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124/140

124.太陽


俺は疲れていたのに

眠れなかった。


また、不可解な出来事が起きる。


俺は窓を開け、雪が降るのか、雨が降るのか、気温が上がるのか、下がるのか待った。


インターネットのニュースサイトを更新し続けた。

緊急速報が流れるのかもしれないと、テレビの電源をつけていた。


しかし、何も変化は起こらない。


まさか、以前みたいに1日逆戻りしているのかもしれない。



とにかく、興奮が俺を襲い、

寝付くことが出来ない。

不安がよぎる。

里山さんや、真琴、茂木、狩屋・・・

色々な人と連絡を取る。

不安な時は、連絡、だ。


3時。4時。5時。


早めのニュース番組が始まる。


6時。


7時。


寝付けない。

そして俺は気づく。






朝を迎えていない。





一向に、太陽が昇らないのだ。






すぐさま、家を飛び出す。

冷え切った相棒ズーマーを走らせる。


遠くを見る。


おかしい。



にわか雨のような、そんな感覚で

おそらくこの絵空市の一部だけ、暗闇なのだ。

遠くを見ると、間違いなく朝で

区切られたように、ここは夜だった。





ーどうして?




昨日、破滅の魔女と心の距離が近づいた?




誰?




遥さん?魔女狩りをしているのに?


夏美さん?でも昨日は直接的な絡みはあまりなかった。

しかもこの人は遥さんの仲間の可能性が高い。


真琴?いや、でもコイツと出会う前から、不可解な出来事は起きていたはずだ。


エビアス・・・カニエさん?

いやいや、まさか、そんな訳がない。



誰なんだ?



ハテナ、ハテナ、ハテナ、ハテナ。



??????????



ハテナが頭の中でいっぱいになる。



スマホが振動している。

電話だ。


原付を止め、俺は電話に出る。

遥さんだ。




「やっぱり、妹さんの仕業じゃないの?」




「ち、違います」




「じゃあ、これは何?」




「分からないんです」




ヤバい、妹を守らないと。





俺は、ユキちゃんの自宅に向かう。



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