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18.剛勇のテール2


俺が自己紹介を済ませた後、お嬢の提案で"かくれんぼ"という謎の遊びをすることになった。


初めて聞く遊びだったが、ルールは単純だった。

俺はとりあえずお嬢に見つからないように隠れたらいいらしい。


「じゃあ私が鬼をやるから、みんなは隠れてねー!」


そう言って数を数え始めたお嬢に、子どもたちが一斉に四方八方に駆け出した。


やっぱりガキだな!

こういうのは裏をかいて近場の方が見つからないというのが定石だ。


そう思い、ガキどもと違って大人な俺は、余裕綽々でお嬢の背後に位置する茂みに身を隠した。

あんな幼稚なガキどもと違って、俺は最後まで見つからねぇぞ!

お嬢が尊敬の眼差しで俺を見つめてくるのを想像して、茂みの中で人知れず俺はにやけていた。


しばらくして、「もーいーかーい!」というお嬢の声が聞こえた。

その声に、俺も「もーいーよー!」と決まり文句らしい言葉を返す。

同様にいたるところから子どもたちの声も聞こえてきた。


「よーし!探しにいくぞー!」


俺の背後からお嬢の元気な声が聞こえてきた。

相変わらず俺の顔はにやけ気味だ。


「どこか、な……」


俺のすぐ背後からお嬢の声が聞こえた。

しかし、大丈夫だ。

見つかるはずがない!

そう思っていた俺に、次の瞬間まさかの一言が降ってくる。


「……テールってもしかしておバカさんなの?」


なぜ!?


「なんでバレちまったんです!?」


思わず俺は勢いよく茂みから抜け出し、背後にいたお嬢を振り返った。


俺は早々に見つかってしまった上に、ちょーっと俺の頭が良くないことまでバレてしまったようだ。


「あぁ、やっぱりおバカさんなんだ。」


お嬢は俺に尊敬の眼差しどころか、呆れたような目を向けてそう言った。

俺はお嬢を甘く見ていた自分を反省した。

お嬢は剣や魔法だけでなく、気配を読むことにまで長けているのだ。


そう思って、流石です、お嬢!と俺が言うと、お嬢の眉間に寄っていた皺が増えた。

なぜか尚更俺は呆れられたようだ。

なぜですか、お嬢……


お嬢は落胆する俺を連れたまま子どもたちを探しに行く。

トントン拍子に見つかっていた子どもたちだが、最後の一人、エミリーだけが見つからない。


俺たちは捜索範囲を森へと広げ、生い茂る木々をかき分けてけもの道を進んでいく。

お嬢も、俺も、子どもたちも大声でエミリーに呼びかけながら探しているがエミリーから声が返ってくることもなく闇雲に森の中を探す。


「リゼット様、あちらの方から微かに声が聞こえます。」


そんな中、お嬢のお付きのあんちゃんがそんなことを言った。


声だと?


俺も耳を澄ませてみるが全く聞こえない。

俺はこれでも魔王軍大将の一角を担っているのだ。

戦闘技術だけではなく、五感も他の魔族どもより秀でている。

そんな俺でも聞こえない。


それなのにあんちゃんは、その声が助けを呼んでいるとまで言ってのけた。


「おい、ホントに聞こえるんだろうな?」


駆け出したお嬢に合わせて、俺も走ってはいるが、どうも信じきれない。

俺の問いかけに、あんちゃんはちらりとこちらを見たが、その口を開くことはなくすぐに前に向き直った。


「なるほど。お嬢にしか懐かねぇ犬になったってのは本当らしい。」


ふん、と俺は鼻で笑った。



そのまましばらく走っていると、ようやく俺の耳にもエミリーの声が聞こえてくるようになった。

異例の若さでお嬢の護衛を任されているあんちゃんの実力は確かなものらしい。


たどり着いた先は崖になっており、エミリーは崖の途中の岩場で泣きながら助けを呼んでいた。


これは今度こそお嬢にいいところを見せるチャンスでは!?


そう思った俺は、周りなど気にせず「俺に任せろ!」と名乗り出て、意気揚々と得意の土属性魔法を発動させる。


巨岩手ジャイアントロックハンド!」


その瞬間、大地が揺れ、エミリーの足場が大きな手の形へと変形する。

お嬢の驚いたような声が聞こえた。

お嬢が、俺の魔法を見て驚いてくれている。

それだけで、俺は喜びに震える。


「きゃーーーー!」


崖下からエミリーの大きな叫び声が聞こえ、ハッとして俺はエミリーを安心させるように「大丈夫だエミリー!今助けるぞ!」と声をかけた。



そうして、俺の発動した魔法により、エミリーを無事救出することができた。


「いやぁ、無事でよかった!」


俺は満足気にそう告げた。

今度こそお嬢にいいところを見せられたはずだ!

それに、エミリーも無事に救出することができた。


「ありがとう、テール!エミリーを助けてくれて。」


一人満足していた俺に、お嬢から感謝の言葉をいただいた。


ま、まさかこの俺が、一度ならず二度までもお嬢に感謝していただけるなんて……!

俺には勿体なさすぎる!

こんなに頻繁に極上の餌を与えられると、俺の心臓が持たない!


「そ、そ、そんな!お嬢に感謝されるような事では……!」


俺は相変わらず落ち着かない心を誤魔化しながら、何とかそう言葉を返した。


「でも、普通に飛んで助けてあげればよかったんじゃない?あのでっかい手、相当怖がってたよ。」


へ?


俺はお嬢が指差した先を確認する。

俺の魔法により、巨人の手の形になった大地の方を示しているようだ。


俺は、お嬢に言われた言葉を頭の中で復唱し、しばらく思考を巡らせた。


飛んで助けに行く?

確かに普段移動手段として日常的に使っている背中の羽を使えばエミリーがいた場所まで行くのは簡単だ。

そして、もちろんエミリー一人を抱きかかえて崖上まで戻ってくることも簡単だ。


あのでっかい手を、怖がっていた?

確かに俺が魔法を発動させた途端、エミリーが一際大きな悲鳴をあげた。


お嬢の言う通り、飛んで助けに行った方がすぐに安心させることができたんじゃないか?


「……確かにそうですね!全然思いつきませんでした!」


俺が素直にそう告げると、今日何度か見た心底呆れたような表情で、お嬢が「……そう。」と告げた。

それ以上は何も言われることはなかったが、もしかして俺はまたお嬢に呆れられてしまったのか!?

……いや、お嬢から感謝の言葉をいただけただけで俺は本望!




そして広場まで戻ってきた俺たちは、お嬢と子どもたちの別れを見守っている。


「本当にここで大丈夫なの?」


「大丈夫!みんな家も近くだし!」

「ナメんなよ!テールには勝てなくても俺はつえーんだ!」


今日一日、なるべく意識して聞かないようにしていたが、やはりお嬢にこれほど馴れ馴れしい話し方をするのは、たとえ子どもであっても腹立たしく感じてしまう。

自分で言うのも何だが、俺は普段細かいことを気にするような質ではない。

俺自身、子どもにすらナメられてしまうことも少なくないし、敬語で話さない部下だっている。

そんな奴らに本気で腹を立てたことはないのに、お嬢に対して無礼な態度を取っている子どもには腹が立ってしまう。

腹が立つどころか、黒くドロドロとした感情に支配されそうになる。


「そっか。じゃぁ本当にみんな気をつけて帰ってね!」


お嬢がそう言って、子どもたちに背を向けようとした瞬間、ジャンという男のガキがお嬢の手を乱暴に掴んだ。

その瞬間に、大人気なくイラッとしてしまった自分がいる。

お嬢に対して無礼だという思いよりも、お嬢に触れている子どもが羨ましいような、憎いような、そんな嫉妬に近い感情を抱いてしまった。

お付きのあんちゃんが動いていなければ、俺が動いていたことだろう。

まぁ、そんなあんちゃんもお嬢に止められてしまったが。


「お、お前、名前……リゼットって言うのか?」


その言葉に、カッと頭に血が上る。

お嬢をお前呼ばわりした上に、呼び捨てだと?

ふざけるな。八つ裂きにしてやる。


「リゼット様、子どもと言えど流石に——」

「うん!リゼットだよ。君は?」


またも、俺のどす黒い感情を表に出す前に、あんちゃんが口を開いた。

そんなあんちゃんの声を遮って言葉を紡いだお嬢の優しい声を聞いて、俺はハッと我に返る。


俺は、ガキ相手に、今、何を、考えていた……?


当のお嬢が許されているのだ。

落ち着け。

俺らしくもない。

お嬢の意向が全てだ。

お嬢が許していることを、俺が許さないなどあってはならないことだ。


俺は醜い感情を押し殺し、人知れず深呼吸を繰り返す。

しかし、


「お、お、俺!リゼットが好きだ!こんな気持ち初めてなんだ!大きくなったら俺と結婚してくれ!」

「あ!ジャン!ずるいぞ!お、俺も!俺も好きだ!」

「私も!私だってこんな気持ち初めてなの!」


流石に我慢の限界だ。

お嬢は、誰にも渡さねぇ。例え相手が子どもでもだ!


「お前ら、いい加減にしろ!」


先程深呼吸をしたお陰か、殺意を抱くほどの激昂は治ったが、それでもつい感情的に怒鳴りつけてしまった。


しかし、当の子どもたちはというと、俺を睨むように見上げ口々に不満の声をぶつけてきた。

本気で叱ってやろうと思ったその時、


「そう言ってテールがリゼットと結婚するつもりだろ!許さねーぞ!」


ガキどものうちの一人が放ったその言葉に、思わず恐れ多くもその光景を想像してしまい、一気に顔に熱が集まってしまった。


「だ、だだだだ誰が結婚だ!!!そそそんな恐れ多いことを簡単に言うな!」


こうなってしまってはもういつもの調子で子どもたちと言い争いを繰り広げてしまう。

落ち着け。とにかくこいつらの目に余る態度だけは改めさせる必要がある。

俺は自分の心を落ち着けるように、咳払いをすると、いいかお前ら!と子どもたちに向けて口を開いた。


「今日だけは多めに見ていたが、この方は現魔王マティス様のご息女のリゼット様だ!」


俺がそういうと、すぐにお嬢から不満の声が返ってきた。

視線を自分の胸元に向けると、俺を軽く睨むように見上げながら頬を膨らませたお嬢と目があった。


俺の言葉を聞いた子どもたちがどよめいているのをよそに、俺の心臓は早鐘のようにバクバクと脈打ち始めた。


お、俺の腕の中にお嬢が……!?

俺はいつの間にこの尊い方を抱き上げてしまったんだ!?

俺なんかが抱き上げるどころか触れることすら恐れ多いはずのお嬢を……!?


「テール!下ろして。」

「はっ!申し訳ございません!お嬢を抱き上げるなど大変な無礼を……!」


俺が自問自答を繰り返している間に、まさにそのことを指摘され、俺は慌ててお嬢を解放した。


「こいつらに偉そうに言っておきながら俺はなんてことを……」


そう言いつつも、たった今まで胸にあった温もりを名残惜しく感じてしまう。


以前お会いした時のお嬢は、それはもう尊く美しく愛おしく、だがそれでもどこか崇高過ぎるが故に、気安く近付き難く高嶺の花のように感じていた。

しかし今日お会いしたお嬢はこの上なく愛おしく感じるのには変わりないが、柔らかな雰囲気を醸し出されているためか、近付き難いどころか無意識に引き寄せられてしまうような不思議な感覚に襲われる。


俺が少ない脳みそをフル回転させながら、自分の信じられないくらい軽率な行動について考えている間に、どうやらお嬢と子どもたちとの別れの挨拶が終わったらしい。






そうして騒がしい子どもたちと別れ、俺とお嬢、お付きのあんちゃんの3人で魔王城への帰路につく。


俺の頭の中を占めるのは、目の前をひょこひょこと可愛らしく歩いているお嬢だ。


俺はじっくりと考えた結果、今のお嬢には強い熱望を感じるのと同時に、その優しい雰囲気から側にいるだけで癒されるような、毒気を抜かれるような…なんとも形容し難いが、俺の全てを許してくれるかのようなそんな気さえしてしまうほど、お嬢の纏う空気が柔らかい。

だから俺も軽率な行動を取ってしまったし、今日初めてお嬢に会った子どもたちも、あのような態度をとってしまったのではないかという結論に至った。


以前のお嬢は、もっと鋭く研ぎ澄まされたような雰囲気を纏っており、『この方に嫌われたくない』という思いが強く、お嬢の前で粗相は許されないと本能的に感じていた。


そうだ。

今のお嬢は、俺たちを見る目がすごく優しい。


まるで……


「しっかし、お嬢。以前お会いした時とはまるで別人のようでびっくりしました。」


別人のようだ、と感じるほどに。


「え?会ったことあったっけ?」


俺の言葉に、お嬢は的外れな返事をした。

そうだ。

俺としたことが、あの時のお嬢は今よりもっと幼く、覚えているわけがない。

万が一あの時のことを覚えていたとしても、俺はただあの場に居合わせていただけで、直接お嬢と関わったわけではない。

恐らくあの時のお嬢は、俺の姿を視界にすら入れていないだろう。


そう思うと、心がズキンと痛んだ気がした。


「ハハ、そうですよね。あの時のお嬢は今よりもっと小さかったですし、覚えてなくても無理はないですね。」


俺は心の痛みを隠すかのように口早に述べた。


「当時のお嬢もそれはもう尊く麗しかったですが、今のお嬢は眩しいくらい綺麗で、愛らしい。」


俺は、感じていたことをそのまま口にした。

こんな魔族らしからぬ言葉を俺の口から発したのは初めてだ。


俺の言葉を聞いたお嬢は、俺から視線を背け「そ、そう……?」とどこか気まずそうに返事を返した。


「そ、そんなことより!テールと初めて会った時っていつのことなの?」


お嬢のその言葉に、俺は当時のことを思い浮かべる。


「あれは確か、お嬢が2才か3才の時で……」


大広間に大将全員を含めた重役と第一魔王軍の一部が集められていた。

俺たちよりも数段上に位置する豪華な玉座には、魔王様が座していた。

そして、玉座の真正面で俺たちに囲まれるように、そこにいたのは……


俺は意味深にあんちゃんに視線を向ける。


「そいつの————」


言葉を続けようとした俺を明らかに遮るように、あんちゃんが「リゼット様、先を急ぎましょう。」と言いながらお嬢を抱き上げた。


おっと、どうやらこいつは俺に話の続きを話してほしくないらしい。


そんなあんちゃんの行動に、お嬢は驚いているようだ。


「ハッ!なんだ、思い出して欲しくないのか?あんちゃんよぉ」


俺は、軽く挑発するようにそう言った。


するとどうだ?

あの頃は、まるで死人のような目をしていたあんちゃんが、明らかな怒りの感情を込めた鋭い目つきで俺を睨んできたではないか。


これは面白い。

かつてフラムの奴が、感情のない殺戮兵器のようだと心配していた奴だとは思えない。


俺は自分でも意地が悪いとわかるくらい、意地悪な笑みを浮かべた。


「そうだよな、あの時のあんちゃんはお嬢にすら——」

「それ以上その口を開くなら容赦なく殺す。」


またしても俺の言葉を遮って口を開いたあんちゃんが、腰に差していた剣を抜いて俺に向けてきた。

俺を睨むその瞳はギラギラと光っており、死人の目とは程遠い。


「おぉ、こえぇ。」


俺はヘラヘラと笑いながら両手を上げて見せた。

あんちゃんの目は明らかな殺意を含んでおり、本気で俺を殺す気だ。

その剣先が後少しでも動くようなら、俺も背中の大斧に手を伸ばすつもりだ。

本気で殺り合うなら、負ける気はしねぇ。


「アル!何してるの!」


あんちゃんに抱きかかえられたお嬢が、困惑しながらも強い口調でそう言った。

それでも微動だにしなかったあんちゃんだったが、二度目のお嬢からの呼びかけを受け、眉間に深い皺を刻みながらも俺に向けていた剣を鞘に収めた。


その様子に、俺はまたニヤリと笑う。


「ついこの間まで死人のような目してたのが嘘みてぇだな?あんちゃん。」


俺があんちゃんにそう吐き捨てるように言うと、お嬢を抱き締めるあんちゃんの手がピクリと揺れた。

それに気付いた俺は、堪らず声を上げて笑ってしまう。


あぁ、面白いものを見た。


あれからたった5年程度しか経っていないというのに、これだけ人は変わるのか。

なら、お嬢に関しても以前と別人のようだと言うのにも納得がいく。


あの死人ですら、お嬢にはあれほど執着するか。


ちらりとあんちゃんの方を振り返ると、あんちゃんが腕の中にいるお嬢を宝物を愛でるかのように優しく見つめていた。

当のお嬢は考え事をしているようで、そんなあんちゃんの視線は気にも留めていないようだが。


しかし、すぐに俺の視線に気付いたあんちゃんは俺へ視線を向け、鋭い目つきでこちらを睨んできた。


はいはいもう見ませんよ、と心の中で言いながら俺は前を向き直す。


魔族にとって、特性の有無と特性の効果を知られるのは致命的なことだ。

だから基本的に魔族の特性の情報がそう易々と知れ渡ることはないが、お嬢の特性は知らない奴がいないんじゃないかと思うほど有名だ。

全員が全員、お嬢を前にすると想像を絶するほどの感情と欲望の高ぶりを感じるため、お嬢がお生まれになると同時に瞬く間に噂が広まった。

感情のない死人のようなあんちゃんでも、その効果は絶大ってわけかね。


面白い。が、面白くない。

全く、羨ましい限りだ。

お嬢の護衛と言うだけで、常にあのお嬢の側にいることが許され、お嬢からもあれほど信頼されている。


お前は俺を殺したいようだったが、俺も、お前を殺してぇよ。


そんなことを考えてしまった自分にも、俺は笑っちまった。


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