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第17.5話 その裏で、
(???視点)
「予定時間にはそちらにつけそうです。そのつもりで準備をお願いします」
通話を切る。
「あちらはどんな様子でしたか?」
運転手の問いかけに、ありのまま答える。
「かなり順調のようだね。スケジュール的なことはもちろん、「例の企画」も手応えがあるようだ」
「おー。流石ですね」
長年の付き合い故、お世辞ではないだろう賛辞に冷静に返す。
「・・いや、正直予想以上だよ。話題作りのためにあわよくば人気著名人を、と思っていたらプラスアルファだったのだから」
「それは・・・「血は譲れない」と申せばよろしいでしょうか?」
互いに多くを知った上での言葉。
還暦を過ぎても運転手として仕えてくれている「部下」に、素直な気持ちを告げる。
「あの子は、時に私でもびっくりさせられるくらい聡い。・・ただ、今回のこれは「彼」の影響が大きいと思っている」
「・・楽しそうですな」
全く、否定しない。
「・・会場までもうすぐです。安全運転でお願いします」
「かしこまりました。「社長」」
ー裏でこのようなやりとりが行われているなど、「彼」が知る由もないー




