表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
300/324

第300話 ダンジョン探索.20

僕達は、どんどん西へと向かっている。


いろんな魔物を倒しつつ…。



現在、[広い建物]に入った。


殆どが[木造]だ。


高めの天井には、風化などで[大小の穴]が幾つかある。


床は[壊れた樽]が何個も散乱していた。


“片目のベルーグ将軍”が、


「エールを生産していた工場か?」


ふと呟いたところで、“マンティコアのラバス”が「ガウッ」と反応を示し、


「前方より近づいてきます!」


“黒猫の獣人 ユーン”が警戒を促した。


誰もが構えるなか、


「“ワータイガー”ですね。」


モンスターらを認識した“ハーフエルフのリィバ”に、


「陛下は“ムラクモ”を扱われるのがよろしいかと。」


そのように勧められる。


いくらか離れた位置で止まった“人虎(じんこ)”は、九体のようだ。


どれも、背丈2.5Mあたりで、[戦士みたいな鎧に兜]を装備しており、武器は持っていない。


こうした“敵集団”が、僕たちの事を窺いながら、喉を〝グルルルル〟と鳴らす。


【アイテムボックス】から取り出した[神剣(しんけん)]に変えたところで、ワータイガーが揃って走りだした。


“僕/ベルーグ/細長眼鏡のマリー/お世話係 5名/ラバス”が迎え撃つ体勢になる。


人虎は、かなり速い。


そんな1匹の胸元に、飛行したラバスが、頭突きした。


こちらの“従魔(じゅうま)”はスピードもパワーも負けていないようだ。


ラバスによってバランスを崩した敵へと、リィバが【精霊加護】を用いた[矢]を()る。


【風の渦】を(まと)ったそれ(・・)は、ワータイガーの右腹(みぎばら)にヒットし、血飛沫(ちしぶき)を上げさせた。


そのモンスターは、「ギアッ!!」と痛がり、膝を着く。


こうした人虎の首を、ラバスが[サソリの尾]で刺した。


よって、【毒】に苦しみだす。


一方、別々のワータイガーに、ベルーグは〖パンチ〗で、マリーは〖キック〗で、弾かれ、転ばされてしまう。


お世話係達は回避できている。


反撃を(かわ)されてもいるけど。


それらの最中に、僕は[ムラクモ]に【神気(しんき)】を注ぎ終えた。


ここから、僕に迫っていた1匹の人虎へ、


閃光斬(せんこうざん)ッ!」


剣を右から左に払う。


そうして、〝最大幅15㎝×長さ4Mの三日月状〟といった【金色のビーム】が放たれる。


これは、僕の正面にいた敵はもとより、ベルーグとマリーを更に襲うとしていた二体の、両太腿(りょうふともも)を切断した。


[奥の壁]を貫通した【閃光斬】は、なおも進んでゆく。


他の魔物たちが驚きストップしたところを、全お世話係が果敢に攻める。


起立して、


「ありがとうございます。」


「おかげで助かりました。」


お辞儀したベルーグとマリーに、〝うん〟と頷いた僕は、


「ユーン達を加勢してあげて。」


そのように頼んだ。


すると、


「でしたら、陛下も赴かれてください。」

「ラバスと一緒に。」

「もがいているワータイガーらは、ボクとレオディン殿が魔法で殲滅しておきますので。」


笑顔で述べるリィバだった……。



人虎を【亜空間】に収納し終えて、次へと足を運ぶ。


AM11:30頃、ほぼ石で築かれた[邸宅]で僕らは昼食にする。


[ホットドッグ]と[ハンバーグサンド]だ。


ちなみに、ご飯などは、お城の料理人たちであったりに前もって用意してもらった。


これらは、今回の参加者に配給されている。


[帝都 一番隊]や“ドワーフ族の職人達”にも…。



再び西へ歩きつつ、新たな魔物とのバトルになった。


…………。


PM14:30に、ティータイムとする。


“妹のエルーザ”などの熱望で、おやつは[プリン]だ。



……、さまざまなモンスターと戦いながら進み続けたところ、PM16:00になろうかとしていた。


なので、当初の予定どおり[東の港]に戻る。


“魔術師のレオディン”による【テレポーテーション】で。



“ルイ・エスガー”などは、“サハギン(半魚人)”とかに勝利したらしい。


建物は五棟の解体が済んでいた。


それと、一本の樹木を伐採したとのことだ。


“先生の伯母 フィネルンさん”によれば〝リーシア姉上がたが攻略した塔の作業に時間を要した〟らしい。


だとしても、充分(じゅうぶん)だ。


地球の工事より(はや)いので。


[各チーム]も【テレポート】してきた…。


どこかで起きた【爆発】が“鬼人のディージー”と“兎の獣人 カトリーヌ”によるものだったことを知る。


〝リッチの罠を脱するため〟との理由なのでOKだ。


こうして僕らは[帝都]に帰還した。



僕たちは、[ハグーカ(しま)]で入手した“モンスターの亡骸(なきがら)”であったりを、売却した。


都内にある何件かの[冒険者ギルド]は潤いだしているため問題ない。


[武器と防具]は、“トラヴォグ侯爵”などが買い取ってくれた。



……、あれから、日本で言うところの大晦日(おおみそか)を迎えている。


来年は僕も皆も一層に発展していけることを心より願う―。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ