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108/140

108.友人の男


里山さんに呼び出されたのは

その翌日だった。

俺も聞きたい事があったのだ。


修道女(シスター)の存在についてだ。

もし、例えば、遥さんと里山さんが繋がっていて

情報のやり取りをしていれば、

遥さんがユキちゃん・・・妹に接近するのは時間の問題だった。それを確かめる必要がある。

それにしても妙なタイミングで呼び出された。


呼び出しておいて

ファミレスに10分遅れで到着する里山さん。


「いやー、ごめんね、遅れちゃって!」

「いえいえ」

「あの・・・その後どうなったかなって」


里山さんの言葉すら疑ってしまう。

繋がりは無いかもしれないが、

里山さんが遥さんと繋がっているとして会話をする必要があった。


「その後、っていつの話でしたっけ?」


「君から連絡があった後、夏に雪が降ったじゃないか。それから連絡をもらっていなかったと思うけど・・・手掛かりとか、何か、掴めたかい?」


「それが、分からないんですよ。分からない。そもそもあの日・・・以前話した救済の魔女からの声が聞こえたのは確かなんですが・・・破滅の魔女らしき人との接触、みたいな事は無かったと思うんです」


「・・・なるほど」


「もしかして、魔女じゃなくて、友人の男がそういう力持ってたりするんですかねー?魔男(マダン)ですかねぇ?なんちゃって」



「その可能性も捨て切れないなぁ・・・キミの話が本当なら」



里山さんも俺を疑っているのか?



俺も俺で、揺さぶりをかけるか・・・



「そういえば、この前魔女について調べていたんですが・・・昔魔女狩りってのがあったみたいですね」



みたいですね、で言葉を終わらせる俺。




「あんなひどい事、する奴は許せないよ」



里山さんが渋い顔をする。



そうだ。この人はブログで魔女のアニメを語る程の魔女好きだ。魔女狩りだなんて、たぶん好きではないはず。



「ですよねぇ〜」



「ところで、今日君を呼び出した理由なんだが」




そう言って里山さんは1枚の写真を俺に渡した。








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