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妹中は変えられない

 俺は、中庭で、リオンと遊んでいた。


「日向ちゃん! こっちですよ」


「ま、待ってよお姉ちゃん」


 日向は、リオンと駆けっこをしていた。


 ちなみに口調に関しては考えない事にした。


 俺は、高速移動で捕まえようかと一瞬思うが、やめておく。

 俺は大人、だからな! 今はリオンの妹だけど……


「はあ……はあ……そろそろやすみませんか?」


 リオンは疲れたのか休もうと言い出した。


「ふう、じゃあオセロをやりましょう。」


「えー」


 俺は昨日の連敗を見たのでやりたくない。9割同じ色で染まるんだもん。


「けど日向ちゃん、他に遊ぶものなんて……」


 リオンは残念がる


「……手加減してよ」


 俺はオセロを並べる。


「いいんですか?」


 リオンは日向に聞く


「今度は負けないから! ……けど手加減はしてね」


「はい!!」



 ♢♢



「あのさ……お姉ちゃん?……手加減してる? これ」


 俺は昨日と変わらずボロボロに負けていた。


「してますよ?」


 絶対してないでしょ!


 年下に負け越している事に悔しくて涙が出てくる。


 あれ、おかしいな、俺こんなことで泣いてたっけ、こんな口調にしてるから感情が出やすくなったのかな?


「あれ? ……なんで私こんな事で、泣いて……」


 リオンが日向に謝る


「日向ちゃん、ごめんなさい、ちょっとやりすぎちゃいました」


 リオンが椅子から降り、日向の頭を撫でる


「ほら、日向ちゃん、私の部屋に戻りましょう」


 そして日向たちがリオンの部屋に戻ろうとすると。


「日向ちゃん!!」


「な! 咲!?」


 俺は突如出て来た咲に驚く。


 え? 待って、今の見られてた?


「ちょっ……咲……これは……ちがくて……えっと……俺」


 俺が恥ずかしさに悶えていると


「日向ちゃん、口調変わってるよ!」


「え! えと……ご、ごめん、お姉ちゃん」


 すると、リオンが日向に質問する。


「あの、この方は誰でしょうか日向ちゃん」


「えと、私の友達だよ」


 咲が自己紹介をする


「私は、咲よろしくね!」


「リオンと言います、よろしくお願いします」


 自己紹介を終えると、咲がテンション高めに、喋り出す。


「リオンちゃん可愛いーー!!」


 いきなり咲が抱きつく


 こいつ初対面でもこの対応かよ!!


 俺は、咲の行動にちょっとひく


「リオンちゃんは日向ちゃんのお姉ちゃんなの?」


 咲はいつもは日向くんと呼んでいるのに、今はちゃん付けで呼んでいる


「はい! 日向ちゃんは可愛い妹です」


 元気よくリオンが返事をする


 すると咲は、俺に標的を向ける


「日向ちゃん可愛くなったね」


 俺は今口調を変える訳にはいかない、恥ずかしながらも俺は言う。


「そうでしょ!」


 これやっばいは、マジで恥ずい、早く咲どっかいってくれ。


「私は、お姉ちゃんと用事があるから、それじゃあまたね、咲」


 そうして早めに去ろうとすると、リオンが提案する。


「咲さんも、一緒に来ます?」


「お姉ちゃん!?」


 リオンの言葉に俺が驚く。


「いってもいいの?」


 咲は嬉しそうに言う


「はい、オセロだと私が買っちゃうので、三人以上でやれるゲームでもしましょう!」


「じゃあもう一人呼んできてもいい? 美咲って言うんだけど」


「はい、いいですよ」


 終わった。



 ♢♢



「ひっぐ……有……咲が……咲があ」


 俺は、咲と美咲の前で妹モードになって、解散するまで耐えた、だが一人になると、恥ずかしさで涙が溢れて来て、部屋に戻り有に泣きつく。


「どうした? またなんかされたのか」


「ひっぐ……妹の時の口調のまま、ひっぐ……咲と美咲と遊んだんだよ!」



 そうすると、有は、慰めの言葉をかける


「頑張ったな、日向」


 俺はあと10分ほど泣き続けた。








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