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コートルの特訓③

「あいつらも行ったし特訓を始めよう。

 まず咲お前は結構面白い事になっておる。」


 日向たちがレベルアップに行き見えなくなると、コートルが特訓の内容を話し始める。


「面白いってどう言うことですか?」


 突然おもしろいといわれ、咲は戸惑う。


「咲、お前スキルにカメラってのがあるじゃろ? それ、神から授かったスキルじゃぞ」


 神から授かったスキル……てっ!!


「は!??????」


 突然コートルに言われた衝撃の事実にに咲が驚く。


 咲の反応は当然だ、神から授かるスキルは、一つにつき使える人はこの世界一人しか居なく、必ず何かしら強すぎる力を持つのだ。


「なんであたしが?」


 咲は自分のどこにスキル授かる要素があるかがわからない。


 召喚者だから? いや、けどそれだとほとんどの人が持ってないし。


「それはわしにもわからん、じゃが何かしら気に入られる要素があったと言う事じゃな、まあ大体予想はつくがのう」


 まあそうよね。


 少し落ち着いてきた先はスキル名的に大大予想はついていた。


 たぶんあたしが日向くんとか、可愛いものを撮ったなかに、何かあったのよね。


「じゃから、まず咲がすることは、美咲と同じで、とにかく使って力を増やす」


 まあそうなるよね。


 戦闘系以外のスキルは、だいたい使って伸ばす、それが鉄則なのだ。


「それは、とにかく撮りまくればいいと言うことですか?」


 咲はコートルに確認をする。


 すると、


「まあそうじゃな。じゃがどうせやるならば面白い方がいいじゃろう? じゃから、戦っているやつらでも見ながら楽しくレベルを上げていこうじゃないか」


 コートルがそんな提案をする。


 スキル、カメラの能力は、見えない所も映してくれる。なので離れた日向たちを見れるのだ。


「いいですね!」


 咲はその提案にのる事にした。


「じゃあ映しますよ」



 ♢♢



「なあ、このままじゃ戦えないからさあ戦闘の時ぐらいちょっと離れてくれないか」


「やだ」


 一向に離れようとしない日向に有が言うが、日向は拒否する。


「まあそれはわかったけどさ、そろそろ泣きやめって」


 さきほどから日向はずっと泣いている。


「だってえ!」


 なぜ日向が泣き止まないかと言うと、日向は今、相当弱っているので思い出しただけで泣いてしまうのだ。


「こんな日向見た事ないな」


 普段の日向からは想像のできない姿に、白は驚きを隠せない。


「うううう、ひっく」


 白の発言を聞いだ日向は恥ずかしくなりさらに泣いてしまう。


「ああ! ごめん日向」


 白は咄嗟に謝るが、


「気にしなくていいよ、どうせこいつずっと泣くし」


 有は、日向と一緒にいた経験からこう言う時どうすればいいかがわかっている。


「日向って実は結構甘えん坊なんだよ、昔は、わかりやすかったんだけどな。」


 まあ、リオンちゃんの前だと、昔みたいに表に出してるけど。


 そう、日向は甘えん坊な性格だ、子供の頃はお母さんにずっと甘えていたが中学を上がるぐらいになると自分で意識をしてやめていった。だが性格はそんな簡単に変わらない。


「だから撫でたり褒めたりするといいぞ、ほら、試しにやってみろよ」


「お、おう」


 そう有が言うと白が日向を撫でる。


 すると、


「うううううう」


 更に日向は涙を出す。


「うわあ! 大丈夫? やっぱり嫌だった?」


 涙の量が増えて白は嫌だっんじゃないかと心配するが、


「はっはっはっ、大丈夫、それが安心した証拠だから」


 有が笑いながら大丈夫と言う。


「え? そ、そう?」


 有が言ったことは実際間違っていない、日向は撫でられて安心して、嬉しく思うが、その事実が、恥ずかしくて泣く量が増えたのだ。


「私もやる」


 美咲も白に続いて日向のを撫でる。


「さっきはごめんね」


 日向を撫でながら美咲は謝る。流石に申し訳なくなっているのだ。


「い、いいよ、ひっく」


 日向は少し照れる。


「よし、じゃあ戻るか」


 そして三十分ほど魔物を倒しながら歩いた有たちは今まで来た道を引き返す。


「有」


 すると日向が言いにくそうに喋り出す。


「どうした?」


 有が聞くと、


「ゆ、有も……撫でて」


 顔を真っ赤にしながら日向は有に撫でてとお願いする。


「いや……けど」


 有が少し悩む、なにせ今は日向をおんぶしているので、撫でることはできないのだ。


「うううう」


 有が悩んでいると日向はまた涙の勢いが上がる。


「嫌だってしかたがないだろ今おんぶしてんだから」


「あ!」


 そう言うと日向は、納得する。


「それじゃあ……降ろして」


 日向は有に頼んでおろしてもらう。


 そして有の前に立ち恥ずかしそうにする。


「はぁ、わかったよ」


 有は要望を聞き、日向の頭を撫でる。


 そうすると、日向は嬉しそうに笑う。


「へへへ、やっぱり有のが一番安心する」


 いちいち可愛いなこいつ。


 日向が女になったのもあってか、前撫でた時よりも少し照れる。


 有が撫でると、日向の流していた涙が止まる。


「もっかいおんぶして」


 そして、撫で終わるとおんぶをもう一回ねだる。


「はいはい」


 そうしておんぶをしてもらい帰り出す。


 そうして、少しすると日向は寝てしまった。



 ♢♢



 日向が眠る少し前のこと、スキルで日向たちを見ていた咲とコートルは、


「ああああああ!!!!!! がわいい!!!! 可愛すぎるよ日向君!!」


 画面越しに見ていた咲が叫ぶ。


「やばすぎるじゃろあいつ!! 可愛すぎるんじゃ!!」


 先に続きコートルも叫ぶ。


 咲とコートルは、特訓で日向たちを見るが途中からは可愛いばっかり言っている。


「有君が撫でたら涙止まるとか、尊すぎるんですけど!! 絶対好きじゃん!」


「日向と有を普通の親友の関係としてみれなくなってしまうのじゃああ!!!」


 この興奮した叫びは、有が帰ってくるまで続いた。

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