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『プチ』モンスターテイマー  作者: BIG PURIN
神々と封神晶
52/95

52話 デストロイズ-2

戦闘シーンとか短いですかね?

気になったりしたら是非是非聞いて下さいね!


主人公不在です!


フラールが離れた所で赤甲冑との戦闘を開始したのを確認してマニも構える。

フワフワと宙を漂いながら相手の隙を伺う…しかし…


(隙が無いですね…)


白甲冑は腰を低く構え、あらゆる方向から何かが来ても恐らく対処出来るだろう。


両者の間に沈黙が流れる…。


先に沈黙を破ったのはマニだった!


「……!!」


詠唱破棄の既存魔術を使い、文字通り全方向から氷の矢が白甲冑に向かって飛来する!


ガギャギャギャギャン!!


しかし白甲冑はその場を動くことなく氷の矢を全て切り伏せ、氷の結晶で出来た煙が舞う。


「りやぁ!!」


ガキンッ!


「えっ!?…後ろに目とか反則です!!」


完全に後ろを取った筈だったが、背中にも付いていた"目"がギョロリとマニをロックする。


「……!?爆発しない!?」


マニは触れている白甲冑のブレードを魔力爆破で破壊しようと試みるも爆発しない。


慌てるマニの事なぞ知った事かと言わんばかりに2本のブレードが高速で襲いかかる!

毎秒100回以上の斬撃が小さなマニを切り刻もうと襲いかかる。


ガガガガガガガガガ!!!


ブレードとナックルが打ち合う音は最早一つの長い音に聞こえる程だ…。


(…っ!?早い!?)


マニは久しぶりに意識を集中させ、ブレードを捌く事から更に破壊する事を目指す…。


「……そこです!!!」


パキィィィン!!


白甲冑の左腕のブレードが根本から折れて宙を舞う…そして出来た隙を突いて頭に拳骨を放った!


ズゴォーン!!


ナックルは片方の重さが200kgあり、それを音速に近い速さで打ち出した時の破壊力は想像を絶する物になる。

白甲冑の居た地面を中心に半径15m程に掛けてクレーターが出来上がる…しかし…


「な!?」


白甲冑は頭の装甲が大きく陥没しただけで普通に何事も無かったかの様に起きてきた。

しかもブレードまでもが再生していた!


「うわぁ…」


心底面倒な表情を浮かべて襲ってくる白甲冑を迎撃する。

再び刃と拳の応酬が始まった…。


そして何度かブレードを折って右ストレートを放った時…


ズドォォン!!


フラールの方で地面が大爆発した…。

ほんの一瞬だけそちらに気を取られた瞬間を白甲冑は見逃さなかった…。


「……しまっーー!?」


ザシュッ!!

ドンッ!!


頑張って避けようとしたが左足を切り裂かれた…膝から先が宙を舞い、更に追撃として動揺してる所に回し蹴りを食らってしまう…。


「あうっ!?」


近くの林に突っ込み、木に激突する…。


「いててて…もう!許しません!!」


逆ギレしたマニは全速力で白甲冑の周りを飛び回り、魔術を使う。


「………はぁ!!!」


マニのイメージした想像魔術が発動…全体の5分の1程の魔力が抜ける感じがした…。


ゴゴゴゴゴ……


地面が沢山のブロック状になって浮かび上がりフワフワと宙を漂う…。


「…これならどうですか!?」


マニはメタモルフォーゼを解き、まんじゅう形態になるとブロックの側面で力を溜める。


「ピアッシングストライク!!」


ズガンッ!


足場にしたブロックがあまりの衝撃で粉砕され先端を極限まで細くした形状のマニが白甲冑を貫き直径10cm位の穴を穿つ…。


「…ギ!?」


しかしそれだけでは終わらなかった…。

貫いた先にブロックを飛ばし、それを足場にして更に放つ…


ズガガガガガガガ!!!


次第に腕が壊れ足が無くなるが、空中に放り出されまるでミキサーにかけられた様に細かくなっていく…。


そして、最後のブロックが壊れた時そこには殆ど粉と化した白甲冑の残骸が残されていた…。



……


………


「君達は一体何者なんだ?確かに凄いけど…」


リムールおばさんの治療を終えたクラウスとアリスが降りてくる…。


「ごしゅじんさまのなかま!!」


マニが手に持っていた何かが喋る…それはまるでマニのサイズを10分の1にした様な小さなマニだった…。


「わぁ!可愛い!」


アリスがぷちマニを借りると頬ずりをした。


「えへへ!」


「あれ?マニさん身長縮みました?」


「フラールさん…私に身長の話は禁句ですよ?…それと、私も気になっていたんですけど…その着ぐるみはなんですか?」


フラールは未だに例のクマの着ぐるみを着ていた…。


「これですか?クロト様が"ばとるすーつ"って言ってました!可愛いでしょ!…でも20分しか持たないらしいです…」


(長っ!?)


「多分そろそろ切れますよ?…あっ」


ぼふんっ!!


フラールが煙に包まれていつもの控えめなドレス姿にクマのぬいぐるみを持った状態で出てきた。


「切れちゃいました…」


名残惜しそうに呟くフラール…。

本当にこの娘の頭は分からないと思ったマニであった。



……


………


「で、結局あの鎧達は何だったのですか?」


今はリムールおばさんの家で椅子に座って会議の真っ最中であったが、フラールがずっと気になっていた質問をした。


「僕が説明するよ…アレは"デストロイズ"と行って古代遺跡から発掘された兵器だよ。赤い方が"バーサーカー"…白い方が"レーダー"っていうんだけど…とにかく強い…アレが来たということは…」


「ユリウスが私達を始末するつもりで動いているという事ね…」


「そうだね…恐らく父上も…」


「そんな…」


「…クラウスさん!アリスさん!仇を必ず取りましょう!大丈夫です!私達には小吉さんという強い味方が居ますから!それにあの強い"ですとろいず"?さん達も倒しましたから後はユリウスさんだけですよ!」


「…うん…そうだね!奴さえ倒せれば…ん?ちょっと待って…デストロイズはまだもう1セットあった筈だ…ユリウスなら確実に2セット同時に使うと思うんだが………はっ!?小吉さん達が危ない!」


その言葉にマニとフラールが顔を見合わせる。

その頭には?が浮かんでいる。


「多分大丈夫だと思いますよ?」


「そうです!ご主人様があんなのに負ける訳がありません!」


自分の主人に絶対的な信頼を持っているマニが堂々と告げる。

逆にデストロイズの事は知っていても小吉達の実力を知らないクラウスが面をくらう。


「えっ?」


「「えっ?」」


そこで勘の良いアリスが両者の考えの違いを知って成程!と思った。

また一歩成長した瞬間である。

この後小吉達のシーンに行こうと思ったけど長くなりそうなのでカット!!

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