで〜〟


電話が切れる。


ユキちゃんと、同伴!

同伴出勤!!!


はっ!

バイトまで時間が無い!

全力の私服と、全力の頭髪で

挑まなければ!



こうして準備をして、

バイト先へ向かう時間になった。

俺は自宅を出て、鍵を閉める。


ガチャリ、そして、ガチャ。



「あっ・・・」

何回めのパターンなのか。

俺が部屋の扉を閉めると

隣の部屋の扉が開き、

夏美さんが現れた。


「よっ、1年生」

「こんにちわ」

「お出かけ?」

「バイトです」

「ふ〜ん。どこで?」

「コンビニです」

「がんばれ」


それじゃあ、バイビー、みたいなポーズを決めて

夏美さんは去っていく。


あれ、前見た時と・・・

何かが違うな。

俺は後ろ姿を見て、その違和感に気付く。



髪、切ったんだな。






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