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限界のその先へ

「チッ、強さを見誤ったか」


 ブルーが焦った声を出す。


 白、咲、美咲の三人はブルー相手に有利に戦えていた。


「咲今だ!」


 咲は光の槍を作りブルーに向かって投げる。


「ぐあ!」


 光の槍がブルーの肩を貫く。


「お前の負けだよ、魔人」


 ブルーはもうボロボロになっている。

 先ほどから咲の攻撃をモロに受けているのだ。


 その時、


「ははは! ははははは!」


 突然ブルーは中身が変わったように笑い出す。


「まだ戦いは終わってないんだよ、お前たちを道連れにしてでも殺す!」


「そうか」


 白は、そこを火の魔法で爆発させる。


 決着はついた、白達は勝利したのだ。


「よしじゃあ有たちのところに行こうか」


 そう言ったと同時に、白が爆発させたところから、大きな魔法陣が広がる


「なんだ!?」


 すると炎の中からブルー声が聞こえてくる


「はははは! 道連れにしてやる! お前らは絶対にな!」


 そう言うと、ブルーは生き絶える。


 魔法陣は、さらに大きくなり、止まる。


 そこから地面が揺れ、赤いドラゴンが出てきた。



 ♢♢



「大丈夫か?」


 日向は白たちと合流する。


「なんなんだよあのドラゴン!」


 巨大なドラゴンが先ほどから暴れまわっている。


「多分俺たちと戦っていた魔人が出したんだ」


 見ていた白が説明をする。


「で……あいつどうする? 流石に勝てないよな、有だってもう戦えないし……」


 そう、有はMPが尽きているから、強力な剣士がいない。


「逃げる選択肢は僕には取れない」


 白がそんなことを言う。


「僕たちが逃げるとあいつはどうなるんだ? 絶対人が多い所を襲ってくる。

 僕たちがいる国が襲われる可能性が高い筈だ」


「そんなこと言ったって」


 白が言っていることは正しい、凶暴な魔物は、人がいると襲ってくる。

 日向は言葉が詰まる、だがドラゴンに勝てるのが想像できない。


「僕はやるよ、ドラゴンなんて放っておけないからね」


「あたしもやるよ!」


「わ……私も」


 白、咲、美咲はドラゴン討伐に向かっていく。


 日向は覚悟を決める。

 ここで引くのはカッコが悪い。日向この姿でもカッコよく有りたいと思っている。


「有、ここで待ってろよ」


「ああ、必ず勝ってこいよ」


 日向は有を座らせ、白たちの後を追う。


「当たり前だ!」



 ♢♢



 ドラゴンは見た目どうりの破壊力を持っていた。


「こいつ、めっちゃ硬いんだけど!?」


 ドラゴンは硬かった、日向の刃はほぼとおらず、斬れでも浅いのでなかなかダメージが通らない。


「このままじゃ持久戦で負けるぞ!」


 魔法も咲の光魔法は効いてるようだが、他の攻撃は当たってもほぼ効いていない。


「みんな下がって! 全員で魔法を打とう!」


 白はそう大声で言う。


 このまま戦っても負けるだけなので、日向達は白の提案に従うことにした。


「自分が使える一番火力の高い技を出すんだ! 美咲は、できる限りの支援と、一番強度のある結界で俺たちを守ってくれ!」


「は……はい!」


 頷くと美咲は結界を張る。


「僕がいけって言ったらタイミングを合わせて放つぞ」


 全員が頷き、魔法を溜め始める。


 ドラゴンが炎を吐くが結界に塞がれている。


 10秒ぐらいすると、白が合図を叫ぶ


「いけぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」


 日向達は一斉に魔法を放つ。


 放った魔法はドラゴンの胴体めがけて勢いよく飛んでいく。


 そして、魔法はドラゴンに当たり、巨大な爆発が起こる。


「まだだああああ!!!!」


 白は叫ぶ


 白の攻撃はまだ続いていてドラゴンに当たり続けている。


「ギャオオオオオオ!!!!」


 ドラゴンは今までにないほど大きく叫ぶ。確実に大ダメージになっていのだろう。


「はあ……はあ」


 打ち終えた日向達は、ドラゴンの方を見る。


「嘘でしょ」


 そこには、怒りを露わにしこちらを強く睨んでいるドラゴンが、いた。


「な!? ……ここまでやっても……まだ生きてるのか」


 この場にいる皆んなが、絶望する。


 日向は魔剣使いなので、比較的MP消費は少ないが、さっきの攻撃で白、咲、美咲はMPを使い切っていた。


「皆んな、MP回復の早い僕が足止めするからこのことを王様に伝えてくれ」


「そんなことできるわけないでしょ!」


 咲は白に怒鳴る


「けど、このままじゃみんな死ぬぞ!」


 そう、咲と白が言い合っている時、日向は葛藤をしていた。


 まだ……ある……生き残る方法が……使うしかないのか!


 日向は悩んでいたがすぐ悩むのはやめる。


 日向はあ(・)の(・)ス(・)キ(・)ル(・)を使うことを決める


 悩んでる暇なんかない、このままじゃ全員やられてしまう。日向は覚悟を決める。


「限界突破ああああああ!!!!」


 そう言うと、日向は光に包まれる



ちなみに白がうった攻撃は、魔法の奥義という技で、これもMP全部使って攻撃する技です。

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