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第308話 各個の主観.26

小生(しょうせい)は、“ルトス=シャーン”であります。


[惑星ガーア]の最南端に在るという[島国]で生まれ育ったでありますぞ。


ちなみに、島といっても〝割と広い〟のだとか。


名称は[ルーヴィモ王国]にして、“魔人”が治めているでありますよ。


〝およそ150年の寿命を有する〟といった種族であり、小生は“公爵の次男”にあたるのであります。


父上殿は“四男”で、母上殿は“第二夫人”でありますが。


そうした母上殿を同じにする“姉上殿”もおられます。


年齢は小生の三つ上でありますぞ。


あと、二つ下の弟がおりましたが、かつて起きた[世界規模の伝染病]で亡くなっております。


小生が4歳のときでありました。


……、話題を変えるといたしましょう。


何故(なにゆえ) に魔人と呼ばれているのか。


〝魔族ではない〟のに。


これは〝他種族よりも魔力の量が多い人達という意〟なのだと。


実際、〝二倍の回数(・・・・・)の魔法を使用できる〟のでありますよ。


なお、通常であれば[低級は30回/中級が20回/高級は10回/極級が5回]で【魔力切れ】になるのだとか。


連続で扱った場合。


そういうのを踏まえつつ…。


[ルーヴィモ王国]では、7歳になったら[勉学]や[鍛練]が始まるであります。


これによって、小生に【神法(しんぽう)】なるものが備わっていたのが判明し、周囲がザワついたでありますよ。


なんでも[ノイスト大陸のダイワ王国]における“初代”と“近衛衆(このえしゅう)”だけが扱えたそうであります。


小生たちの国から遠く離れており、交流が無かったので、詳細は不明だったのだとか。


まぁ、なんにせよ。


小生が使えるのは【闇属性と攻撃系】であります。


それに、[剣術/槍術]の<壱>と、【魔眼(まがん)】というものも。


この【特殊スキル】に関しては、誰もが初耳でありました……。


10歳になった夜、夢を見たであります。


そうして、自身が日本の高校生である“奈木悠一(なぎ・ゆういち)”だった記憶が甦ったのでありますよ。


他にもいろいろと。


結果、小生は大喜びしたであります!!


何せ、前世で[異世界ファンタジー]が大好きだったので!


成程。


【魔眼】でありますか。


厨二心(ちゅうにごころ)をくすぐってくれるでありますな!!


テンション上がりまくった小生は、これを機に、今の口調に変更したであります。


憧れていたのを思い出したので。


それまでは普通の喋り方でありました。


いずれにせよ。


やる気に満ち溢れた小生は、[鍛練]に励みまくったであります!


こうして、12歳を過ぎた頃に、神法は【中級】となり、【戦闘スキル】は全て習得したでありますよ。


補足させてもらうと、神法は〝魔法の半数〟で【神力切(しんりきぎ)れ】となってしまうであります…。


そんな或る日、父上殿が〝ダイワ王国がスサノオ帝国となり、チキュウの料理とやらのおかげでかなり賑わっている〟といった噂を聞かれたのだとか。


“スサノオ”に、[地球]って。


これはもう、小生以外にも転生者がいるのは疑いようがないであります!!


事情を伝えた小生は、数十年前に[旧ダイワの王都]に訪れたことがあるという“女性魔術士”に【テレポート】してもらったのであります。


父上殿と姉上殿も一緒に。


母上殿は留守番なされました……。


東門から[第二都市 ダイワ]に入ったであります。


とある[飲食店]に赴いたところ、確かに[地球の料理]が沢山ありました。


小生は、久々の[ハンバーグやコーラなど]に、


「くふぅ~♪」


幸せでいっぱいとなったでありますよ。


父上殿は[ヒレカツとビール]の味に「おおッ?!」と驚きながらも感動し、姉上殿は[コロッケやサイダー]に「ん―ッ♬」と至福の表情を浮かべておられました。


そんなこんなで、近くにいた男性店員のかたに〝これらを誰がもたらしたのか〟という旨を尋ねてみたら、何かを察したらしく、[別室]に案内されたであります…。


5分ほど待つと、“店長の中年女性”が現れ、一枚の[用紙]を見せてきたでありますよ。


「!!」

「五十音順の平仮名(ひらがな)でありますな。」


そう述べた小生に、


「お分かりになられるのですのね?」

「でしたら、これを。」


[小さめの封筒]を差し出してきて、


「帝都の第1区にある“チキュウビストロ系列店”で提示なさってください。」


このように教えてくれたのであります……。


[ユニコーン車]で二日半ぐらい掛かりました。


休憩や宿泊を含めて。


そこから入店したのは、[グラールス]であります。


ここで、貰っていた[紹介状]を渡したところ、やはり別室に通されたのでありました…。


〝髪と眉〟はレッドブラウンであり、〝瞳〟がブラウンの、“若い男性店長”が、


「こちらを。」


テーブルに[金製のカード]を〝スッ〟と置いたであります。


そこには、


    日本語ヲ読メル転生者ヨ

    帝王城デ待ツ

    誰ニデモイイノデコレヲ見セルベシ

                    ラルーシファ=イズモ


このように刻まれていたであります。


「裏面もご覧ください。」


そう勧められたので、[札]を返し、


    会エルノヲ楽シミニシテイルヨ

                  日之永新


目に映った文字に、


「なんと??!」

「“委員長殿”であられますか!!?」


ビックリした小生ではあったものの、ふと懐かしさがこみ上げてきたのでありました―。


現時点での[ルトス=シャーン]


【神法】

 ・闇属性/攻撃系

  ※どちらも中級


【スキル】

 ・亜空間収納アイテムボックス

  ※小規模


【特殊スキル】

 ・魔眼(まがん)

  ※初期段階

   視界に映る全対象者の重力を15秒だけ五倍にできる

   瞳が赤く光る

   一日一回のみ使用可能

   その後30日は発動できない


【戦闘スキル】

 ・剣術/狙撃術/打撃術/槍術/武術

  ※どれもが[壱]


前世での名は[奈木悠一(なぎ・ゆういち)]


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