第3話「帰る場所」
気づけばアカメは、二人のことを当たり前のように「父さん」「母さん」と呼ぶようになっていた。そう呼べば父はいつもの調子で返事をし、母は嬉しそうに笑う。それでいいのだと、ずっと思っていた。
ただ、心の中では二人を「この世界の父親」「この世界の母親」と、どこか区別していた。口に出したことは一度もないものの、アカメは無意識のうちに、二人との間へ薄い線を引いていたのだと思う。
二人が嫌いなわけではなく、むしろその逆だった。優しくて少し心配性な母と、森のことになると厳しいけれど、聞けば何でも教えてくれる父。この二人の子供として生まれたことを、嫌だと思ったことなど一度もない。
それでもアカメにとって、この世界での暮らしはまだどこかで「二度目の人生」だった。
―✧―◇―✧―
「アカメ。ちゃんと食べなさい」
「食べてるよ」
「野菜も」
「……食べてるよ」
「さっきからお肉しか減ってないけど?」
夕食の席で、母さんがアカメの皿を覗き込む。父さんが今日仕留めてきた肉はほとんどなくなっているのに、付け合わせの野菜だけが綺麗に残っていた。
「肉を先に食べてから、野菜を食べようと思ってたんだよ」
「本当に?」
「本当」
「嘘だな」
向かいに座っていた父さんが、間髪入れずに口を挟んだ。
「何で父さんが言うの?」
「俺も昔、同じことを言った」
「あなたまで野菜を残そうとしていたの?」
「む、昔の話だ」
「初めて聞いたわ」
母さんにじっと見つめられ、父さんは気まずそうに視線を逸らした。
「……アカメ。野菜を食べろ」
「あ、父さんが逃げた」
「いいから食べろ」
父さんが仕留めた肉と、村の畑で採れた野菜。特別豪華な料理というわけではないけれど、アカメはこの時間が結構好きだった。
父さんは森であったことを話し、母さんは村で起きた出来事を話す。そしてアカメは今日どこへ行ったのか、何をしていたのかを聞かれる。毎日のように繰り返している、ごく普通の食卓だった。
前世の凛なら、こんな時間を特別だなんて思わなかったかもしれない。明日も明後日も同じように続いていくものだと思っていたからだ。
けれど、一度死んだ今のアカメには、毎日同じ三人で食卓を囲んでいることが、時々不思議に思えた。
「アカメ?」
「何?」
「どうしたの?」
「何が?」
「急に笑ったから」
言われて初めて、自分の口元が緩んでいることに気づいた。
「何でもない」
「そう?」
「野菜を残す方法でも思いついたんだろ」
「違うよ」
「じゃあ、食べられるわね?」
「…………」
「墓穴を掘ったな」
「父さんのせいだからね」
仕方なく残していた野菜を口へ入れると、舌の上に独特の苦味が広がった。どうやら異世界へ転生しても、苦いものは苦いらしい。
―✧―◇―✧―
十歳になってから、アカメが父さんと森へ行く回数は少しずつ増えていた。
もちろん、一人で入ることはまだ許されていない。本格的な狩りを任されることもなく、教わるのは森の歩き方や植物の見分け方、獣の足跡、風向き、音の変化といった基礎ばかりだった。
「その実は触るな。汁がつくと手がかぶれる」
「こっちは?」
「薬草だ。葉の裏を見てみろ」
父さんの言葉に従って葉を裏返すと、細い銀色の筋が走っていた。同じような緑色の草でも、よく見れば形も匂いも違う。
少し離れたぬかるみには《角兎》の足跡があり、さらに奥へ進めば《森狼》が木へ爪を立てた跡が残っている。
枝が不自然に折れていれば大型の獣が通った可能性があり、賑やかだった鳥たちが突然静かになれば、周囲に何かが近づいているかもしれない。
初めて森へ連れてきてもらった頃、アカメには何もないように見えていた場所から、父は次々と情報を拾い上げる。その姿が格好良かった。
アカメもいつか、父さんと同じものが見えるようになりたい。そんなことを思いながら森を歩く時間が、いつの間にか楽しみになっていた。
その日も、父さんと二人で森へ来ていた。
いつもより少しだけ奥まで進んだものの、父さんにとっては何度も歩いたことのある場所らしく、足取りに迷いはない。
「今日はここまでだ」
「もう?」
「もう、じゃない」
「まだ明るいよ」
「森は日が落ちるのが早い。暗くなってから戻るようじゃ遅いんだ」
「でも――」
「アカメ」
声の調子が少し低くなった。
これ以上言っても無駄なやつだ。
「……分かった」
「よし」
父さんがアカメの頭を軽く撫で、背負っていた荷物をまとめ始めた、その時だった。
少し離れた木の陰で、白い何かが動いた。ほんの一瞬だったが、確かにそこに何かがいた。
父は少し離れた場所で荷紐を結び直しており、まだ気づいていないらしい。
もう一度その木へ目を向けても、今度は何も見えなかった。それでもアカメの頭には、以前父から教わった《角兎》の姿が浮かんでいた。
白っぽい毛を持つ小さな兎型の魔物で、足跡は何度か見たことがあるものの、実物を見たことはまだない。
ほんの少し近づくだけなら、すぐに戻れる。そう考えたアカメは、父がまだ荷物をまとめていることを確認すると、森の奥へ一歩、さらにもう一歩と進み、白い影が消えた木の裏を覗き込んだ。
しかし、そこには何もいなかった。
「……?」
見間違いだったのかと思った、その時だった。さらに奥の茂みで、また白い何かが動く。
「いた」
思わず小さく呟き、アカメはその姿を追った。
白い影を追っているうちに、いつの間にか父の姿が木々の向こうへ隠れてしまってある事に、アカメは気づかなかった。
そして次の瞬間、さっきまで頭上で鳴いていた鳥たちが一斉に口を閉ざしたように静まり返り、足が止まる。
聞こえるのは風に擦れる葉の音ばかりで、その不自然な静けさに、以前父から教えられた言葉が脳裏をよぎった。
『鳥の声が突然消えた時は、周囲を警戒しろ』
背中に嫌な汗が滲み、アカメはすぐに引き返そうと体を後ろへ捻る。
「…………」
振り返っても、目に入るのは似たような木々ばかりだった。その向こうにも、さらに奥にも同じ景色が続き、つい先ほどまで父と歩いていたはずの方向さえ分からない。
何十歩も離れていないのだから戻れるはずだと自分に言い聞かせても、見覚えのある道はどこにも見つからなかった。
「……父さん?」
呼びかけても返事はなく、心臓の鼓動だけが急に速くなる。落ち着けば戻れるはずだと繰り返した直後、背後の茂みが大きく揺れ、枝の擦れる音が響いた。
振り返った先にいたのは、白い《角兎》ではなかった。
灰色の毛並みに覆われた大きな身体を低く構え、口元から鋭い牙を覗かせている。
前世で見た狼よりひと回りも、ふた回りも大きく、その特徴は父から何度も聞かされていた魔物と一致していた。
《森狼》。森に棲む、れっきとした魔物だった。
「…………」
声が出なかった。
森狼はじっとアカメを見据えていた。アカメも目を逸らすことができなかった。
逃げれば追われる。それくらいは分かるが、戦うのはもっと無理だった。武器もなく、十歳の身体でどうにかできる相手でもない。
それならどうすればいいのかと考えても、この魔物がどれほど速く、どんな動きをし、何をすれば襲われずに済むのか、アカメは何一つ知らなかった。
初めて森へ入った日に父から教わった言葉の意味を、アカメはようやく身体で理解した。何ができるのかも、どう逃げればいいのかも分からない。ただ知らないというだけで、目の前の魔物が途方もなく恐ろしく見えた。
《森狼》が一歩ずつ距離を詰めるたび、その獣じみた動きにアカメの足が震えた。
「……父さん」
その声は木々の揺れる音にさえ消されてしまうほど小さかった。それでも呼ばずにはいられず、もう一度声を出そうとした、その瞬間だった。
「伏せろ!」
森の奥から声が飛んできた。
考えるより早く、その場へしゃがみ込む。
直後、頭上を風が切った。
一本の矢が森狼の肩へ突き刺さる。
「ギャウッ!」
魔物が吠え、身体を大きく揺らした。
次の瞬間には、父さんがアカメの前へ飛び込んできていた。
「動くな。俺の後ろにいろ」
「……うん」
いつもの父とは、まるで別人のように見えた。腰の短剣を抜くと、アカメを背中へ庇うように立ち、低く身構える。
《森狼》が地面を蹴った。鋭い牙を剥き出しにし、そのまま父の喉元を狙って飛びかかる。けれど父は慌てることなく身体を半歩だけずらし、噛みつきを紙一重でかわした。
空を切った《森狼》の脇を縫うように短剣が走り、灰色の毛並みに鮮やかな赤が滲む。森狼は勢いのまま地面へ転がったが、すぐに四肢を踏ん張って立ち上が、低い唸り声を響かせながら再び間合いを詰める《森狼》を迎え撃つように、父も一歩前へ踏み出した。
アカメには、何が起きているのかほとんど分からなかった。
《森狼》が牙を剥いて飛びかかるたび、父は最小限の動きでその軌道を外し、脇腹や前脚へ短剣を滑らせていく。
土を蹴る音と唸り声が交錯し、灰色の毛並みに赤が広がっていった。アカメには攻防の細部まで追うことができず、ただ自分を守るように立つ父の背中だけを見つめていた。
やがて《森狼》が地面へ倒れ、今度はもう起き上がらなかった。
父さんはすぐにアカメへ振り返らず、しばらく魔物の様子を見ていた。完全に息絶えたことを確認してから、ようやく短剣を下ろす。
そしてアカメを見た。
「……アカメ」
「ごめんなさい」
その顔を見た瞬間、アカメは反射的に謝っていた。今まで見たことがないほど、父が怒っているのが分かった。
「白いものが見えて……《角兎》だと思って……」
「だから追ったのか?」
「……うん」
「一人で?」
「……うん」
「俺は何て言った?」
「勝手に離れるなって……」
「他には?」
「知らないものに、近づくなって……」
そこまで答えたところで、続く言葉が出てこなくなった。
父さんは目を閉じ、大きく息を吐いた。その様子を見て怒鳴られると思ったが、父が最初に聞いたのは別のことだった。
「怪我は?」
「……ない」
「本当に?」
「うん」
腕を取られ、手のひらを見られる。足、頭、背中と順番に確認され、服が破れているところまで調べられた。
そして何の前触れもなく、強く抱きしめられた。
「……父さん?」
「馬鹿野郎」
耳元で聞こえた声が、少し震えていた。
「本当に……馬鹿息子が」
父が怒っていることは間違いなかった。それでも、アカメの身体を抱きしめる腕が小さく震えていることに気づいた瞬間、ようやく分かった。怖かったのは、アカメだけではなかったのだ。
―✧―◇―✧―
家へ戻るまで、父さんはほとんど喋らなかった。
アカメも何を言えばいいのか分からず、その少し後ろを黙って歩いた。
家の扉を開ける。
「おかえりなさ――」
出迎えた母さんの声が途中で止まった。
泥だらけで、服まで少し破れているアカメ。そして袖や胸元に魔物の血をつけた父さん。
母さんの笑顔が消えた。
「……何があったの?」
父さんより怖いものが、この先に待っている気がした。そして、その予感はすぐに当たった。
「何を考えているの!」
家中に母さんの声が響く。
「……ごめんなさい」
「一人でお父さんから離れたの!?」
「少しだけ……」
「少しでも駄目!」
「……はい」
「何度言われたの? 森には魔物がいるのよ!」
「……はい」
「もし、お父さんが間に合わなかったら!」
そこで母の声が不意に途切れた。不思議に思って顔を上げると、その目から涙が零れていた。
「……母さん?」
「あなたが……」
震えた声が、言葉にならない。
「あなたが死んだら……私は……」
母の涙を見た瞬間、アカメの中で「死ぬ」という言葉の意味が、それまでとは違う重さを持った。アカメは一度死んでいるからこそ、どこかで死を普通の人より軽く考えていたのかもしれない。
一度死んでも、こうして別の世界で生まれ直した。その経験が、死というものを少しだけ遠く感じさせていた。
けれど今日、《森狼》に殺されていたら、その死で終わるのはアカメだけではない。
母はこうして泣き、父は息子がいないことに気づいた瞬間、血相を変えて森を走り回ったはずだ。アカメはこの世界に、ある日突然一人で現れたわけではなく、この人たちの子供として生まれ、十年間育ててもらったのだ。
まだ歩けなかったアカメを抱き上げてもらった。飯を食べさせてもらい、熱を出した夜にはそばにいてもらった。初めて歩いた時には母さんが笑って、初めて森へ連れてきてもらった時には父さんがアカメ以上に嬉しそうにしていた。
それなのにアカメは、ずっと心のどこかで二人を「この世界の父親」「この世界の母親」と呼び、ほんの少しだけ線を引いていた。
「……ごめんなさい」
アカメはもう一度、同じ言葉を口にした。けれど、その「ごめんなさい」に込めた意味は、森で父へ告げた時とはまるで違っていた。
「母さん。本当に、ごめんなさい」
母さんが顔を上げた。
次の瞬間、強く抱きしめられる。
痛いくらいだった。
アカメも小さな腕を母さんの背中へ回した。
―✧―◇―✧―
その夜は、布団へ入ってもなかなか眠れなかった。
目を閉じると、《森狼》の牙が浮かぶ。その前に立った父さんの背中と、家に戻ってから見た母さんの涙も、何度も頭の中へ蘇った。
扉が小さく開く。
「アカメ?」
「……起きてる」
母さんが部屋へ入り、寝台の横に腰を下ろした。
「眠れない?」
「うん」
「怖かった?」
少し迷った。
格好悪いような気がしたし、大丈夫だと言ってしまいたい気持ちもあった。けれど今日は、それをする気になれなかった。
「……怖かった」
「そう」
母さんの手が、ゆっくりとアカメの頭を撫でる。
「今日は一緒に寝る?」
前世の記憶があるせいで、自分を完全に十歳の子供だと思えない時がある。普段なら恥ずかしさが勝って、「大丈夫」と答えていたかもしれない。
でも、この夜だけは違った。
「……うん」
母が隣へ横になると、その身体から伝わってくる温もりに、アカメの張りつめていた気持ちが少しずつ緩んでいった。小さい頃から何度も感じてきたはずの温度なのに、この夜はいつもとは少し違って感じられた。
「アカメ」
「何?」
「お母さんね、アカメが生まれてきてくれて、本当に嬉しかったの」
胸の奥が、少し痛くなった。
「だから、お願い」
母さんがアカメを見る。
「ちゃんと帰ってきて」
「……うん」
「約束できる?」
「約束する」
軽い気持ちで約束したわけではなかった。どこへ行っても、何をしても、必ず生きてこの人のところへ帰ってくる。そう心の中で繰り返しながら、アカメはしばらく母の手の温もりを感じていた。
―✧―◇―✧―
次の日、父さんは家の外で短剣を研いでいた。
アカメは少し迷ってから、その隣まで歩いていく。
「父さん」
「ん?」
「昨日、ごめんなさい」
「母さんに散々怒られただろ」
「うん」
「なら、俺からはもういい」
「怒らないの?」
「怒ってる」
「やっぱり……?」
「当たり前だ」
父さんは砥石を置き、研ぎ終えた短剣を布で拭った。
「でも、一番怖い思いをしたのはお前だ」
昨日までなら、そう思ったかもしれないが今は違う。
「父さんも怖かった?」
父の手が止まり、短い沈黙のあとで静かな答えが返ってきた。
「……ああ」
「父さんでも怖いことあるんだ」
「あるに決まってるだろ」
「魔物は怖くないのに?」
「魔物より怖いものなんて、いくらでもある」
「例えば?」
父さんは短剣から目を離し、アカメを見た。
「家族が帰ってこないこと」
何も言えなかった。
父さんは立ち上がり、大きな手をアカメの頭へ置いた。
「覚えておけ」
「何?」
「森へ入るなら、強くなることより先に、帰る方法を覚えろ」
「帰る方法?」
「ああ。どれだけ獲物を仕留めても、自分が死んだら意味がない。森から帰ってくるところまでが狩りだ」
「……うん」
その言葉だけは、忘れないようにしようと思った。強くなることより先に帰る方法を覚え、獲物を倒すことよりも、生きて帰ることを大切にする。
昨日までなら、その意味を頭でしか理解できなかったかもしれない。けれど今は、自分が帰らなければ悲しむ人がいるのだということを、アカメ自身が知っていた。
―✧―◇―✧―
いつからだったのかは分からない。それでも気づいた時には、アカメはもう心の中で二人を「この世界の父親」「この世界の母親」と呼ばなくなっていた。父さんと母さん。それだけでよかった。
前の世界の家族を忘れたわけではなく、誰かが誰かの代わりになったわけでもない。そもそも、比べる必要など最初からなかったのだ。
『この世界を救ってください』
女神からそう頼まれた。
けれど、この頃のアカメには、まだ『世界』なんてものはよく分かっていなかった。
アルセリア王国がどれほど広いのかも、村の外にどんな人々が暮らしているのかも分からない。《ジョブ》がこの世界でどんな意味を持ち、人の人生にどれほど関わっているのかさえ、まだ理解していなかった。
アカメの知らないものは、あまりにも多い。それでも一つだけ、すでに知っているものがあった。それは、自分が守りたいと思えるものだった。
夕方になれば父が森から帰り、母が夕飯を作る。三人で同じ食卓を囲んでその日の出来事を話し、母に野菜を食べろと言われれば、余計なことを口にした父まで巻き込まれる。
そんな、どこにでもありそうな毎日を、アカメはなくしたくないと思った。世界を救うという途方もなく大きな話より、この頃のアカメにとっては、その小さな日常の方がずっと大切だった。
読んでいただき、ありがとうございました!
今回は、アカメにとってロンドとアレシャが本当の意味で「父さん」と「母さん」になるお話でした。
前世の記憶があるからこそ、心のどこかで『この世界の家族』と線を引いていたアカメ。
けれど、《森狼》に襲われたことで、自分が死ねば悲しむ人がいること、そして自分の帰りを待ってくれている人がいることを知ります。
「森へ入るなら、強くなることより先に、帰る方法を覚えろ」
ロンドのこの教えも、これからのアカメにとって大切な言葉の一つになっていきます。
世界を救うという大きな目的よりも、まずは父さんと母さんと囲む、いつもの食卓をなくしたくない。そんな小さな気持ちから、少しずつアカメの「守りたいもの」が増えていく物語にしていければと思います。
今回登場した魔物を少しだけご紹介します!
【《森狼》(フォレストウルフ)】
森林地帯に広く生息する、灰色の毛並みを持った狼型の魔物。E級に分類され、比較的ありふれた魔物の一種です。
鋭い牙と素早い脚を持ち、獲物を見つけると一気に距離を詰めて襲いかかります。魔物としては下位に位置するものの、群れになると一気に危険度が増します。
熟練した狩人であるロンドなら単体での討伐は可能ですが、決して油断していい魔物ではありません。
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次話もよろしくお願いいたします。




