スキル②
「今まで言ったスキルが以外にもパッシブスキルがある。まあこれは常時発動しているスキルっていうことじゃな。日向や有はレベルが表示されていないパッシブスキルがあるじゃろ、それは条件を満たすと進化するスキルじゃ」
条件を満たすと進化か、何かヒントとかはないのか?
「ヒントならあるぞ」
日向の心を読んだように、コートルが喋り出す。
「え? なんで」
日向が驚いていると、ニヤニヤしながらコートルが言う。
「わしは人が考えていることがわかるんじゃよ」
この人どんだけスキル持ってるんだよ。
少しむかつくが、ヒントのもらい方を聞いてみる。
「で、ヒントはどうしたらもらえるんですか」
日向は今までヒントなんて見たことがない。
「スキル説明欄を開いて進化条件ってところを押せば見れるぞ」
当たり前とばかりにコートルが言う
「え、まじ?」
そう言われて日向はすぐにステータスの説明を見ると、右下の方に前見た時には目に入らなかった進化条件という文字があった。
まじであるじゃん……なんで気づかなかったんだよ。
日向は衝撃の事実にショックを受けるが、とりあえず進化条件を確認してみる。
――――
進化条件 好きな男を作る
――――
……よし、見なかったことにしよう。
「じゃあ次の説明行ってください、コートルさん」
日向は早く次の説明を促すが
「ほう、日向の進化条件は好き人を作るか、また面白い条件じゃのう」
無駄だったらしい、コートルがすぐに頭の中を読み進化条件をバラす。
「あーーーー!! なんでバラすんだよ!!」
「え! 日向ちゃん好きな人つくるの? あたしが手伝ってあげるよ!」
「こういうのがいるから!」
こういう事を言われると咲が興味を示してしまう。
「後進化すると超がつくタイプのスキルは、普通に上位互換になるって感じじゃな」
そして、コートルは続きを話し始める。
超がつくで言えば有の超身体強化と、超HP回復である。超身体強化などは分かりやすく強いため、進化がどれだけ大事かが分かる。
「そして一般的に一番強いとされる奥義系のスキルじゃが、これは極意まであげてさらに極めていくと突然出てくるスキルじゃ。一撃必殺の剣撃や超広範囲の魔法攻撃なんかが一般的じゃな。まあ有と白は最初から獲得しているがな」
少し有を睨みながら言う。
コートルは結構苦労してこのスキルをゲットしたので、簡単にゲットした有や白に嫉妬しているのだ。
「あれ? コートルさん嫉妬してるんですか?」
日向は煽り口調で言う。コートルにやり返したいのだ。
「べ、別にいいんじゃよ! わしも持っとるし」
「嫉妬してるの丸分かりですよー」
日向はさらにコートルを煽る。すると、
「あ? ……咲、日向を抑えておいてくれんか?」
我慢の限界が来たようでコートルがキレる。
「ごめんね日向くん」
「ちょっ、咲!?」
沸点低すぎだろ!!
そして咲が日向を強く抱きしめるとコートルが前に来て喋り出す。
「じゃあ日向ちゃんの秘密暴露始めるぞー」
「ちょっと!?」
やばすぎる。やり返すにしてもやりすぎだ。
「今なら謝ったら辞めてあげようかのう」
笑いながらそんな提案をしてくる。
「キレるの早すぎだろうが、おばあちゃんのくせに」
日向も後には引けず言い返す。
「このガキが、今すぐわからせてやる」
そして、暴露大会が始まる。
♢♢
「もう……辞めて……謝るから……ひっく」
日向は何個か暴露されると耐えられなくなり、泣いてしまう。
「じゃあ謝ってくれるか?」
「……ごめんなさい……ひっく」
日向は迷わず謝り、コートルは満足そうに言う。
「これに懲りたらもうわしに逆らうのをやめるんじゃな!」
「ううう……ひっく……はい」
「咲、もういい」
日向がそう言うとコートルは咲を離す。
「ゆーうー……あああ!!」
動けるようになるとすぐに有の方に行き、抱きつく。
「何してんだろ俺ら」




