魔砲
「ちょっとやばいだろあれ!」
コートルの召喚したドラゴンは日向達を標的にしたかのように、こちらを向く。
キョエアアアア!!
「や、やばっ、!!」
ドラゴンの口が青く光出し、MPが収縮していく。
「絶対、避けろよ!」
そう有が言うと、俺たちめがけてドラゴンが一気に放出する。
ドゴオオオオン
やっばっ!
全員が、真横に飛んで避ける。
「……これは、無理だろ」
ドラゴンの光線が通ったところには、跡ができ、縦数百メートルが、吹き飛ばされている。
この光景に、日向達は絶望する。勝てる気がしないのだ。
俺たちが固まっていると。
「何をしている! 死ぬ事はないんじゃ。とりあえず戦ってみろ!」
コートルがそう指摘する。
「そうだ、やるだけやってみようぜ! どこまで通用するか!」
コートルの言葉に、有はやる気を出す。
そうだ、コートルさんは、負けそうだったら助けてくれるようだし、有の言う通り、やるだけやってみよう。
有の言葉に、みんなが頷く。
「じゃあ、いくぞ!」
そう言って有は剣を構え、ドラゴンに向かって走り出す。
美咲が有に合わせ、サポート魔法をかける。
ドラゴンが有に噛みつこうとするが、それを避ける
「はああああ!!」
有はドラゴンの背中を斬る。そして、背中を蹴り、離れる。
有の攻撃は、ドラゴンの背中に傷をつけるくらいには通っている。
だが、ドラゴンはなにもなかったかのように反応しない。
「今のを繰り返すぞ、日向は俺と一緒に、咲と白は、タイミングよく魔法を使ってくれ!」
一旦一つ作戦を立て、日向達は実行に移す。
「おらあ!」
ギエエエエ!!
日向の攻撃は、有よりは効いていないが、ダメージは与えられる。先ほどから、有がところどころを斬り、咲の魔法も効いている。流石にドラゴンも痛みで叫んでいる。
慎重に動けば避けるのは容易く、日向達は戦えている。
「この調子で地道にけずるぞ!」
すると、ドラゴンの雰囲気が変わる。
羽を広げ空高く飛び出す。
「なんで急に!?」
日向はドラゴンの急な行動に驚く。
するとドラゴンは、空中で有を目掛けて大きな魔法陣を展開する。
あれはやばい。
見ただけでやばいと分かってしまうほどに大きい。
「美咲! 強い結界をはれ、多分落ちたらアウトだ!」
有が美咲に指示をする。
「けど、あのレベルだと、絶対突破される!」
いくら極意になったとはいえ、今撃たれようとしている攻撃は、耐えられないと、美咲は言う。
「少しでも、威力を下げれれば大丈夫だ! あとは俺が受ける」
「わ、分かった」
そう有が言うと、美咲は頷き、結界を張る。
日向達は、後ろえ下がり、有は止まる。
そして、魔法陣から、10メートルほどの氷がの槍が生成され、発射される。
パリン
結界が一瞬で破られ、それと同時に有が特訓で使えるようになった。剣の奥義を飛ばすスキルを使う。
「10パーセント!」
ドシャン
氷の槍と有の飛ばした斬撃が当たり相殺する。
辺りに強い衝撃が広がる。
「やっば」
有の斬撃がなかったらと考えると少しゾッとするな。
地面についていたら、数十メートルは爆発したであろう攻撃に日向はビビる。
「よし!立て直していくぞ!」
そうして、続こうとすると、日向は違和感に気がつく。
「あれ? 俺たちが与えた傷は?」
ドラゴンを見ると、さっきまで与えたはずの、傷が無くなっている。
「ま、まさか、回復した!?」
ドラゴンは、今攻撃を撃った間に回復してしまったようだ。
「まじかよ」
あの速さで回復されたら、地道な作戦じゃ、どうしようもない。
だが、日向はこれを打開する方法を持っている。
「もう限界突破をつかう!」
そう言って、日向は、魔法少女になる。
「俺が一発でかいのを当てる。」
有が日向の変身を確認してそう提案する。
「分かった」
日向がその提案にのる、すると、
「標的が日向くんになった!」
不意に美咲がいう。
美咲の真実の目は、魔物にも使える。なのでドラゴンの考えていることを読み、日向達に教えることができる。
「分かった!」
日向が反応する。
美咲の言ったように、ドラゴンが日向の方を向き、近づいてくる。
「ふう、よし!」
日向は気合を入れ直し、ドラゴンの方に向かっていく。
ドラゴンの巨体を避けるのは危なげなく出来る。
「有が攻撃できる隙を作るぞ!」
白が、咲達と共に、ドラゴンへの攻撃を開始する。
日向もマジカルブレイクを使いながら攻撃する。もちろん出しすぎたら魔力がすぐ無くなるので、必要と思った時だけ使う。
「やべっ!」
日向は目の前に急に迫ってきた、尻尾に、当たり吹き飛ばされる。
もろに受けたわけではないので、そこまでダメージはくらっていないが、大きな隙が生まれてしまう。
グアアアアア!!
そこにドラゴンが、追い打ちをかけようと、最初に攻撃した時のように、MPを溜め始める。
「頭を撃て!」
白が指示をして、咲と同時にドラゴンの頭を狙い魔法を発射する。
白の狙い通り頭に当たり溜めることができなくなまたドラゴンは、白の方を向く
「白くんに標的が移った!」
「だろうな!」
明らかにこちらを向き睨んでいるので、自分か咲である事は、白も予想していた。
そして、今度は白の方を向き、MPを溜め始める。
「剣の奥義、30パーセント!」
その隙を、見逃さず、有がドラゴンの胴体に大技を当てる。
ギャオオオオオオオオオオオ!!!!?
ドラゴンが、今までで一番の叫びの咆哮を上げる。
有の攻撃は深く入り、確実に大ダメージが入ったとわかる。
「このままのペースで体力を削り切るぞ!」
だが、ドラゴンが再び高く飛び上がり、先ほどと同じ大きな魔法陣を展開を開始する。
今回、日向はこの攻撃を防げるスキルをつかう。
「起動」
日向がそう言うと、日向背中から、ピンク色に光る細い羽が出てくる。そして、手と足一つずつ、背中に生えた、羽の色の輪っかが、出現し、髪型もサイドテールに変わる。
そして日向は羽やリングのようなピンク色に光るスナイパーを出し空を高速で飛び、ドラゴンに距離を詰める。
「砕け!」
ガシャン
日向が、スナイパーを撃つと、 ドラゴンの出した魔法陣が崩れさり、その後ろにいたドラゴンに当たる。
ギャエエ??
突然のことにドラゴンも困惑する。
日向のこの形態は、遠距離特化形態だ。 スキルは、ピストル、スナイパー、ロケットランチャー、レールガンに変わる。
そして、スキルにはそれぞれ特徴があり特にスナイパーの特徴は面白く、距離5メートル以内だと、魔法陣を砕くことができる。
「ナイスだ日向、ドラゴンが回復をしていない」
地上に降りた日向を有は褒める。
有が言う通りドラゴンは回復をしていない、それどころか日向の攻撃で逆にダメ時を受けている。
これで厄介な攻撃も対策でき、勢いがついてきたところで、
パシャリ
咲が写真を撮る。
「日向くんその髪型も可愛いよ!」
咲がサイドテールになっている日向に興奮する。
だから、雰囲気、壊すのやめて。
今は攻撃されてないとはいえどんな状況でも興奮すれば写真を撮る咲に、一同は少し引いた。




