表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光の勇者ソロモン 〜光を知り尽くした異端の冒険者〜  作者: カルロス
吸血鬼

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

101/126

97.闘技場

読んでいただきありがとうございます!


『光の勇者ソロモン』毎日更新中です。


高評価、低評価、感想、酷評まで何でも歓迎しております(笑)


読者の皆さまの反応が作者の活力になります。


少しでも面白いと思っていただけたら、お気軽に感想など残していただけると嬉しいです!

 グランは椅子へ腰掛けたまま微笑んでいた。


「待っていましたよ」


 執事も静かに頭を下げる。


 俺は二人を見る。


 そして。


 光を放った。


 轟音。


 部屋全体が白く染まる。


 ヴェルナが呆れた。


「お前な……」


「話聞く気ねぇのかよ」


「情報は後でも聞ける」


 俺は答える。


「死体からでもな」


 光が消える。


 そして。


 俺は目を細めた。


 グランは座ったままだった。


 執事も立ったままだった。


 無傷。


 服すら焦げていない。


「なるほど」


 グランが微笑む。


「噂通りですね」


 執事も静かに続ける。


「大変ご挨拶がお上手で」


 俺は二人を見た。


 光は確かに命中した。


 だが効いていない。


 ヴェルナを見る。


 ヴェルナも気付いたらしい。


「……おい」


「ああ」


 俺は頷く。


 ヴェルナと同じ。


 あるいは近い。


 光への耐性。


 特殊な体質。


 可能性として記録しておく。


 グランは微笑む。


「今度は会話して頂けますか?」


「気が向いた」


 俺は答えた。


 グランは満足そうに頷く。


「では改めて」


「ノクタリアへようこそ」


 世間話が始まった。


 街はどうだったか。


 歓迎は受けたか。


 闘技場は見たか。


 宿は決まったか。


 意味のない話ばかりだった。


 だが。


 グランは楽しそうだった。


 そして。


 しばらくして。


 俺は口を開く。


「ミハイルはどこだ」


 空気が変わる。


 グランは笑みを崩さない。


「元気ですよ」


「生きている」


「それは知っている」


 俺は続ける。


「どこにいる」


 グランは椅子へ深く腰掛けた。


「闘技場です」


 沈黙。


 ヴェルナの目付きが変わる。


「……あ?」


 グランは気にしない。


「正確には景品ですね」


「次の興行で使う予定です」


 エドが顔を顰めた。


「趣味が悪いな」


「商売ですよ」


 グランは笑う。


「この街は娯楽が好きですから」


 俺は聞く。


「どうすれば返す」


 グランは満足そうだった。


 最初からその言葉を待っていたのだろう。


「簡単です」


「闘技場へ参加してください」


 ヴェルナが鼻で笑う。


「断ったら?」


「その場合は残念ですね」


 グランは肩を竦めた。


「景品として扱われます」


 沈黙。


 俺は考える。


 約束を守る保証はない。


 罠である可能性も高い。


 だが。


 他に手掛かりもない。


「なるほど」


 グランが微笑む。


「参加して頂けますか?」


 俺は立ち上がった。


「いいだろう」


 ヴェルナがため息を吐く。


「まぁそうなるよな」


 こうして。


 ミハイルを取り戻すため。


 俺達はノクタリア闘技場へ参加することになった。

面白い、続きが気になると思っていただけたら、

評価・ブックマーク・いいねなど頂けると嬉しいです!


あなたのワンクリックが作者のモチベーションにつながります。


評価はこの下の星マークをクリック(タップ)するだけ!

星一つからでも大歓迎です!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ