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城の外

 日向たちは、今城の外にいる


「ずっと城にいたからちょっと新鮮だな」


 俺たち召喚者は、森に行く時以外に、城の外に出たことは今までない、なので王様が行って見たらどうじゃと言ってくれた。


「なあ、俺たち、結構な大金もらったんじゃない?」


 この世界の硬貨は、金貨、銀貨、銅貨の3つで、銀貨は銅貨100個分の価値があり、金貨は銀貨100個分価値がある。

 食べ物だと大体が、銅貨10枚以下で売ってある。

 アクセサリーだと高いと銀貨5枚とかだ、俺たちがもらったのは、一人銀貨10枚と銅貨、20枚ずつ、ほとんどなんでも買える。


「いやおかしいだろ、普通の武器なら余裕で買えるぞ!」


「まあいいじゃないか、少ないよりは」


 白がそう言う。


 そうかもしれないけど落ち着かないんだよ、元の世界でも剣が買えるような大金なんて、持ったことないよ。


 日向は、大金にビビる


「まあ一旦何か食べるか」


 そうして日向たちは、露店による。


「すいません、これ3個ください」


「おう! 銅貨9枚だ」


 そうして有が、金を出そうとすると


「君、かっこいいね!」


「え、ありがとうございます」


 有が少し困惑して返事をする、すると


「安くしてあげよう、君は銅貨に2枚でいいよ」


「ほんとですか、ありがとうございます!」


 有は嬉しそうに、お礼する、すると店主が日向を見て喋る。


「あれ、君はすごい可愛いね! 君も銅貨2枚でいいよ」


「……ありがとうございます」


 かっこいいがいいんだけど


 日向は少しモヤっとしながらお礼をする。


 そして俺たちは店を後にする。


「うま、これ美味しいな!」


「……」


 さっきから白が黙っている。


「どうしたんだ? 白」


「僕さ、安くしてもらえなかったんだけど」



 ♢♢



 一通り露店を見ると、日向たちは服屋に寄ることにする。


「おお、結構あるな」


 ここは、街の人に聞いたらここがおすすめと言われたので来たのだ。


「あら、いらっしゃい」


 美人な店主が、迎えてくれる


 一旦見てみようと俺たちが見ていると、白が気まずそうに喋る。


「僕、ういてないかな」


「なんだよ急に」


 白が突然、変なことを喋るので、日向が聞き返す。


「僕さ、有と日向の隣にいると自分が浮いてるんじゃないかって、思っちゃって」


 白は、さっきのことを気にしているらしい。


「気にすんなって、俺だって有のこと、羨ましいって思ってるし」


「気にする必要ないわよ」


「「「!?」」」


 急に現れた店主に、俺たちは驚く


「なんですか、急に」


 白が話しかけると、店主が話し出す


「あなたも充分かっこいいわよ」


「え? はあ」


 急なことすぎて、白は理解に追いついていない。


「私があなたたちの服を取り繕ってあげるわ!」


 すると服を、選び出す


「じゃあ、あなたはこれでね、」


 一人一人何着かずつ服が渡されていく


「あ、あの、もうちょっとかっこいいのにしてもらえませんか?」


 俺に渡されたのは、可愛らしい服ばかりだったので不安を言う。


「あら、かっこいいのが好きなの?」


「はい」


 そう言うと、少し悩んでから店主が言う


「まあいったん来てみましょうか、ほらこっちで着替えましょう!」


 そう言うと、日向の脇の下を掴み、持ち上げる。


「え? ちょっと、待ってください!!」


 すると更衣室の方に進み出す。


 油断した!! 咲がいないからって服屋に来たのが間違いだったんだ!


「じゃあ、あなたたちも着替えていてね!」


 そう言うと、店主は日向を連れて更衣室に入っていく。


「あいつ、大変そうだな」


「そうだね」



 ♢♢



「うう、ひっぐ、もうやだ……俺」


 日向は有に泣きつく


 この世界に来てから、こんなことが何度も起こっている。


「お前、泣きすぎだろ」


「有にはわからねぇよ!!」


 日向はそう言うとふててしまう。


「ごめんなさいねえ、ついやりすぎちゃった」


 店主は申し訳なさそうにしている


 店主は最初に選んだ服を着終わると結局最後には、ボーイッシュな服を選んでくれた。


「あら、あなたもカッコよくなってるじゃない」


「そうですか?」


 白は、いい感じにカッコよくしてもらっている。


「白だってイケメンなんだから心配するなって」


 有が褒める


 お前は別格だけどな、と日向は思う。


「じゃあ、ありがとうございました」


 俺たちは、それぞれ何着か服を買い店を出ようとすると、店主に止められる。


「あなたたち、名前はなんて言うの?」


 そう言われると有が答える。


「俺は有です、こっちは日向で、こっちは白です」


「そう、覚えたは、私はサヤハ、これからもここに来てちょうだいね!」


「わかりました」


 そう有が言うと今度こそ店を出る。


 ちなみに俺は、可愛い服は一着も買っていない。



 ♢♢



 俺たちはその後少し街を見て城に戻ると丁度咲たちと会う。


「あっ、丁度よかった日向くん! これ、プレゼント」


 そう言われて渡され、俺が袋を覗くと、そこにあったのは、俺が今日あの店主に着させられた服が全部入っていた。


「街の人のおすすめの服屋で買ったの、その店主の人がね、日向ちゃんの写真を見せたら喜んで選んでくれたの!」


 何してくれてんだよ咲!


 有と白が後ろで笑っている。


「じゃあ日向くん、リオンちゃんも呼んで、これ着てみない?」


 まずいまずい、なんとかしないと


「えっと……これから有たちと予定が……」


 そう日向が言おうとすると


「ないです!!」


 有が勢いよく否定する


 有! ありって言ってくれよ!!


「じゃあ日向くん……いや日向ちゃん、行こっか。」


 そう言うと、咲に脇の下を掴まれ、日向は諦め力を抜く





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