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少し様子のいつもと違うモリスと森の入り口で落ち合う約束をして別れた。
モリスの「夜の森に星を見に行く」という発言には驚いた。村の人達は絶対に夜の森へは行かないし行く事を許可しない。もちろんお母さんも…例外ではない。
「…はぁ~」
「大きな溜め息ついてどうしたの?」
「!!」
夜の事を考えていたせいかお母さんに話かけられて驚いてしまった。
「そんなに驚かなくてもいいじゃない」
「はは、ちょっと考えてたからびっくりしちゃった」
「あら?何か心配な事でもあるの?」
「ちょっとね…わぁ!ココットだ!ちょうど食べたい
って思ってたんだよね」
「そうなの?ココットをミルダさんから貰ったの、沢
山採れたそうよ」
詳しく聞かれても困る為話の話題をテーブルに並べてあるココット変えた。
鍛冶屋のゼビオおじさんの様子や村の人達の農作業の事、モリスにも会った事を話た。
「そういえばゼビオおじさんから預かった物って何だ
ったの?」
「…指輪よ…傷が入ってしまっていたから修理を頼ん
だの」
「そうなんだ、見てみたいな」
「うーん、今度見せてあげる」
お母さんは少し目を伏せて今は仕舞ってある指輪を思い出しているようだった。
「もうこんな時間ね、ここは片付けておくからビルに
会ってきたら?」
「お母さんありがとう」
時を知らせる鐘が小さくなった。
夜の森へ行かなければと急に思考が切り替わる。
でもまだお母さんが起きている間は外に出れない。
アタシはとりあえずビルに会いに行く事にした。
会いに行くと言っても家の敷地だ。
ドアを開け木の上の方を見るとウトウトしている鳥がいた。
「ビル」
アタシが呼ぶとすぐ目を開けて肩に止まる為に羽ばたいた。
「ビル、後で森に一緒に行ってくれる?」
じーっとアタシを見ると「仕方ない」とでも言うように「ピーィ」と鳴いた。
「ありがとう、赤い木の実後であげるね。とりあえず
まだお母さんが起きているから家の中で待っとこ
う」
ビルを連れて自分の部屋で待つ事にした。
「……星が動き出す……長い、永い時間…」
「……この時を待ち望んだ」
「…そうだったとしても…あの子が泣くのは嫌だ
な……」
「……止められぬ……星は動く……」
「………星の加護をあの子に………」




