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123/140

123.疲弊


その日、ユキちゃんと別れるのが怖かったが

大丈夫っていう言葉と笑顔を信じて

それでも不安があった。

でも疲れていて、俺は自宅に着いた。


着替えるのも面倒なくらい、疲弊していた。


思い返せば

めちゃくちゃな1日だった。


遥さんはライブの演出に、魔女を殺す毒を混ぜた霧を散布していた。


確かに大多数が集まるなかで、一気にばら撒いた方が効率的にターゲットを絞れるかもしれない。

発想が悪魔だ。


それにしても、遥さんが仕組んだとして・・・


それが簡単に出来るのだろうか?


遥さんは今年はソラサイの実行委員では無かったはずだ。







それなら、誰かと、共謀したのか?










・・・夏美さん、なのか?







夏美さんも、魔女狩りをする人なのか?




くそう、分からん。

でも、間違いなく協力者がいて、その可能性は夏美さんである確率が高い。


それは間違いない。











《また、起きるよ》







久しぶりに聞こえる、救済の魔女の声。




「えっ!?」




《また、不可解な出来事が、起きる》




整理が追いつかない。

今日、あの1日なのか?

学園祭で、誰かと距離が縮まったのか?

今日、出会った誰かが、破滅の魔女!?




「おい!教えてくれ!君や、破滅の魔女や、魔女狩りをする、修道女(シスター)の事!そして、俺の事!どうして俺なんだ!」




《話したいけど、時間がない》




「時間!?」




時計を見る。

23時58分。




《今日は、私の事、守ってくれてありがとう》




「当たり前だよ、君は悪い魔女じゃない」




《うん。ありがとう、それじゃあまた》




「ねぇ!妹とキスしないと、君は現れないの!?」




返答が無い。




0時。






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