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意外な結果

短いです

 日向たちは今、謁見の間にいた。ルナハ達のことを話すためである。


「話したいこととはなんだ?」


「魔人の事について俺たちから言いたいことがあります」


 そう日向達が言うと、王様の顔は険しくなる。


「魔人たちがどうかしたのか? もしや、魔人がまた出たとかじゃ無いだろうな?」


「危険な事では無いです」


「どういうことなのだ?」


 王様は首傾げる。

 それも当たり前で魔人関係で危険じゃ無い事なんて普通は無いのだ。日向だって魔人の事についての報告と聞いたらまずそう思う。


「王様だけと話したいのですけど」


「ふむ、わかった」


 そう言うと、王様は、周りの護衛の人たちを部屋からだす。


「従者以外は、もうこの部屋には居ない、話してくれ」


 その言葉を聞くと、日向は話し出す。


「単刀直入に言うと、俺達は、魔人と仲良くなりました。」


「なんと!! 本当か?」


 驚くのも当然だ、魔人とは恐怖の対象なのだから。

 だが王様の驚き方は少しおかしい気がする。何故か期待しているような感じがする。


「はい、話を聞いたところ、自分たちは稀に生まれる、穏やかなしい魔人の末裔だとか言ってました」


「信じられん、まさか本当に存在したとは」


「どういう事ですか?」


 よく分からない王様の反応に日向は混乱する。周りの皆んなも戸惑っているようだった。


「これは、王族にしか伝わっていない事なのだが、大昔に、穏やかで優しい魔人がいたと言う記録が有るんじゃ」


「そういう事ですか」


 どうやら王様は、優しい魔人がいることを知っていたらしい。それなら好都合である。


「なら彼らの、助けになることをしてくれませんかね?」


「今すぐ連れて来て欲しいところじゃが、もし、操られてでもいたらまずい、まずはお主らの身体を調べさせてもらう」


 当然騙されている可能性も王様からしたらあるため、王様は直ぐに鑑定士を呼ぶ。


「ふむ、大丈夫そうじゃな、なら明日にでも、連れて来てくれ」


 鑑定士が日向達の体に何も異常がないことを伝えると、王様はあらためて連れて来て欲しいて言う。


「分かりました」


 そうして、明日またルナハさんたちの家に行き連れてくることになった。



 ♢♢



 次の日、日向たちは、ルナハの家に来ていた。


「そうか、わかったよ、今すぐ準備をするから待っていてくれ」


「有難うございます!!」


 十分ほどするとルナハたちは準備をし終え、日向たちと家を出発する。


「いやーまさかこんなことをしてもらえるなんてねー」


 森を歩きながらルナハが嬉しそうに言う。

 王様がいい反応だったと知り、期待しているのだ。


「けどなんで、国に呼ばれるんでしょうね? 何か話したい事でもあるのかな」


「珍しいし、魔人を仲間に出来たら強力だからね」


「けど、戦闘理由でなら、大変かもですよ」


「大丈夫だよ、どちらにせよ、戦闘で役に立とうと思ってたから、あまりにも大変だったり戦闘をルイにも強要するようなら協力はしないよ」


 日向は心配するが、ルナハの言葉に、少し安心する。


 しばらくルナハたちと話していると、国が見えてくる。


「大きい! 大きい! 凄い!!」


「ルイは初めてだもんね、来たの」


 初めて見たルイがはしゃいでいる、日向達は慣れた光景だが、いつもあの森の中の一軒家で過ごしていたルイにとっては珍しいのだ。


 そして、門の近くまでつくと、ルナハさんたちは、フードを被る。


「じゃあ行きましょうか」


 有がそう言うと日向たちはルナハを連れて、門をくぐる。



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