表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら最悪の領主で破滅寸前の領地を押し付けられたので内政チートで立て直します  作者: レモンティー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
16/31

第十六話:境界線の火種――初衝突編

春。

レアル・アルフォンスの領地は、かつてないほど発展していた。

市場には商人が溢れ、農村には新しい農具が並ぶ。

税は低い。

生活は豊かになる。

統治度も――


【領地ステータス】

* 統治度:95

* 経済力:大幅上昇

* 通貨信用:安定

* 軍事力:強化中


数字だけを見れば、完璧だった。

だが。

「平和な時ほど、戦争の準備は進む」

レアルは国境地図を見つめていた。


・増える異変

「報告します」

エルナが入室する。

「北部国境付近で、小規模な衝突が発生しました」

「相手は?」

「隣接領の騎士団です」

レアルは眉を動かさない。

「被害は?」

「こちらは負傷者三名」

「向こうは?」

「撤退しました」

「……探っているな」


・偵察戦

ミディアが地図を見る。

「これは侵攻ではありません」

「目的は?」

「確認です」

「我々の反応速度」

「兵の動き」

「指揮系統」

ミディアは淡々と言った。

「敵は戦っていません」

「測っています」


・軍事ステータス

【警戒レベル上昇】

* 国境緊張度:20 → 45

* 敵対勢力活動:増加

* 戦争危険度:上昇


・会議

軍議。

集まったのは三人。

将軍ミディア。

老将の軍事顧問。

若き参謀。

意見は分かれた。


老将

「即座に国境へ兵を増派すべきです」

「相手に弱みを見せれば、さらに踏み込まれます」


若き参謀

「しかし、大軍を動かせば敵に口実を与えます」

「防衛準備だけで十分かと」

二人の意見。

どちらも正しい。

最後にミディアが口を開く。

「まだ戦争ではありません」

「ですが――」

「戦争になる前の段階です」


・レアルの判断

「どうする?」

レアルが問う。

ミディアは答えた。

「見せます」

「何を?」

「戦う準備があることを」


・対応

レアルは布告する。

国境防衛強化

* 兵站拠点整備

* 防衛施設増築

* 国境警備隊増員

しかし。

「侵攻はしない」

あくまで防衛。


・統治度変化

民衆には不安が広がった。

「戦争になるのか?」

「また税が上がるんじゃ……」

だが。

レアルは以前とは違った。

「軍事費のために税は上げない」

「経済成長による税収で賄う」

その言葉は、すぐに広まった。


【統治度】

95 → 96


・敵の反応

隣国側。

「……動かない?」

「はい」

「挑発にも乗らず、撤退もしない」

指揮官は報告書を見る。

「面倒な相手だ」

「普通なら焦って兵を出す」

「だが、あの領主は違う」


・第二の火種

数日後。

さらに事件が起きる。

「緊急報告!」

兵士が駆け込む。

「国境近くの村が襲撃されました」

「犯人は?」

「敵軍の紋章を付けていました」

軍議が凍る。

「……罠ですね」

若き参謀が呟く。


・問題

敵は二つの選択肢を迫っている。

① 報復攻撃

→ 戦争開始の口実になる

② 無視

→ 弱腰と見られる


・レアルの選択

沈黙。

そして。

「調査する」

全員が驚く。

「攻撃ではなく?」

「証拠がない戦いは、ただの暴走だ」

レアルは続ける。

「敵が欲しいのは、俺たちの怒りだ」

「なら――」

「怒らない」


・ミディアの評価

軍議後。

「珍しいですね」

ミディアが言う。

「何が?」

「普通の領主なら、名誉のために剣を抜きます」

レアルは笑う。

「名誉で領地は守れない」


その夜。

調査隊から報告が届く。

「閣下……」

「襲撃犯の正体が判明しました」

「誰だ?」

兵士は震えながら答える。

「……我が領の元兵士です」

沈黙。


・新たな敵

外敵ではない。

内部でもない。

“利用された者たち”。

レアルは立ち上がる。

「なるほど」

「敵は戦争をしたいんじゃない」

「俺たちの中に、戦争を作ろうとしている」


・新イベント

【情報戦:開始】

* 内部工作

* 偽旗作戦

* 世論操作


窓の外。

平和な街。

明るい市場。

それを守るためには――

剣だけでは足りない。

レアル・アルフォンス。

次の戦場は。

人の心だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ