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第301話 ターニングポイント.9

新章に突入しました☆ミ


ご愛読/ブックマーク/高評価/リアクション ありがとうございます。


今後とも、ぜひ、お楽しみください♪


年が明けた。


1日目は家族のみで過ごすところだけど、それだと寂しいので、“各教育係&各お世話係”が一緒にいてくれる。


勿論、“マンティコアのラバス”も。



……、2日目の夕刻。


挨拶に訪れた“同盟国のヒトたち”や“転生者組など”と[第一広間]で宴になる。


“ラダン兄上とリーシア姉上”の母方の祖父母も来ていた。


“ダンギシュ=カリュー王”に“リア王妃”だ。


両名は[帝王城の落成式典]のときも列席してくれていた。


今回は、“ギルリッシュ王子”と“王子妃”の姿もある。


あと、王子達の“二人の子息”も。


彼らは“10歳と8歳の少年”だった。


いつだったか説明したと思うけれど、姉上がたの母親の“弟”が、ギルリッシュ王子だ。


ま、なんにせよ。


僕たちは賑やかな時間を味わっていく。


明日以降は、“城兵/給仕/料理人”であったりが休みに入る。


シフトで5日ほど。


教育係&お世話係も同じだ。


ただし、不測の事態が起きた際は休日返上となる…。



これといった問題もなく10日が経った。


そこへ、[ルクロヤ王国]から使節団が足を運んでくる。


[ダークエルフの国]だ。


[惑星ガーア]の南西、[サウエスト大陸]に在るのだとか。


こうした彼ら彼女らは、[カカオの輸出]の件で赴いていた。


あちらは[チョコレートの製法]を(ほっ)している。


いや、〝地球の料理はどれも〟というのが本音らしい。


それを叶えるためには同盟を結ぶ必要がある。


こうなると、まだ会えていない転生者達が[帝王城]まで来ないかもしれない。


現在[チキュウビストロ]を(かん)しているのは、帝都の四店舗のみだ。


詳しくは[ルワーテ/リジュフィース/ビアクト/グラールス]だけとなっている。


[オオクニヌシ(じま)]から移住してくれた。


その他は、名乗るのを廃している。


ちゃんとした考えがあってのことだ。


よって、[ルクロヤ王国]とは貿易のみ行なう。


こちらとしては、カカオが入手できるうちは[チョコに関する全てのレシピ]を無料で渡す。


そんなカカオを[友好の(あかし)]に使節団が持ってきてくれていたので、非常に助かる。


在庫が切れかけていたから……。



三日後のAM10:00頃。


[ヴェルン王国]より使者たちがやって来た。


“先生”がたの[祖国]だ。


このため、“僕/姉上/妹のエルーザ/ルシム宰相/ルファザ総務大臣/クレイ外務大臣/ラバス”が面会する…。



[玉座の間]に“ドワーフ族の男女五名”が佇んでいた。


[レッドカーペット]の両脇には“計10人の守兵”が並んでいる。


[スローン(玉座)]に腰かけた僕に、ドワーフらが軽く頭を下げた。


そうして、


「自分は、代表の“エシブ・スティー”と申す。」

「“トラヴォグ公爵(・・)”を始め、我々の国から姿を消した連中が、この都で暮らしていると聞き及ぶ。」

「その者らを返していただきたい。」


背丈が140㎝くらいであり、〝オールバックの髪/眉/瞳/お腹あたりまでの長さがある(ひげ)〟はライトブラウンで、50代半ばの容姿 といった“ハイドワーフ”が、要求してくる。


これに、僕の左隣で立っておられる姉上が、


「ふてぶてしいわねꐦ」


嫌悪感を示された。


すると、


「そんな(くち)()いていいのかな? “人間の小娘”よ。」

「お前らは、〝伝説の神法(しんぽう)やムラクモを扱える〟だの〝竜人や鬼人に天空人達と同盟を結んでいる〟など、(うそぶ)いておるらしいではないか。」


スティーが更に横柄な態度となる。


〝は??!〟と姉上が反応なさったのを余所(よそ)に、


「そんな偽りの情報に騙される我らではなーいッ!!」

「すぐにでもトラヴォグどもを差し出さねば、ヴェルンから大軍が攻め込むぞ!」

蹂躙(じゅうりん)されても構わんのか?!!」

「あん!??」


そう“使者の代表”が凄む。


「なんですって!!?」


姉上が怒りを露わになさるなか、僕の右隣に起立しているエルーザが、


「ぜんたいきょうか。」


このように呟くなり、スティーへと走りだした。


なお、妹の身長は125㎝ぐらいだ。


いずれにしろ。


「な??」


スティーに猛ダッシュで接近したエルーザは、〖右手〗で髭を〝ガシッ!〟と掴み、


「ぬぉりゃあ――ッ!!」


下に引っ張って〝ブチィッ!〟と抜いた。


「ふぎゃッ?!!」


痛がるのと共にバランスを崩したスティーは〝ドスン!〟と尻餅を着く。


そうした当人の顔へ、エルが、握っている〖髭の一部〗を、


「なめんなッハゲェ―!!」


おもいっきり投げつける。


「……。」


誰もが呆然としていたら、


「いや!」

禿(はげ)てはおらん!!」


スティーが主張した。


うん、確かに。


だけど、ツッコミどころは違う気がする―。


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