呪 文
水面に 映し出された ワラ人形が 妬ましさ の念 で 駆られ
大木に 釘で 打ち付けられた 姿へ 変わる。
釘を 打ち付けている姿 は わたし 自 身 だ。
何かに 憑りつかれ 、正気を うしない 、狂ったように 何度・・・も 。
『 ・・・うらやまし い 』 っ”。
~ ~ ~
い
あの二人が ウラヤマシ イ
わたし・・・・も
好きな人と しあわせに ・・・なりた い
い
っ
。
妬ましいと 書かれてある 紙を 貼られたワラ人形に
金づちで 不気味に 釘を 打つ。 白い 着物を 装った 姿の 自分 自身 は
頭には 何本か の 蝋燭を 巻き 、鬼の様な血相で ワラ人形を 睨みつけてい る。
真夜中の 地底 湖の 真実の鏡 が 映し出したの・・・は
妬ましい 念から すっかり 、自分を 見失ってしまった 、仮の 姿 。
は・・・っ ! と 我に 返る と
どこからともなく ワオキツネザルの ノノ が やってきた。
「 嵐の・・・中 おまえ 無事だった のね 」
ノノに じ・・・っと みつめられていると
なぜか 急に 眠気が 襲ってき た。
ここは 大遺跡 の中のはずなの・・・に
不思議なことに 夢の中まで が 大遺跡に 居て
ひとつだけ 変わっているのは ノノが 喋り始めた 事。
【 Kylie これは 夢だよ
いまから 言うことを 聴いて ね ? 】
「 どうし・・・て わたしの名前を 知っている の ? 」
【 それは 知ってる よ 、 僕は 真実の鏡を持つ この大遺跡の主で
君たち 人間とは 夢の中 だけで 話が できるん だ 】
・・・さらに ノノ が 喋り 続 け る。
【 君は アメリカと 日本の 血を引く ハーフと呼ばれる 人間 】
そ、う ・・・わたしは アメリカ人の母と 日本人の父を 持つ ハーフ 。
それだけに 幼いころは みんなから イジメられて 来た。
【 外は 君の言う通り 大嵐・・・だ
だから 湖に 向かって 嫉妬 で 群がる は ゾンビの群れ
妬む 者【ねん】 は ワラ人形 の 姿 と 言っ て
目が覚めたら 僕を 抱っこして
付いて来て 道 案内するか ら 】
嫉妬 で 群がる は ゾンビの群れ ?
妬む 者【ねん】 は ワラ人形 の 姿・・ ・
めを 覚ますと 地底 湖に 向かって 早速 唱えてみ た。
『 嫉妬 で 群がる は ゾンビの群 れ
妬む 者【ねん】 は ワラ人形 の 姿 』
地底 湖が ノノを 抱っこした わたしを 映す。
わたしは 水面に 映し出された 姿 と同じように ノノを 抱っこしてみる。
「 ?!; 」
さっきまでは 穏やかだった 地底 湖が 渦を 巻き始め
渦の中から 道を あらわした。
ノノが わたしから 降りて とことこと 歩き出す。




