↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
120/140

120.普通の女の子


びゅーっと、

遥さんが引き金を引いた。


その水鉄砲から、透明な液体が

ユキちゃん目掛けて飛んでいく。


俺は咄嗟にユキちゃんを守る。

洋服が濡れる。


ユキちゃんには水はかからない。


「妹だから守るの?」


「妹じゃなくても、俺には悪い魔女には思えないんです」


「そんな事知った事じゃないわ」


「お願いだ、遥さん・・・」






「私は・・・」


段々と、遥さんの手が震えている。







「普通の女の子になりたいだけ・・・」





えっ?




「えっ?」



「ずっと、修道女(シスター)として育ってきたの。ずっとずっと、魔女狩りをしなさいって。魔女狩りが終われば、きっと普通の女の子になれるの」



「魔女狩りをしなくたって、遥さんは遥さんだと思いますよ・・・」



「貴方には分からない私がいるの」



「話し合いましょうよ!そんな、現代ですよ、今は、昔のことなんて知りませんけど・・・今はそんな事、しなくたっていいじゃないですか」




「普通の女の子に戻って、貴方と普通に恋愛がしたいの」





なっ!?

これって何!?


こ、告白!?



でも・・・それなら・・・





「だったら尚更、もう、やめて下さいよ。遥さんの事、これ以上嫌いになりたくない」






少しずつ、銃口が下がっていく。




説得・・・出来たのだろうか?




「その銃を捨ててください。場所を変えて、話し合いましょうよ」




カラン、と音がする。





水鉄砲が地面に落ちる音。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。