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132.どうやって生きていくべきなのか
「今、君の中にいる魔女と会話をしてたよ」
妹の目の色が戻ったので、言ってみる。
「えぇーっ!?気付きませんでしたよぉ!」
相変わらずのユキちゃんだ。
それから、これからの話をした。
妹の中には、ずっと魔女の人格が宿る事。
魔法が悪さをしてしまう事や(あまり強くは言えなかったけど)命を狙われる危険があるから、
絵空市から引っ越しをして、違う場所で生活をする必要があること。
それでも、現実的な事がある訳で、お金の事とか、どうするべきなのか、よく分からないけど
とにかくどうするべきか、は見当がついた。
俺は兄として、どうするべきなのか
どうやって生きていくべきなのか、考えていた。
大学を辞めて、どこか遠くで妹と暮らす選択肢もあるだろう。
あのクソ男に金を要求する方法もある。
それでも妹は、それを拒んだ。
「頑張って、生きていく」
「でも、どうやって?」
ユキちゃんは財布から、名刺を取り出した。
「この前ね、学園祭で、ミスコンあったでしょ?」
「うん・・・」
「参加はしなかったんだけど、芸能プロダクションの人に、名刺もらっちゃった」
「えっ?」
「理由を探してるだけかもしれないですけどぉ・・・アイドル目指して上京しちゃおっかなぁって、考えてたの」
「うーん、あれって厳しい道だぞ?」
「応援してよ」
「ま、まぁ・・・」
「お兄ちゃんでしょ?」




