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絶望

 魔法陣を壊されてたドラゴンが、降りてくる。


「このままいけば勝てる!」


 有がそう鼓舞する。


「今みたいな感じで有が攻撃して日向があの魔法陣を壊す。それを繰り返すぞ!」


 有が中心になり攻撃し、日向はドラゴンのHP回復してしまう攻撃を壊す。そう白が作戦を共有する。


「くるぞ!」


 だが、ドラゴンの様子が変だ。3メートルほどで耐空して、こちらを見ている。


 グオオオオオオ!!


 すると、ドラゴンは大量の空気を吸いこみ、腹が吸った空気で大きくなる、そして、日向達の方を向き口を大きく開ける。


「美咲! 結界をはれ、ブレスだ!」


 ドラゴンの行動に、有が反応する。


 全てのドラゴンがする行動、それがブレス、息を吸い込み、大きく口を開ける。有達はそう教わった。今ドラゴンがしている行為と全く同じだ。


 日向達が結界の中に集まったころドラゴンの方から青いブレスが、広範囲に放出される。


「これもすごい攻撃だな」


 日向は息を呑む。

 ドラゴンのブレスは、遠くに行くほど範囲が広がり、凍らせる。美咲の結界内は被害は無いが、結界の外は、地面から氷が立っている。


「だが、耐えられないほどでは無いな」


 美咲の結界にはヒビ一つ入っていないので、日向は安心する。


 だが、そんな生ぬるいわけがない、


 ドカアアアアアアン


 急に当たり一体が結界と共に吹き飛ぶ、


「うわああ!!」


 爆発で日向達も吹き飛ぶ。


「いって」


 結界で軽減されていたとはいえ、全員が今までにないほどダメージを受てしまう。


「回復するよ」


 美咲が範囲に回復スキルを使い、皆を回復する。


 その間に、ドラゴンは空中に飛び、再び大きな魔法陣を展開する。


「まっず!」


 忙しすぎるだろ!


 次々攻撃を畳み掛けてくるドラゴンに、日向は焦る。


「壊しに行く!」


 自分のHP回復のスキルも使い、いち早く回復した日向が、ドラゴンに飛んで近づき、再び魔法陣を壊す。


「あっぶね!」


 なんとか壊せた日向だが、ドラゴンも学習している。壊された瞬間に、日向に突進する。


「やばい!」


 ドラゴンは完全に日向を標的に決めたようで、空中で、日向を追い回す。


「これなら!」


 ドラゴンの巨体に対して、日向はコンパクトで小回りも聞く、なのでなんとか避ける事は出来る。


 日向は武器をピストルに変え、攻撃しながら避ける。


 全員が回復するまでに少しでもダメージを与えてやる。


 グオオオオオオ!!


 だが、ドラゴンも当たらないと気づいたようで、距離を取り、ブレスを放出する。


 日向は、ドラゴンの射線に入らないように逃げる。

 だが、日向が避けると、こちらに向きブレスの、向きを変える。


 これは、もう地上に帰った方がいいな。


 そう思い、日向は、特訓で高速移動から進化した音速移動、それを限界突破でさらに進化したスキル、光速移動で、一瞬で地上に戻る。


「結界を張って! 白はの上を炎で包んで!」


 日向は帰り、ドラゴンが地上方面にブレスを吐くなか、急いで指示をするする。


「う、うん」


「そう言うことか、分かった」


 ドラゴンの氷が爆発するなら、こちらまで届かせなければいい。

 なので日向は魔法操作のできる白に結界を囲むように指示をする。


「防げてる!」


 日向の予想通り、ブレスは溶けて炎から入ってこない。


 ドカアアアアアアン


 氷が爆発するが結界は壊れていない。日向達はブレスを攻略した。


「よし、じゃあ俺がドラゴンと近くで戦うから、他のみんなは魔法で攻撃、当たりそうなら大きいのを当ててくれ」


 有はそう言い、ちょうど地上に降りてきたドラゴンに向かって走り出す。


「俺は、レールガンを使おうと思う」


 日向はそう宣言する。


 レールガンの能力は、3回(今の所)と言う制限がある代わりに、破壊力のある一撃が打てると言う、単純なものだ。それに威力の割にMP消費が軽い。


 日向はレールガンを出し、構え、タイミングを待つ。


「じゃあ僕たちは、妨害優先で行こうか」


 白が咲に言う。


「そうね」


 咲は頷き、白と共にドラゴン向けて小さい攻撃を連発する。


「おらあ!」


 有がドラゴンの攻撃を避けながら、攻撃をする。


 やる事は最初と同じだな。


 有は大きい攻撃を出したい気持ちもあるが、今は日向の攻撃が入るように、隙を作ることに集中する。


 あのビームでも撃ってくれれば楽なんだが。


 ドラゴンのビーム攻撃には、大きな隙が生まれるので、破壊力だけの攻撃だ。


 だが、ドラゴンは学習して、成功確率が高くないあの攻撃は撃たない。


「なら、こうすればいいよな!」


 有はドラゴンの真上を目掛け、大きくジャンプする。そうすると、ドラゴンは、有を追いかけて、首を真上に伸ばす。


「ナイス有!!」


 そして、日向はレールガンの引き金を引く。


 ドオオン!!


 レールガンの先端にMPが収縮して、超速で、発射されドラゴンの顔に当たる。


 グアアアアアアアアアアアア!!!!


 強い衝撃にドラゴンが倒れ、地面が揺れる。


「10パーセント!」


 この隙にすかさず大技を決めようと、有が落下しながら剣の奥義を使う。


 だが、


 ガアアアア!!!!


 倒れながらドラゴンが咆哮を上げると、周りに衝撃波が、放出される。


「な!?」


 有は衝撃波で、吹き飛ばされ、攻撃は失敗に終わる。


 ここに来て新しい能力かよ


 日向は驚く。


「すまん」


 吹き飛ばされた有がこちらに戻ってくる。


「日向の攻撃が当てらたから十分だよ」


 そう白が有をはげます。


 すると、ドラゴンが上空に飛ぶ。


 またあの攻撃か?


 日向が氷の槍が飛んでくると思いスナイパーに変えようとするが、


「なんだあれ!?」


 予想と違い、ドラゴンの周りには小さな魔法陣が数十個ほど大量に出てくる。


「美咲!」


 そう白が言うと、全員が近くに来てから美咲が決壊を張る。


 そして、ドラゴンの魔法陣一つ一つから小さな光線が発車される。


 ドドドドドド


 美咲の結界に大量の光線が当たりだす。


「なっ!」


 日向は目を見開く


 光線が発射され撃ち切り、魔法陣が無くなるとドラゴンの前に大きな魔法陣が展開されていた。


 光線が、発射されなくなったとはいえ、まだ、結界に、着いていない光線が大量に残っている。


 結界内にいるため、行きたくても行けない。


 光線を全て塞いだ頃にはもう遅い、氷の槍が発射される寸前だった。


「くそ! あの槍は俺が壊す!」


 そう日向が言いレールガンの引き金を引く。


 ガシャン


 氷の槍はレールガンの光線で相殺する。


 だが、


「また、やり直しかよ」


 日向達は絶望する。


 グオオオオオオ!!


 上空には、全ての傷が癒えた、ドラゴンが咆哮を上げていた。


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