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神狼様は懐かない(はずだった)  作者: 絹ごし春雨


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13/16

第13話:妹猫獣人を飼う(今度こそ)

 フェンリルを姉に譲り渡したその日の午後。


妹は荒んだ心を癒やすため、再びネットの高級アンドロイドショップの画面を血眼でスクロールしていた。


「こうなったら、私だって負けない……! フェンリルがダメなら、今度こそ私だけの、最高に懐いてくれる可愛い相棒を見つけてやるんだから……!」


ポチポチと検索をかけ、一際目を引く美少年のアイコンに釘付けになる。


――超高性能猫獣人型ドール「黒猫(クロネコ)モデル」。


ツリ目、黒髪、気まぐれでマイペース、そしてメーカー保証の注意書きには「きわめて気高く、人間を下に見る傾向があります」の文字。


「……これだ。これならいける。猫ならツンデレの末にデレるはず……!」


震える指で新たなローンを叩き込み、妹は再び高額な配送ボックスの到着を待つことになったのだった。

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