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嫉 妬  作者: 音
20/24

ゾンビ と ワラ人形


光が 眩しい 満月の夜 、洞窟で わたしは 焚き火を たいていた。



炎が メラメラと 燃えてゆき  数分 後 、わたしの後ろには

通路が 出来 始め 、 黒い 影が 姿を 現 す。



大きな 人型の影が 洞窟 全体を 覆っていく。






月のあかり は  嘘のように きえ

さっきまで 晴れていた はずの空が  突 然


強く 太鼓を 打ち付けた かのような 音へと 変わり

穏やかだった 海は ものすごく 荒れ  、、 、


洞窟まで 波が 押し寄せて くる。




大自然の怒りと ひきかえに わたしの うしろの洞窟の壁には

地下の様な 階段が みえ てい た。




片手には 島に 来た時に 貰った 、松明セット を

前に かざし 階段を 降りていく。



人工 で 造られた 石の 階 段 。



歩く 度に うしろは  暗く 遠く かんじる。

風は うなりごえで 不気味に 響く。


そこには  夢で 観覚え ・・・の あった光景 が 広がっていた。






迷路のような 遺跡が 分かれ道の方角を 悩ませる。


右に 行こうかし ら ?


左へ 行こうかし・・・ら



しか し

どこを 観 渡して も  パンフレットに 書かれてあった 、肝心な


鏡らしきものは  みあたらない。



まずは 右・・・へ

壁画を みつけ た。




大きな 水たまりと

お化けのよう・・・な  絵が 描かれている。



な・・・? に  を 示しているのだろ う 。。 。




つぎは  左へ


その次は  右かし ら




何度か 左と 右を 行き来 していると  まっすぐな 道が ひらけ た。 






ここで 行き止ま。。。り ?  と 想って いた・・・ら


大きな 地底 湖 ?  が 顔を  現 し た。




曇り 一つと ない 、澄んだ 地底 湖 が 逆に

わたしを 覗いているようで こわかった。


いまさっき 壁画に 書かれてあった 水たまりは

おそらく この事だろ・・・う 。


それなら

お化けの 絵には どんな 意味があるの か 。








腕 時計の針が 0:00 を 指し始めた ころ


その謎は 解かれた。



いままで 自分 以外は  何も 映し出さなかった はずの 地底 湖が

別のひとかげ  らしきものを 映し だす。



ひょっとし・・・て ?


これが 真実の鏡の 正体な の ?? ?



地底 湖は 女性のサポート スタッフと シェフ を 映してい る。




『 !! ! 金を くれ


好きな 女性【ひと】 と しあわせになりたいか ら  』






朱くて 海老が 使われている 美味しそうな料理だが どこ か

違和感を 覚えた。   



シェフが 料理に 何・・・? かを入れて いる。






「 そ・・・れ を  だれに  !! ! 食べさせる という の  」?;



その疑問が こえに なる。







「 やっぱり やめましょ ! こんな 事  」





『 Ines【イネス】  これは  !! ! チャンスなん だ


ワタシ たち 二人が 幸せに なるため の   』






真実の鏡である 地底 湖は 不思議なことに 姿、 形だけではなく

映し出された 者の 声 も  きかせ た。




料理を  ひとくち へと 運んでいく 、 、、

瞬時に 動作は 停まり


めだけは みひらいて  それは ゼンマイの切れた オモチャのように 



ピクリとも しなくなる。



ちからのぬけた 身体が さっきまで 座っていた 椅子から

音と 同時に 離された 、人形のように 倒れ 込んだ 。



くちもとは 料理の色と 近い 、赤で  汚れてい る。 






[ わた・・・し  !?;殺される   の ]



再び  叫びが 声となって 出る。





地底 湖は 女性のサポート スタッフと シェフの姿を

急に ゾンビの様な 姿に 映し 変え


わたしに 二人のこえを 聴かせ  続 ける。






『  ”お金持ちである あなたが うらやまし・・・い”  』



「 ワタシたち 二人のために 死んでく れ  」




「 私は あなたを 好きには なれない 」



『 作った 料理を 絶対に


たべないと ゆるさな 。。。い  』





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・



泉のように 湧き上がる 自分【わたし】 への  嫉 妬 。



シェフ が 料理を 伝って 責めて来る  本 音 。 






ゾンビと 化した 二人の 姿が  いま、にも

地底 湖から  出てきそう だ。



なにか を 欲しそう・・・に

何か・・・を 求め 、むさぼり 喰らおうと こっちを じ・・・っと 


覗き込み 声を  上 げ 続け 、 無表情に 迫り 来る。






隣の芝生は 青いと 古から  云ったも の。

わたし 旅行は できるけど  けして お金持ちじゃないの・・・よ



貯めるに 貯めて 島にも 観光に 来れたのだ し




それ・・・に

傷心旅行なの よ・・・?




だから これで 。。 。もし

女性のサポート スタッフと シェフが 結ばれるのな ら



逆に 失恋したばかりの わたしには 二人が

うらやましい ・・・わ



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。






女性のサポート スタッフ と シェフ が  なぜ か

わたしには 親密な 関係に 想え 、表情【こころ】は


自然に 哀しくなっ た。 




わたしを 殺した あとの シェフと 女性のサポート スタッフ が

片手を つなぎ 合い 、二人で コテージから 走り去ってい く。



もう片方のシェフの 片手には わたしから 奪った お金を 手にし て 。





二人が ゾンビとして 地底 湖に 映し出される前の情景が

脳裏に 焼きついてい た。 


どうしても 離れなくなった 、 映 像【きおく】 が ・・・つら い 。




わたしを 殺して 逃げて も  いつかは  捕まるは ず  

二人のしあわせには  終わりを 迎える日が 来るとは 解っていても


肩を 寄せ、共に 逃げる姿が 眩しく  妬まし い 。

 





地底 湖は 水面に 今度は

わたしを ワラ人形の様な 姿として 映し始め た。



腕 時計の針が 2:00 を 指しているから ???

丑の刻参りでも やれ とでも 言う の ?





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